先日質問箱でこんな質問をいただきました!

歌舞伎ー!
私も以前ワンピース歌舞伎行った時めっちゃ感動したし、
こういう繋がりがあるのはむしろ羨ましいな〜と思う限りです。
声優の勉強をするには
- 声優専門学校に行かなくちゃいけない
- 養成所に入らなきゃいけない
という風に思っている人が多いですが、実はそんなことはないと私は思っています。
実際「その時はなんとも思ってなかったことが声優の仕事に役立った」と思うことが本当にたくさんあります。
今回は少しそんな話をしてみようと思います。
色々な種類の芝居から見えてくるもの
「アニメ声優になりたいからといってアニメばかり見ていてはだめだ」という話をしてもらったことがあるのですが
これは自分が業界に入ってから本当に感じることでした。
声優の仕事をする傍ら、舞台役者をされている方も多いですし
声優の仕事だってアニメ以外にも吹き替えやナレーションという仕事があります。
質問者さんがしてくださった歌舞伎の話もそうですが
世の中には色々な表現方法がありますよね。
そういう表現方法の全てが、自分の表現の引き出しになると思います。
確かに「アニメ的表現」とか「吹き替えっぽい表現」みたいなものはあると思うけど
それは別の表現を知っているからこそその違いがわかるのであって、やっぱりアニメだけ見ていると何がアニメ的なのか、ということも気付けないんじゃないかなと思います。
きっと全ての表現方法に声優としての表現を突き詰めていくためのヒントがあります。
だからこそ、アニメだけでなく色々な作品や表現方法に触れることが、お芝居をしていく上で勉強になると思います。
趣味でアニメをたくさん見ている、というのではなく
自分の好みに合わない作品や触れたことのないジャンルに「勉強」と思って触れてみると新しい発見があるかもしれません。
歌舞伎もまた、何かしら吸収できることがあるのではないかと思います!
全然関係なさそうに感じるかもしれないけど、私はオペラとか見に行ったりしたこともあります笑
日常生活だって役に立つ
役者のいいところは、日常生活の全てが役に立つ、ということだと思ってます。
例えばバイトもめんどくさくて嫌々してたことではあったけど
飲食店で働いた経験があるからこそ、喫茶店のシーンのガヤで「こんなこと言えばいいかな?」みたいなアドリブがすぐに思いつくようになりました。
さらにコールセンターで働いた経験があるから、心の余裕を持って相手の話に対して臨機応変に返しができるようになりました。
多分これはアドリブ芝居にちょっと活きていると思います。
そういう日常の些細なことでも結構活かせることが多いんですよね。
逆に「声優の仕事に活かせそうだな」と思うことをバイトに選んでみるといいかもしれません。
一人でも始められることがある
ちなみに焦って養成所や専門学校に入らなくても
一人でも始められる声優の勉強はたくさんあります。
滑舌の練習とか早口言葉とか発声を鍛えるための筋トレとか。
ネットを探せば練習方法はいくらでも出てくるし、声優という仕事が注目されるようになってからはそういう書籍もたくさん本屋さんで見かけるようになりました。
誰かに教えてもらわないと勉強ができない、というわけじゃないので
金銭的に余裕がない、とか今すぐに専門学校や養成所に通うことはできない、という人は
そういう一人でもすぐに始められる練習や勉強から始めるので全然いいと思います。
むしろそういう基礎を全然やらないで専門学校や養成所に通い始める人の方が多いから
入学した段階で基礎的なことができていれば、クラスで目立てる存在になると思います。
役立ちそうなものに飛び込んでみて欲しい
一見声優の仕事とは関係なさそうに感じることでも
全ての経験が自分の表現の糧になると思います。
だからぜひ「これは楽しそう」とか「もしかしたら役立つかもしれない」と少しでも思うものにはじゃんじゃん飛びついてみてください。
そうすることで、きっと自分の人生が豊かなものになり、お芝居にも深みが出てくるんだと思います。
今回質問をしてくださった質問者さんも、同じ表現を生業としている歌舞伎役者のおじいさまの舞台をぜひ観に行って欲しいですし
そこから声優に活かせる何かがないか、探ってみてほしいなと思います(^^
読んでくれてありがとうございました!
ではっ