小学生の頃からずっとボイストレーニングに通っています。
声優としてデビューした後にアーティストとしてデビューし、歌を仕事に変えるという夢が叶いました。
今までたくさんのボイトレ教室に通い、いろいろなボイトレの先生に歌を教わってきたので、
今回はその経験を活かして歌が上手くなるにはどうしたらいいのか、ということについてお話してみたいと思います。
あくまで個人の意見なので、やってみようかな〜くらいの軽い気持ちで読んでください。
楽譜を見て練習する
歌が上手くなるにはどうしたらいいのか、ということを考えているみなさんにはきっと
特定の歌いたい曲があると思います。
有名な曲の場合は、楽器屋さんに行くとその曲の楽譜が売っていますし、
インターネットで探しても多分出てくると思うので、
練習したい曲は楽譜を見て練習するようにしてみてください。
楽譜を見ないままに歌を練習していた時は、音の高低や休符の位置なんかがいまいち感覚的なものでイメージしづらいものだったと思うのですが、
楽譜を見て歌の練習をすることによって、視覚的に音楽を理解することができるようになります。
休符にも長さの種類がいろいろありますし、
この音の次の音は高いんだ、とかこの一つの音符に2つの言葉が割り振られてるんだ、とか
そういうことがわかるようになるともっと歌が歌いやすくなるはずなのです。
いくつかの曲を楽譜を見て練習すると
今度は楽譜を見なくてもなんとなく歌っている歌の音の高低が理解できるようになってきます。
これがわかるようになると、日常的に喋っている言葉の音の高低もわかるようになるので、私はこの練習がとても声優の仕事の役に立ちました。
もちろん絶対音感まではいかないんですけど
どちらの音の方が高いか低いか、ということが理解できるだけでもずっと違うと思います。
裏拍をとれるようになる
リズムには表拍と裏拍があります。
実はこれ、私もすごくとるのが苦手で、ボイトレを始めたころからずっと課題なんですが笑
どんなにピッチが良くても、リズムがずれていると歌って下手くそに聞こえてしまうものなんですね。
なのでベースやドラムといったリズム隊の音をよく聞くこと、そして裏拍がとれるようになることというのはとても歌が上手くなるには必要なことなのです。
練習としては、好きな音楽、あるいは自分が上手くなりたいと思っている曲を流しながら裏拍を拍手でとってみてください。
裏拍がそもそもわからない、という人は動画で検索してみると説明している動画がいくつか出てくると思うので参考にしてみてください。
声量を上げる
声量というのは歌の上手い下手の一つの指標のうちに入ると思います。
どんなに歌が上手くても小さい声で良く聞こえない、という歌だと歌のうまさは伝わらないですもんね。
声量は体から鍛えていかないとなかなか上がっていかないですが、
正しく適切な筋肉を鍛え、正しい発声方法を勉強すれば本当に数日で自覚できるほど変わっていくものです。
こういった専門的なことはなるべくボイトレ教室などで対面で人に教わった方が良いのですが、
本やネットでも参考資料は見つかるかもしれません。
録音してみる
歌が上手くなるには多分録音をして自分の歌を聞いてみる、というのが一番の近道になると思います。
自分の声を聞くのは最初は恥ずかしいかもしれませんが、
自分の苦手なところや歌う時の癖がすぐにわかるようになります。
自分の直すべきところが見つかれば練習の方針も立てやすいでしょう。
歌詞を掘り下げる
歌詞を掘り下げて考えることによって歌に抑揚が生まれやすくなります。
この方法はきっと人それぞれだと思うのですが、
私は歌詞を朗読してみたり、改めて書き写してみたり、
歌詞に文字を足して少しストーリーのように膨らませてみたりしています。
歌っている時に景色や色が見えるようなところまでいけると、かなり歌に気持ちが入りやすくなって
歌が上手く聞こえるようになると思います。
お話した内容はあくまで個人的な見解ですが、歌が上手くなるには少しは役に立つかと思います。
ぜひ試してみてください。
では今日はこのあたりで。