じゃーん!
100円ショップのグッズを使って宅録用の簡易防音環境を作ってみました。
宅録もっとちゃんとやっていきたいゾ〜〜って思って簡易的にではありますが、防音環境作りました。
最近はコロナの影響もあって特に、
- 宅録やりたい
- 歌ってみた録りたい
- 配信したい
みたいな需要が多くなってると思います。
そういう方達にぜひ参考になればと思い、作り方とか材料とかを細かく紹介していきたいと思います〜!
ちなみにかかったお金は3598円!やったぜ!
実は前々からだんぼっちとか気になってたんですけど、正直値段高いし、なによりこれを家に置くにはデカすぎる。そして美しくない。それがずっと悩みでした。
(これに遮音シートなどを後付けして使われている声優の方もいらっしゃいます)
あとは声優のお友達が使ってるのはこういうの。
でもやっぱり防音環境ないままに自宅で録音するとホワイトノイズと呼ばれる環境音がずっと後ろでサーッって言ってるし
それをなくそうとしてボリューム調整して録ると今度は音が歪んだりとか別の問題が出てくる…
そこで、いろいろ考えて、「組み立て式で使わない時はしまっておける」ということを大前提にして
家に簡易防音環境を作ることにしました!
今回買ったもの
100円ショップ ダイソーの組み立てラックシリーズ
ダイソーで売ってます。
パネル1個110円(税込み)と連結ジョイントが4個で110円(税込み)。
こちらを
- パネル×7個
- ジョイント4個×3パック
総額1100円
吸音材
スタジオでよく見るやつですね〜
ピラミッド型のがAmazonで12枚入り2498円で売ってました。(私が買った時の値段)
- ダイソー 組み立てラックシリーズ パネル×7個 770円
- ダイソー 組み立てラックシリーズ 連結ジョイント4個×3パック 330円
- Amazon 吸音材 2498円
合計 3598円!
簡易防音環境の作り方
組み立てラックを机の上で組み立てていきます。
ラックとして使うわけではなく、今回は簡易防音環境を作るための骨組みとして働いてもらいます。
そして両面テープを使って吸音材を中に貼る!!
ゲーミングチェアと並んでさらにごつい部屋になってしまいました笑
今回吸音材を少し隙間開けて貼っているのはあとでバラして片付ける時のことを考えてです。
もちろん吸音材は中にビッシリ貼った方がその分、反響がなくなって良いと思います。
ただ両面テープで貼っちゃうとあとで片付ける時に面倒だな〜と思ったので、こんな感じで隙間あけて貼っておいて、
隙間の部分に余った吸音材を宅録の時だけ詰め込む感じでやって行こうかなと思いました。
何度も言うけど片付けられることが大事!!!
普段は普通にPC作業したり化粧したりする机なのでね笑
お家が狭いのです…ウッウッ
これだけだとまだ隙間ががっつり空いていて意味がないので、この上から毛布をかけて完成です。
毛布はガチガチにいつも使ってる家の毛布ですw
寝具として使ってるレベルの大きさの毛布であれば全然覆ってしまえるし、このラックでも支えられる重さだと思うので、みなさんが作る時も自分のいつも使ってる毛布で大丈夫だと思います。
マイクの後ろ側だけは音が跳ね返ってくるので吸音材ビッシリついてた方が良いらしいという情報をみたので奥だけしっかり敷き詰めました。
パソコンとオーディオインターフェースは外に配置します。
ちなみにインターフェースはプロの音楽家さんにおすすめ頂いたものです。小さくて使いやすい。割とお値段的にも買いやすい。
使っているソフトはStudio Oneというもので、インターフェース買ったら無料DLがついてました。
別途購入することもできますが、インターフェースとの相性はあるみたいなのでお使いのインターフェースをチェックしてみてください。
あとモニター用のヘッドホンはこちらがおすすめ。
スタジオによく置いてあるやつ。
音を楽しむためのものではなく、モニター用です。悪いところもはっきり聴こえちゃうヘッドホン笑
また配置ですが、パソコン、オーディオインターフェースは排気の音とかで結構音拾っちゃうので、できればマイクとは離しておいた方がいいそうです。
一応スタンドライトも中に入れてみて、原稿を明るい環境で見られるようにしてみたんですが
いざ何度か収録して試してみたら、スタンドライトから「ジ〜」と音が鳴っているのに気付きましたw
これは本番環境では使えないな…
試しにこの環境録ってみたけど全然違いました…!
本当にこれだけだけど音のクリアさと重さが変わる…!
ちなみに「外への音漏れはどうですか?」という質問もいただいたのですが、毛布を手前に持ってきて自分も被っちゃう感じで収録すれば多少軽減されます。
夏場死にますけどwww
(でも自分も毛布を被って収録する感じだと部屋の反響も拾わなくなるので音質はさらによくなります!)
