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声優が演じる「セリフ」の種類、録り方にまつわる用語

声優の現場は行ってみるとかなり専門用語が飛び交っているものです。

ですが、養成所や専門学校でこういった声優の専門用語についてはなかなかしっかりと教えてもらえないもので

現場に入った時に混乱することもあります。

ディレクターさんによっては、収録自体をスムーズに進めるために言葉少なだったり、

ものすごい早口でディレクションを出す人もいますので

専門用語を知らないとテンパることもいっぱいあるんですね。

ゆめもん

(私もよくディレクションを聞き逃して隣の方に聞いたりしちゃう…笑)

ということで今回は声優の特に「セリフ」にまつわる専門用語について解説してみたいと思います。

パク

口パクのことを「パク」ということがあります。

口パクというのは喋っている時に動いている口のことです。

ディレクションでは「パクが合ってないのでもう一度お願いします」みたいな感じで言われることが多いです。

ただ、アニメの現場、吹き替えの現場で少し感覚が違います。

例えばアニメの場合は「ブレス」と呼ばれる息を吸うタイミングは考慮されていないこともあります。

アニメ収録はまだ画が出来上がっていなくて、現場によっては棒人間のように描かれているキャラクターに声を当てることもあるんですね。

そういう時は単純にパク、というのは尺的な意味になります。

対して吹き替えの場合はすでに画が出来上がっていて、

声を当てるのも生身の人間なわけですから「ブレス」も、画の中の生身の人間に合わせればいいわけです。

これは感覚的に掴んでいくものかなぁと思います。

声優は台本に何を書き込んでいるのか

オン・オフ

セリフには

  • ONゼリフ
  • OFFゼリフ

があります。

これは画面に口元が映っているかどうか、という違いで、

キャラクターや役の口元が画面上に映っている場合はON、口元が映っていない場合はOFFという分け方になっています。

OFFにはいろいろあって、画面にそもそもキャラクターや役が映っていないこともありますし

カメラに対して背中を向けていて口元が映っていないということもあります。

背中を向けている場合は台本のセリフの頭に「(背)」という表記が書いてあったりします。

口元が映っていないぶんアドリブも入れやすいのでオフゼリフが好き、という役者さんは多いです。

声優が収録で気をつけるべき「ペーパーノイズ」、直し方は?

(べつ)

別、というのは「別録り(べつどり)」を指し、

収録本番の一本目を本線(ほんせん)という言い方をする時がありますが、本線では収録しない、という意味です。

他の人とセリフがかぶってしまったりしていてそういったセリフはあとで音声処理をするのが大変になってしまうので

別録りをするんですね。

別録りの線を「別線(べっせん)」と言ったりもします。

声優のマイクワークの内容とその大変さ

こぼし

決められた尺に対してセリフを少し長めに喋ることを「こぼし」と言います。

ディレクションでは「少しこぼしておいてください」といったような言い方をされることがあります。

セリフの尺はアニメでは「ボールド」と言って「どのキャラクターが今喋っているのか」というのが吹き出しのような形で出てきます。

ボールドの表示が終わってからちょっとだけ後にセリフを言い終わるようにしゃべるのがこぼし、ですね。

声優の仕事内容はどんな感じ?【アニメ編】

巻く

こぼしの反対で、セリフを決められた尺より少し早く喋ることを「巻く」と言います。

ディレクションでは「このセリフ、巻きでお願いします」なんて言い方をされます。

ちなみに「巻きすぎだから直してほしい、」という意味だと「早上がりしちゃってます〜」って言われたりします。

アフレコ現場でヒヤッとする瞬間

すべる

セリフがきちんと言えずにごにょごにょっとなってしまうことをすべる、と言います。

ディレクションでは「この箇所すべってたんでもう一度お願いします」というような言い方をされます。

他にも「よれてる、よれった」と言われることもあります。

よれる、という言葉が「ねじれからまる」「よじれる」という意味だからこういう言い方になったんじゃないかなぁ。

なんか感覚的な表現ですねこれは笑

声優が初めてアフレコに行く時に気をつけなくてはいけないこと

専門用語は知っておいた方がいい

今回はセリフにまつわる専門用語についてお話ししてみました。

専門用語は現場で聞いて知らないとかなり慌てるものなので

レッスンなんかで出てきた時に知らない言葉があったらその場で質問するなり調べておくことをおすすめします。

声優の収録に関する専門用語

読んでくれてありがとうございました!

ではっ