質問箱を設置しているのですが、
そこからこのような質問をいただきました。
今回は専門学校ではなく声優養成所へ入所が決まっている人へ、
やっておいたらいいんじゃないかな〜と思う準備を、実際に養成所に通っていた経験者としてお話ししてみたいと思います。
事務所の関わった作品をチェック
養成所の場合は、上に声優事務所がくっついてるところがほとんどだと思います。
入所オーディションを受けて、受かった人だけが入所することができるのが養成所で、そこが専門学校とは大きくことなります。
そして事務所がついている、ということは、多かれ少なかれ、その事務所に興味があるからこそ
その養成所を選んで入所しようと思ったんだと思うんですね。
なのでその事務所の養成所に通うのであれば、目指すべきなのはその事務所からデビューすることです。
そのためには事務所のスタッフさんとのつながりを他の人よりもより多く持てるように努力したほうがいいと思います。
そこで、その事務所が関わっている作品をチェックしておくと良いです。
その事務所に所属している声優さんがどんな仕事をしているのか、これまで事務所はどんな作品に関わってきたのか。
それをチェックすると、その事務所がどの制作会社とよく仕事をしているのか、
どの所属者を絶賛売り出し中なのか、ということもわかってくるでしょう。
つまり、事務所のカラーを理解することができるし、求められているキャラクターもイメージすることができるんじゃないかと思います。
その事務所の新しいスターになるためには、既存の所属者と被ってはいけません。
事務所は常に「新しいスターを」と思っているはずです。
今推されている所属者とは違う個性をアピールしていくことができれば、「こういう存在はうちの事務所にはまだいないから、売り出してみよう!」と思ってもらえるかもしれません。
もちろん自分の個性を考えることも大切ですが、何を求められているのか、ということを考えることもまた大切です。
さらに、今まで事務所が関わってきている作品をチェックしておけば、スタッフさんと話をする時もネタになると思います。
たくさんの作品をチェックしている人は「ちゃんと勉強してるな」とも思ってもらえると思いますよ。
講師の経歴をチェック
養成所の場合は、どのレッスンをどの講師が担当してくれるのか、ということもあらかじめスケジュールがわかると思うので
講師の先生の経歴や関わってきた作品もチェックしておくと良いでしょう。
講師の先生は生徒一人一人に評価をつけて事務所に渡しています。
そこで目立つことができれば、事務所も売り出してみようと思ってくれるかもしれないし、
音響監督さんが講師の場合はキャスティング権がありますから、直接現場に呼んでくれることもあるかもしれません。
講師の方となるべくコミュニケーションをとることも大切です。
私もレッスンの時はなるべく質問に行ったりとかしてコミュニケーション取れるようにしてたな〜
プロフィールの準備
声優養成所に入所が決まったら、多分プロフィールを作成することになると思うので
宣材写真が必要になってくると思います。
スタジオによって写真の出来上がりはかなり差があるので、余裕があれば、いくつかスタジオを回ってみて宣材写真を撮ってみるといいでしょう。
ただ事務所で宣材写真を撮ってくれる場合もあるので、確認してからのほうがいいです…!
自己PRを掘り下げる
初めてお会いする講師の方のレッスンは、最初は自己紹介から始まることが多いです。
兎にも角にもこの自己紹介で自分の印象はほぼ決定してしまうので
一番最初の自己紹介がもっとも大切と言っても過言ではないでしょう。
より印象に残る自己紹介ができるように、自分のアピールできるものはなんなのか、
強みはなんなのか、どうやってインパクトのある自己紹介をするか、
たくさん考えておいたほうがいいと思います。
直接現場に繋がるようなレッスンも養成所にはあるので、レッスンそのものをオーディションだと思って緊張感を持って受けるようにしてみてください。
周りに流されないように注意です。
基礎練はしておくこと
声優養成所に入所する前にやっておいたほうがいい準備についてまとめてみました。
当たり前ですが、基礎練はいつでも誰でもやれることなので、毎日やるのが鉄則です。
よく「独学でやると癖がつく」なんて言う人がいますが、それは言い訳だと思うんですね。
癖がついたら直せばいい。
癖も直せないなら、練習が足りないだけ!
だからもっともっと練習したほうがいいです。
今自分が練習してない間に、ライバルは練習して自分との差を広げているかもしれない。
そんな危機感が大事だと思います。
とにかくやっておくべき練習については別の記事でまとめていますので良かったら参考にしてみてください!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっぱり業界にいる人ってアニメとか吹き替えとかゲームとか、何かしらのジャンルですごく好きなものがある人が多いからね