叫びのセリフとかのレベルになってくると、やっぱりちょっとこれだけだと厳しい感じはしますね。おまわりさん来ちゃう。
今はコロナの影響で家でビデオ通話する人も多いと思うので、外への音漏れという観点からの防音もまた調べて紹介できたらなと思ってます。
最近は新型コロナウイルスの影響もあってか、オフィスでもZoomミーティングが増えたみたいで、こんなのも売ってました。
簡易防音としてはいいのかなぁ。大きさも結構あるみたいですね。
作るのが面倒、という人はこれでもいいかも。
あとマイクはコンデンサーマイクではなくダイナミックマイクを使用しています。
コンデンサーの方が声優〜!って感じするし、実際繊細な音も録れるんだけど、扱いが難しいのと防音環境が整ってないとかなりノイズ拾ってしまうという難点があるそうで、これはミキサーさんにおすすめいただいたものです。
ちなみにこの後、この環境に毛布をもう少し追加して、吸音材もびっちり詰めて、コンデンサーマイクも使うようになりました〜〜!!!
防音がそれなりにできるのであればやっぱりダイナミックよりコンデンサーの方が良かった…!音が全然違う…
ちなみにスタジオ現場でよく見る定番マイクはNeumann(ノイマン)というブランドが多いです。
完全防音とまではいきませんが、
こちらの環境で特に問題なくお仕事たくさん納品させていただいております!
防音環境作りたいけど、
- 高いものはちょっとなぁ…
- 部屋狭いしなぁ
という方は、ぜひ試してみてください〜〜!
他のものでも代用可能
ちなみに今回紹介した組み立てラックですが、カラーボックスとかでも代用できると思います。
普通に家で収納のために私も使ってますけど、これの中に吸音材貼り付けてやる感じ。
大きさが変えられないので、どうしても小型のマイクとかスマホにつないで使うマイクとかじゃないと難しいかとは思うけど
これで中に吸音材貼ればかなり音違ってくるんじゃないかな…!
問題は収録する時に自分の姿勢が悪くなりそうってとこですかね笑
ただ「ダイソー近くにないけど試してみたいぜ!」って方はこちらでもいいかと。
普通に声優やナレーターでも家で毛布をそのまま被って宅録してる方もいるくらい、防音環境ってアイデア次第で割とある一定のレベルはクリアできるんじゃないかなと思います。
ぜひぜひこれから宅録頑張りたい方は試してみてください。
あと、宅録を頑張る人、特にナレーション系が多い人におすすめしたい本がこちら。
自宅で録音、整音する時にどういうことに気をつけてノイズ除去すればいいか、とかかなり細かく載ってます。業界の諸先輩方も推してた一冊。スキルアップにぜひ!
今回ご紹介した内容ですが、YouTubeで動画にしたものを上げています!
実際に録音してみて防音環境ありとなしだとどれくらい音が違うのかも紹介しています!
よかったら見てみてください〜
ここから宅録防音いろいろ試したくなって新製品を買ってみました!
こちらはマイクにすっぽり被せるリフレクションフィルターです。
こちらのレビューはまた別の記事でしっかり書いておりますので、よかったらそちらもぜひチェックしてください〜〜〜
→宅録時のノイズ低減にAlctron PF8を使ってみたレビュー[動画あり]
真似してくれる人が増えています!
こちらの記事を読んでいただいた方から、SNSなどで「真似して作ってみましたー!」というお声をいただくことが増えました!
めちゃくちゃ嬉しい!ありがとうございます!!!!
声優・ナレーターとしてご活躍中の七野うみ(ななつの うみ)さんは、なんとこちらを真似して作ってくださった上に、めちゃくちゃ丁寧なnoteまで書いてくださっています!!
素敵なnote!!!
そして工作が私より上手い…笑
すでにこちらの環境でお仕事納品していらっしゃって、ボイスサンプルも公開されていらっしゃり、大変参考になります!!!
ぜひ読んでみてください〜〜!
さらにさらに!
私の運営している夢波サロンのサロンメンバーさんが、お引っ越しをされたことをきっかけにウォークインクローゼット内にこの簡易防音環境を作ってくれて、しかも詳細をサロンのnoteにまとめてくださいました…!
こちらはお引っ越しをされる際に物件選びで気をつけたポイントなどもまとめてくださってるので、これからお引っ越しを考えてる方にも参考になるはず!超良記事!
こうして宅録の輪が広がっていく感じ、本当に嬉しいです。
昔は声の仕事は0か100か、みたいな、「色々なものを諦めて、全てを賭けないとできない」みたいな印象がありましたが、
宅録のおかげで本当に色々な働き方ができるようになったなぁと、とても嬉しく思っています。
そして声のお仕事をやってみたい、という方にこういう方法もあるのだということが更に広まったら嬉しいな〜〜と思います!
また、宅録初心者の方向けに、ノイズが乗りにくくなる録り方みたいなのもまとめてありますのでそちらも参考にしてもらえたら嬉しいです〜〜
→宅録の音質向上には録音環境が大事!ノイズが乗りにくくなるようにやってること
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!