声優のアフレコ現場はお仕事場であるとともに、
新人声優にとってはオーディション会場とも言える場所です。
アフレコ現場はお仕事をする現場だけれど
そこで良いパフォーマンスをすることができて人の記憶に残ること
実際、
よくよくスタッフキャスト欄を研究してみると、「
だからアフレコ現場はオーディション会場とも言える、
今回はアフレコ現場でひやっとする瞬間についてお話してみたいと思います。
現場に遅刻しそうな時
当たり前ですが、アフレコ現場は時間にものすごくシビアです。
一人遅れるだけで収録を始めることができず、
なので電車の遅延なんかも見越してみなさんものすごく余裕をもっ
天気が悪い日は特に。
雨とかはだいたい電車が遅延しますしね。
新人声優の場合はアフレコが始まる1時間前には現場の最寄り駅に
ちょっとカフェでゆっくりしてアフレコスタート時間の30分くらい前にスタジオ入り、みたいな。
でもどうしても遅刻してしまいそうな時ってありますよね。
電車の人身事故だとか、
そういう時はやむを得ない理由だとわかっていてもやっぱりヒヤヒ
自分のせいでたくさんの方をお待たせしてしまうことになったら…
携帯電話が鳴った時
アニメでも吹き替えでも、どのアフレコ現場でも、
携帯電話のバイブ音でさえ、
でもやっぱりそれを忘れちゃう人もいて、
そうするとみんなすっごく敏感に音の方に反応するのでめちゃくち
今のところ私はまだ現場で鳴らしたことないですが、
一度音が鳴ってしまって、それが本番の収録中だと、
キャスト陣からも注目を集めてしまうだけでなく、
これはつらい。
ちなみに携帯電話だけでなく音の出るものにはものすごくみんな気を遣います。
- 音の出るアクセサリー類(アフレコ前に外す)
- 歩くと音が出てしまう靴(アフレコ時は靴下or裸足)
- シャカシャカ鳴る系の服(アフレコ前に脱ぐ)
こういったものも本当はアフレコには付けてこない、履いてこない、着てこない、というのが原則なのですが、
うっかりしてしまうこともあります。
というかアフレコ現場って本当にこれ以上の静寂があるだろうか、というくらいの場所で収録をするので
アフレコ現場に行って始めて「これ音でちゃうやつだったのか!」と気づくこともよくあります。
ペーパーノイズという台本のページをめくる音だけでもリテイクになることがあるくらいなんです。
→声優が初めてアフレコに行く時に気をつけなくてはいけないこと
リテイクが多すぎる時
アフレコ現場では基本的に音響監督さんがディレクションして演出を付けていきます。
- 「もうすこし可愛く」
- 「もっとギャグっぽく」
みたいな感じで様々な演出が付けられるんですね。
それに対して収録をセリフごとにやり直すことをリテイクと言います。
これが多いと、一緒に収録している声優さんを待たせてしまうことになるんですね。
後ろにたくさん先輩声優さんが控えている中、その前に置かれたマイクでリテイクを重ねるのは本当に胃が痛くなる経験です。
これは私も相当経験があります笑
誇れる話ではないのですが、20回以上リテイクをしたこともあります。
それくらいうまくいかないととことんリテイクをしてくださることもあるんですね。
逆にそれでも見捨てずに20回以上付き合ってくださるわけですからとてもありがたい話です。
普通だったら時間のない中収録してますから「この子にはできないんだ」と言って切り捨てられ、
次の現場には呼んでもらえない、というのが結構普通にありますから。
とはいえめちゃくちゃ落ち込みましたけど。笑
アフレコ現場は緊張の連続
アニメのアフレコ現場だと早い時は3時間くらいで1話のアフレコが終わってしまうことだってあります。
それくらい短い時間で行われるアフレコなのですが、
もう緊張の連続なので3時間くらいでもかなりどっと疲れます。
だからこそやりがいのある仕事だとも思いますが、本当に瞬発力と集中力のいる仕事なんです。
最近は特に華やかなイメージのある声優の仕事ですが、結構な技術職で、職人気質な人が多いんですよ。
読んでくれてありがとうございました。
では。