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スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)ワンピースがおすすめ過ぎる

先日スーパー歌舞伎IIワンピースに行ってきました。

 

一般的な歌舞伎も観たことはあったのですが、

演目が難しいものだったのか、前知識が何もないのが悪かったのかあまり楽しめず…

実はスーパー歌舞伎もちょっと心配しておりました。

 

行ってみたら本当にとても楽しくて!!

 

これは演劇に携わっている人にはとりあえず観てほしいし、

多くの人に観てほしいなと思ったので、感想がてら紹介したいと思います。

 

スーパー歌舞伎とは

 

歌舞伎を観たことがある方ならわかるとおもうのですが、

歌舞伎って知識がないままに観ると結構難しいものなんです。

 

私もエンタメは雑食なので結構いろいろ観るんですが、

正直歌舞伎だけは、いまいち理解できないままでした。

 

言葉もよくわからなかったりするので、立ち回りとか演出が派手じゃないと

お話についていけなくなったりして、どうも「難しい」というイメージだったんです。

 

スーパー歌舞伎はそういった難しい古典的な歌舞伎から少し現代劇に寄って、

歌舞伎の良さを残しつつも普段歌舞伎に親しみがない人たちにも歌舞伎を観てもらおうという試みから

三代目猿之助さんが始めた新しいジャンルの歌舞伎です。

 

スーパー歌舞伎(-かぶき)は、三代目市川猿之助が1986年に始めた、古典芸能化した歌舞伎とは異なる演出による現代風歌舞伎。

新橋演舞場などで上演されることが多い。

 

第一作は梅原猛の脚本による「ヤマトタケル」であった。

2014年より「スーパー歌舞伎II(セカンド)」として、四代目市川猿之助を中心とした作品を上演。

 

wikipediaより引用

 

歌舞伎界や古典的な歌舞伎を愛する人たちからは相当バッシングがある中始まったのがスーパー歌舞伎です。

 

取り組みを始めた三代目市川猿之助さんは、今は二代目市川猿翁として今回私が観てきたワンピース歌舞伎でもスーパーバイザーを担当されており、

今は四代目市川猿之助さんが主演をつとめられています。

小劇場で舞台を観劇する時に楽しく観られるためのマナーまとめ

 

歌舞伎初心者でもよくわかる

 

一般的な歌舞伎の舞台を観劇して苦手意識があったため

スーパー歌舞伎もちょっと心配がありました。

 

でも観に行ってみたら、古典歌舞伎と全然違った!!!

 

セリフも全部現代語で

何より「若い人や歌舞伎に馴染みがない人にも楽しんでもらおう」という心がひしひしと伝わってきました。

 

歌舞伎というか壮大なエンターテイメントです。

本当に壮大。

 

一応イヤホンガイドも会場にありますが、

なくてもちゃんと理解できます。

 

舞台芝居のようでした。

 

でも歌舞伎のかっこいいところはちゃんと残っているというか、

そこもまたスーパー歌舞伎のすごいところだと思います。

 

古典歌舞伎を知っている身としては「かなり現代劇によせたんだな」という印象で

でもやっぱり歌舞伎に馴染みがない人にとってはこれくらいがちょうど良い、というようなバランスでした。

 

演出がすごすぎる

 

普段小劇場で舞台を観ることの方が多いので全く耐性がなく

本当にすごい演出が出るたびに歓声をあげてしまいました笑

 

特にびっくりしたのは大量の水を使ったアクションの演出でした。

あと火!

 

小劇場ではなかなか火器を取り扱うことができませんし、

舞台上で水を使うのもなかなかできないことが多いんです。

 

それがすごいスケールで行われていてびっくりしました。

 

それ以外にも宙乗りがあって舞台客席側にも楽しい演出があったり、

歌って踊ったり、

プロジェクションマッピングも素晴らしくて、

演劇で使われているプロジェクションマッピングで私が観たものの中ではダントツ一位でした。

 

アクションと組み合わせられているマッピングは立ち回りとミリ単位で合わせないと合わないと思います。

 

それがもう本当にすごかった。

すごいしか言えない語彙力がつらい。

舞台に出たい、と思った時にどの団体を選べばいいのか

 

どんな感じなのか、ということは宣伝動画観てもらった方がいいかもしれないです。笑

 

 

公演時間長すぎるけどそれを感じない

 

私が観に行ったスーパー歌舞伎は上演時間と休憩を含めて4時間ありました。

これ普通の舞台の倍くらいあります。笑

 

でも全然その長さを感じませんでした。

 

私が観に行ったのは夜公演でしたがタイムスケジュールが

  • 第一幕(16:30〜17:20)
  • 休憩(17:20〜17:50)←ここでご飯を食べる
  • 第二幕(17:50〜18:50)
  • 休憩(18:50〜19:15)
  • 第三幕(19:15〜20:40)

という感じ。

 

すごい長丁場ですよね笑

 

一回目の休憩の時に、舞台会場(新橋演舞場)に併設されている雪月花というお食事処でご飯を食べました。

 

うなぎ

 

それもものすごく美味しくて、食べやすく作られているので食事がのんびりな私でもちゃんと食べられたし

これも一つの楽しみですね。

 

うなぎふわふわで美味しかったです。

 

小劇場の舞台観劇ではこういうのないですから楽しいですよね。

 

四代目猿之助さんの想いがかっこいい

 

猿之助さんが日刊スポーツのインタビューで

 

「賛否両論あってこそ本物。歌舞伎がやるとこうなるよ、というのを見せたい。」

 

と語っていらっしゃいました。

記事元:市川猿之助「すべてが苦労」歌舞伎ワンピースに自信

 

賛否両論あってこそ本物。

 

ぐっとくる言葉です。

 

新しいことに挑戦している人だからこそでる言葉だなと思いました。

 

猿之助さんは舞台装置に衣装が巻き込まれ左腕を骨折、休演されていらっしゃいましたが

なんと私が観に行った回でカーテンコールにサプライズでご登場。

 

すでに号泣だった私のダムが決壊しました。笑

 

会場も黄色い歓声に包まれていました。

 

古典歌舞伎を以前観に行った時はご年配のお客様が多かったですが、

スーパー歌舞伎には団体の学生さんもいて、若い人がとても多かったです。

 

スーパー歌舞伎の目指しているところ、ぐっとつかんでいるなぁという印象でなぜか私が嬉しくなりました。笑

 

ワンピース最高

 

実は「絶対にはまる」とわかっていて

さらに何十巻も単行本が発売されているワンピース、実は今まで我慢して手を出さずにいました。

 

はまってしまうと数日間他のことが手につかなくなってしまうので。笑

 

でももうこらえきれないーー!

 

ワンピース

 

ということで、いまさらですが帰りにワンピース第一巻からごそっと買って帰りました。

今この記事も、続きを読むのをこらえて書いています。

多くの人に観てほしいから。勝手に宣伝。

 

お芝居に関わっている人には本当に絶対観てほしいスーパー歌舞伎。

 

多くの人が楽しめる作品だと思います。

ちけっとぴあでチケット情報確認

 

読んでくれてありがとうございました。

では。

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