ちょっと前から私の運営しているオンラインサロン、夢波サロンの方で新しい試みを始めました。
サロンメンバーの皆さんと仕事を分担してみんなでサロン内だけで配信するラジオを制作しています。
役職は三つ。
- 企画、脚本
- パーソナリティ
- 編集
ほとんどの方がラジオで喋るというのは初めてなので、基本的には私と二人で組んでパーソナリティーをしていただいています。
シナリオもメンバーさんに書いてもらって、それを添削した上で台本を完成させ、
オンライン上で収録を行い、音源をサロン内で共有して編集さんに編集をしてもらう。
編集さんもサロンメンバーです。
声優志望の方にも編集を行ってもらっているのですが、
こういう音響周りのことを知っていると声優の仕事をした時に役立つことがたくさんあります。
声優は一人では仕事をすることができません。
台本を書いてくれる人がいて音を取ってくれる人がいてそれを編集してくれる人がいないと成り立たない仕事です。
だからこそ一緒に働くスタッフさんがどのような仕事をしているのかということを理解し、
その仕事がやりやすくなるような立ち回り方をすることができると、
スタッフさんに好いてもらえる声優になることができると思うんです。
実際に音響の編集を行ってどのような点が見えてくるのかということについて少し紹介してみたいと思います。
かぶってると編集しにくい
今サロン内で配信しているラジオは二人でパーソナリティを務めるラジオですが、
お互いの音声がかぶっているとそこを編集するのが難しくなります。
かぶる、というのはそれぞれの音声が重なってしまう、ということです。
単純に沈黙してしまったりしているのであればそこをバッサリ切ればいいのですが
お互いの音声がかぶっていると話が繋がらなくなってしまうので腐りきるということがなかなか出来ません。
なのでなるべくお互いの音声が被らないように話す必要があるんです。
もちろんラジオの内容によって様々ですし、あまり編集しない方が面白いラジオとかもありますけどね。
→ラジオをやりたい!と思ったら誰でもできる時代。その方法とは?
後付けの音を意識できる
当たり前ですがラジオをとっている時というのはパーソナリティの声しかありません。
編集さんに後から音をつけてもらっています。
で、こういう後からつける音というのは編集さんの好みでつけられるものです。
ネット上にフリー素材はたくさん落ちているのでそういう音の中から好きなものを選んで効果音やBGMをつけてもらっていますが
編集さんそれぞれで個性が出て面白いポイントとも言えます。
サロンメンバーのある方が編集した時はBGMにゲーム音楽のようなピコピコしてる音楽がついていて可愛らしい雰囲気になっていましたが、
私だったら絶対選ばないチョイスだったので新しい発見になりました。
編集と一口に言ってもその人の個性が出るものなので面白いですよね。
そういったあと付けの音も、ラジオの完成版だけを聞いているとあまり気づかないものです。
自分で収録してみて編集さんに編集してもらってやっと気づくことができるもの。
こういうことを気づくことができるようになると声優の仕事をした時も編集さんのナイスプレーに気づくことができる声優になります。
後から音がつけられるのはラジオだけに限らず、アニメなども同じですからね。
バランスも人それぞれ
音響をやるとわかることですが人によって音のボリュームもバラバラです。
マイクに声が乗りやすい人とそうでない人もいます。
編集をやるとどういう声がマイクに乗りやすくてどういう声がマイクに乗りづらいのかと言うことも分かるので、
自分の発声にももっと気を使えるようになると思います。
自分の癖もわかる
話す時の自分の曲というのは案外普段を気づかないものですが改めてラジオを録ってみて、聞いてみると
自分の話し方の癖というのがわかることがあります。
口癖で言っちゃうワードとか、訛ってるなと思うこともある。
こういうので実際録ってみないと気づくことができなかったりするものなんですよね。
今はスマホでも結構綺麗な音源が録れるし、
やろうと思えばそれをネット上で公開するのだって簡単です。
声優志望の方には是非そういうことにチャレンジしてみてほしいなと思います。
音響周りのことを知っているだけで「しっかり勉強しているんだな」と思ってもらえる声優さんになることができると思いますよ。
一人ではなく、人とラジオ制作をしてみたいと思ったら是非夢波サロンにも遊びに来てくださいね。
読んでくれてありがとうございました。
では。