声量が無いのが悩み、というのは声優志望や、歌がうまくなりたいという人からよく聞く悩みです。
日本人ってそもそも日本語を使っているので、声量がなくて当たり前なんですね。
実は日本語って他の言語に比べて口先だけで喋る言語で、肺活量も少なくていいし表情筋もあまり使わないです。
電車とか乗ってても「シーン」としてること多いですし。
声量がない、というのは実は当たり前のことなのです。
しかし、声量は鍛えることによって確実に上げることができます。
今回は声量を上げる方法について!
腹式呼吸を意識する
私たちが普段話している時や、生活上で使っている呼吸法というのは胸で息をする胸式呼吸というものです。
これは胸と肩で息を吸う方法なので、どうしても呼吸が浅くなり、息を深く吸うことができません。
そんな浅い息でも喋れてしまうのが日本語なので、日本人はほとんどの人が胸式呼吸で生活をしているんです。
アメリカ人とかは英語を話すのに腹式呼吸を使っている人ばかりなんですけどね。(ずるい)
ということでまずは腹式呼吸を意識するところから始めてみます。
腹式呼吸は横隔膜を使った呼吸なのでお腹の奥の方まで深く息を吸うことができ、太い声が出るようになるんですね。
腹式呼吸がわからない、という人は寝っ転がって、わざと吸った時にお腹が膨らむように、吐いた時にお腹がへこむように息をしてみてください。
それが腹式呼吸です。
呼吸を鍛える
腹式呼吸が意識できるようになってきたら、その腹式呼吸で吸って吐ける息の分量を多くするために肺活量を鍛えていくトレーニングをします。
声は息から成っていますので肺活量が少ないと声量も上がらないのです。
息を吐き切る練習をする
まずは息を吐き切る練習をします。
深呼吸をして、息を吐く時に、「吐ききった!」と思うところからさらに「三息」だけ多く吐いてみるようにしてみてください。
吐ききったところから「スー、スー、スー」…(うへい、苦しい。)
これを続けるだけで肺活量が上がります。
毎日続けてくださいね。
パワーブリーズ
肺活量を鍛えるためのグッズです。
フーッと勢いよく吐いて使います。
緑色がスタンダードタイプですが、さらに上級者にはとても負荷が重いレッドもあります。
あたいはレッド使ってるょ
ドッグブレス
ボイトレで呼吸を鍛えるトレーニングの中にドッグブレスというものがあります。
名前の通り、犬の呼吸、をやってみるトレーニングで「ハッハッ」という犬の早い口呼吸を延々とやるものです。
1〜2分ほど続けているとお腹周りの筋肉が痛くなってくるはず。
声量を上げるために必要な筋肉です。
ヨガ
呼吸を鍛えるのにヨガを習うのもとてもおすすめです。
体を柔らかくしてくれるので声も出やすくなりますし、風邪を引きにくい体作りをすることができます。
ヨガの中でも、LAVA などのホットヨガは体を温めてさらに声を出しやすい状態にできるのでおすすめです。
私も以前ホットヨガは通っていました〜!
今も朝起きた時や夜寝る前にはヨガで体を緩める様にしています。
体幹を鍛える
声量を上げるために必要なのは筋肉です。
声を出す時に使っているのが筋肉だからです。
腹筋を鍛えた方が良い、と言っているところは多いのですが腹筋は表面の筋肉なのであまり鍛えすぎると逆に声が出にくくなります。
鍛えるべきはインナーマッスル、体幹の部分です。
体幹がよくわからない人は体幹ストレッチの本などを参考にして体幹を鍛えるといいと思います。
ボイトレに通う
声量を上げる方法がいまいち自分ではよくわからない、という人は一度ボイトレ教室の体験レッスンなどに行ってみてもよいかもしれません。
弱点は人それぞれですから、人に見てもらった方が改善しやすいというのは確かだと思います。
あと、声量を上げるのに大切なのが鼻、顔面などへの響きですが、これらはやっぱりボイトレの先生に習った方がわかりやすいと思います。
感覚的な部分なので私も講師として教える時はかなりしっかりやる部分です。
もしボイトレ教室に通うのであれば、自分に合った教室が見つかるようにいくつか教室を巡ってみると良いかもしれません。
あとは先生がいっぱいいて、色々な先生のレッスンが受けられるような仕組みになっているところもおすすめ。
先生の相性ってありますからね。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
外国の人って表現が豊かだな〜って思うのは言語の特性も関係してるんだね