オーディションの時にどうしても分からなくなってしまうのが自分の個性なのではないでしょうか。
「自分の個性が何なのか、何を強めにして行ったらいいのか分かりません」という相談は本当によく受ける相談です。
自分の個性とは?
自分の個性とは何だろうと思えば思うほど、自分の個性てわからなくなってくるものなんですよね笑
自分には何の特徴もないし、何を活かしていいのかわからない、と思っていた時が私にもありました。
ただ自分の個性というのは自分のうちから溢れてくるものであって、自分で考えて後付していくものではありません。
何よりも自分は何が好きで何が嫌いなのかというところから始めて自分を知っていくことが一番大切です。
自分と同じ好き嫌いを持っている人っていないですよね。
私は歌うことが大好きで人生かけて歌い続けていきたいと思っているほど歌が好きですが、
じゃあみんながみんなそう思っているかと言ったら違います。
これだけでも個性なんです。
まずは自分が何が好きで何が嫌いなのかということから真剣に考えてみましょう。
さらに深掘りするためにどうして好きなのかどうして嫌いなのかというわけまで考えていけるといいと思います。
そうやって考えていくと普段曖昧に見過ごしてしまっているものがたくさんあるものです。
人と同じをなるべく避ける
オーディションで個性をアピールしていかなくてはいけない時、どうしても同じような個性をアピールしている人が現場にいることがあります。
集団で受けるようなオーディションの場合は、10人のグループで受けたオーディションでほとんどの人が歌を歌い早口言葉をやる、みたいなことはよくあることです。
そういった中で本当に誰よりも歌が上手い、誰よりも印象に残る早口言葉ができる、という自信があるのであればその特技をそのまま自己PRで使ってもいいと思います。
しかし一番になることが目的ではないし、うまくやることが目的というわけでもありません。
大切なのは印象に残るということです。
その自己PRをやって本当にオーディション審査員の目に留まるのか。
それを一番に考えてオーディションに臨んだ方がいいです。
もし自分が自分の自己PRに自信がないのであればもっと印象に残るような違うアプローチをその場で考えてみて
とにかく「人と同じことをしない」ということを目標にアピールしてみるといいかもしれません。
自分の見た目とのギャップを考える
印象に残るのに手っ取り早いのは「ギャップを感じてもらう」という方法だと思うんですが
初対面の人は自分のことをそこまでわかっている人ではないのでなかなかギャップを感じてもらうというのは難しいと思います。
でも初対面の人でも「見た目の印象」で「この人はたぶんこういう人なんだろうな」ということを勝手に思っているはずなんですね。
なので自分の見た目とギャップのあることをすると印象に残りやすいです。
めちゃくちゃ可愛い見た目の人なのに喋ってみたらものすごいドスの効いた太い声だった、とか、結構面白いと思うんですよね。
自分の見た目とのギャップを何か出せるものがあれば、なのですが。
トリッキーを求めすぎない
あまりトリッキーなことをしすぎると、
「自分」という枠から出過ぎてしまって自分で収集がつかなくなることもあります。
結局自分の個性というのは自分らしいことをしないと出ないので、自分らしくないことを求めてやってしまうとうまくいかないことの方が多いと思います。
オーディションで個性を出して印象に残るということはもちろん大切なことなんだけど、
それに固執しすぎて自分を見失わないようにしなくてはいけないですね。
自分を知るのが一番大事
結局自分の個性を追求するためには自分自身が自分のことをするのが一番大事です。
自分で自分のことはわかっているつもりでも、案外自分の事ってわからないことが多いんです。
なんとなくは理解していることでも突き詰めて考える機会があまりないから
言葉に出して誰かに説明しようとするとできない。
だからこそ普段から自分について研究する癖をつけておくといいと思います。
読んでくれてありがとうございました。
では。