声優は病気がちな人はなれない職業なのか?
実はそんなこともありません。
体力勝負、と言われる側面もある声優ですが、働き方を上手く構築していけば
病気がちでも仕事をしていくことは可能です。
もちろん考えなくてはいけないことは増えますが、
本当に声優になりたいなら、声優としてやっていくためにどう立ち回ったらいいのかということを考えましょう。
現場ではみんな対等
病気がちでも仕事の仕方によっては声優という仕事をしていくことはできる、と言いましたが
残念ながら声優業界は甘い世界でもありません。
声優になりたい人はいっぱいいるし、声優として活動している人もいっぱいいます。
そして声優として活動している人の中でもバイトを掛け持ちしながら仕事している人が多く、声優の仕事だけで生計を立てられている人はほんの少しです。
現場に一度出たら、芸歴関係なくみなライバルです。
自分より芸歴が長い人でも、肩を並べて、同じ土俵で勝負していかなくていけません。
アニメ業界なんかは特に今需要に対して供給過多になっていますから
限られた枠を取りにいかなくてはいけないのです。
やっぱりそこで
「スケジュールをいつでも開けられます!」という人とスケジュール制限がある人がいたら
スケジュールをいつでも開けられる人が選ばれる可能性の方が高くなるでしょう。
でもだからこそ、
スケジュールに制限があるというハンデをも超えて必要とされる人になれれば
この業界でもやっていけるということなのではないでしょうか。
好きなことかどうか
自分の中で声優になりたいという気持ちが本物かどうか、今一度真剣に考えてみてください。
好きなことのための努力ってそんなに苦にならないと思います。
例えば夏休みでいくらでも時間がある時にやるゲームってそれこそ起きてる間中できてしまうようなところがあるじゃないですか。
寝食さえも忘れるほど夢中になれるものってあるじゃないですか。
自分にとって声を使って演じるということがそれくらいの域で好きかどうか、ということがとても重要です。
病気がちでも、何かしらのハンデがあったとしても
そういう好きで好きでしょうがなくて、頑張れるものだったら、
きっと乗り越えていけるはず。
私もものすごい高熱でしんどくてもやっぱり歌うことや演じることが好きで、
そうしている間は全然高熱を感じないくらいな時ってやっぱり何度もありました。
仕事となるとやっぱり休めない時ってありますしね。
体が弱い人もいる
現役で声優として活躍されている方の中にも体が弱くてお仕事をセーブされている方は実際にいらっしゃいます。
事務所と仕事の量を話し合って決めながらお仕事をする、というスタイルです。
そういった事情がある人は特にどういう事務所に所属するのか、ということもきちんと考えて仕事をして行った方がいいでしょう。
結局体資本の仕事ですから、自分の体調管理を相談したりできないような事務所だと
長く仕事を続けて行くのが難しくなってしまいます。
なのできちんと自分の考えや状況を相談できるような事務所を選ぶこと。
もちろん、スケジュールをセーブしながら仕事をしても、
クライアントから仕事をもらえるような努力を続けていかなくてはいけないことは肝に銘じておいてください。
仕事の仕方を考えよう
ただでさえ食べて行くのが難しいのが声優という仕事です。
多くの人が声優をやりながらアルバイトもしています。
病気がちな人が体調管理もしながら仕事を上手くこなしていくのは相当難しいことだと思うので
私は声優をこれから目指す人にはぜひ副業をしてほしいと思っています。
もちろん一つのことを一生懸命頑張ることはとても素晴らしいことですが、
そのために嫌いな仕事を、例えばアルバイトなんかをいっぱいやらなきゃいけないのって嫌じゃないですか。
声優のお仕事をメインにしなくちゃいけない分アルバイト探すのも大変ですし。
私の場合はクラウドワークス とかでネットで完結できるライターの仕事をやったり、minne でオリジナルグッズを販売して収入を分散しています。
そういう働き方もあると思うんです。
自分がやりたいことを全部お金に変えて、いろいろで少しずつ稼ぎながら生計を立てていく、っていうのでもいいんじゃないかなと思うんですね。
ネットの仕事なら病気がちでもしやすいですし。
ぜひ試してみてください。
読んでくれてありがとうございました。
では。