歌が上手くなりたい、と思ったら歌を習う、ボイトレに行く、選択肢が思い浮かぶと思うのですが、
習い事を一つ増やすの金銭的にも時間的にも結構大変なことですよね。
週に一回1時間のレッスンに通うと思っても大体相場は15000円から2万円くらい。
たぶん他の習い事に比べてもボイトレは相場が高いんじゃないかなと思います。
さらに先生の合う合わないもあるから、自分に合ったボイトレ教室を見つけるのってなかなか難しいんです。
でもいざボイトレ教室に通ってみると、結局一番最初にやるのは基礎的な部分です。
しっかりとした発声ができてないうちから無理やり難しい曲を歌おうとすると、負担がかかって喉を壊してしまう、ということもあるので基礎練習をすることってとても大切なんですね。
でもこういった基礎練習というのは実は自宅でできるものが多いです。
そのやり方が分からないからボイトレに通う人も多いのですが、ボイトレに通わずして基礎的な部分を身につけることができるのであれば、まずはボイトレに通う前に、自宅でできる基礎練習をやったほうがいいと思うんですね。
ということで今回は、自宅でできるボイトレの基礎練習について書いていきます!
声帯強化
声帯というのは筋肉でできており、V字型になっていて、そのV字の部分を筋肉が引っ張ることで声帯を閉じてその閉じている膜の部分を空気が通過し、振動することで音が出る仕組みになっています。
筋肉でできているので、筋トレをすれば声帯を強くすることができるんですね。
声帯を強くすることができれば、声枯れしにくい、タフな声帯を作っていくことができます。
声帯の仕組みや構造を勉強するのにおすすめの本はこちら!
エッジボイス
エッジボイスと言って映画の呪怨で聞くような「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜」という、声をプツプツ切って発声する方法があります。
↓実際に録音してみたよ(ちょっと怖い声だょ)
実はこれ声帯を閉じるための筋肉をたくさん使うので声帯のトレーニングにとてもいいんですね。
ウォーミングアップなんかでやってみるといいと思います。
声門がしっかり閉じることをイメージしながらやってみましょう!
あくび
エッジボイスとは反対に声帯をゆるめる動きをするのがあくびです。
喉に一番負担をかけない体勢はあくびをしている時なので、少しおじさん臭いけどあくびをする時は必ず声を出すようにしてみてください笑
その時の声が自分にとって一番負担のない声の出し方です。
声の出し方に注目して、感覚を覚えていきましょう。
ふぁ〜〜〜〜(あくび)
声帯を広げるための筋肉を使うのでこれもまた声帯の筋トレになります。
表情筋強化
声を顔に響かせることによってより響きのある声を作って行くことができます。
声を出す時の表情を変えるだけで、音の聞こえ方はかなり変わるものなんですね。
表情筋を鍛えるためには顔をギュッとして、顔の中心に自分の顔のパーツを集めていくようなイメージを持って10秒間ぐらいキープしてみてください。
さらにそこから、今度は顔のパーツを中心からどんどんを遠ざけていくようなイメージでびっくりした顔を作っていきます。
これもまた10秒ほどキープしてください。
これを繰り返すことによって表情筋がずいぶん鍛えられます。
これをやってみて「なんだか顔が痛いな」と感じたら、それは普段表情筋を使えていない証です。
日本人は特に喋る時に顔が動かないので表情筋が衰えている人が多いです。
普段から表情豊かに表現しようとすることによって表情筋を鍛えることもできるので、人と会話をするときも表情をなるべく動かす意識を持っておくといいでしょう。
滑舌強化
滑舌を強化するためには
- 唇を柔らかくする
- 舌を柔らかくする
- 歯列を矯正する
などといった口周りの強化が大切です。
舌の筋肉を鍛える
舌の筋肉を鍛えるためには舌の出し入れを行ったり、舌を出して上下左右に回すという運動をたくさんやってみてください。
舌も結構筋肉痛になるものです。
早口言葉
自分が何行が苦手なのかということを研究してその行を練習することができる早口言葉をやってみましょう。
ネットで「○行 早口言葉」って検索するとすぐ出てくるよ!
早口言葉が上達するとそれが歌に活きてきます。
→【声優が教える】滑舌を良くするために今日から気をつけられる事
腹式強化
歌を習ったことがない人というのは腹式呼吸はどういうものかもよくわからない人がほとんどだと思います。
日本語は胸式呼吸で喋ることができてしまうので、ほとんどの日本人が普段胸式呼吸で過ごしています。
なので腹式呼吸はどうやったらできるのかということがわからないと思うんですね。
まずは寝転がってお腹を上下しながら息をしてみてください。
それが腹式呼吸です。
胸が上下してしまう呼吸は胸式呼吸なので、それだとあんまり多くの息を吸うことができず、
パワフルな曲を歌うのが難しいです。
腹式呼吸を意識することができたら寝たままでもいいので、なるべくゆっくり吸って吸い切ったところであと一息もう一度吸って息を10秒間止め、
今度はなるべくゆっくり息を吐くということを繰り返してみてください。
これだけで腹式呼吸を強化していくことができます。
今回お話しした方法は実際にボイトレ教室で最初にやることです。
でも内容を知っていれば一人で自宅でも行うことができるトレーニングなので、
ボイトレに通おうか悩んでいるという人は、まずは自宅でトレーニングをしてみてください。
基礎的なことを学びたい!という方におすすめの本も紹介しておりますのでこちらもぜひ〜〜
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
合わない先生に当たるとマジで何言ってるか全然入ってこない時ある