声優として活動していることを知ってくれている人と会うと
「タバコは吸わない方がいいかな?」と気にしてくださる方が多いです。
では声優として活動している人がタバコを吸っていないのか、というとそんなことはありません。
声優として活動していてもタバコを吸っている人はたくさんいます。
売り方によってはマイナスイメージになることもあるかもしれませんが、
それは声優が顔出しの仕事が増えてきているからでしょう。
声優を目指している人の中で、
声優になりたいんだったらタバコをやめなさい、という風に言われたことがある人もいるかもしれませんが
タバコを吸わないからといって声優になれるわけではありませんし、
タバコを吸っているからといって声優をやめさせられるわけでもありません。
実力社会なので、タバコを吸っていようが吸っていまいが
その人が期待されているパフォーマンスができればクライアント的には何の問題もないでしょう。
声優も、業界関係者もタバコを吸っている人はたくさんいますし、
そういう人たちにタバコを吸うのをやめろなんて言えません。
タバコを吸うかどうかは本人の趣味嗜好の話になってきますから、
吸いたい人は吸えばいいと思います。
タバコを吸っている人同士の喫煙所コミュニケーションは逆に羨ましいと感じる時もありますしね笑
喫煙者同士っていつの間にか仲良くなってたりしますよね。
ということで今回は声優とタバコの関係について少し話してみたいと思います。
タバコを吸うことで出る弊害
タバコはその人の趣味嗜好だから好きな人は吸えば良いというような言い方をしましたが、
タバコを吸うことによってデメリットが出てくることは事実でしょう。
もちろん健康に悪いので、好きなことが長く続けられなくなる、というデメリットは大きいと思います。
それ以外にも、声を出すに当たって出てくるデメリットとしては
- 喉が乾燥しやすくなる
- 声枯れしやすくなる
- ポリープができやすくなる
というようなものがあります。
タバコの煙自体が高温なので、喉が乾燥しやすくなったり、
その刺激が原因でポリープができやすくなってしまうのは当たり前です。
あとは顔出しの仕事がメインの場合は、売り方によってはイメージダウンになることもあるでしょう。
タバコを吸っている役だってある
タバコを吸うと声が枯れる、低くなる、という意見がありますが、
タバコを吸っているキャラクターもいるわけですし、
必ずしも綺麗な声が声優業界で求められる声なのか、というとそうではありません。
かすれたハスキーな声や、低くてしゃがれた声の方がマッチする役だってあるわけです。
舞台なんかでタバコを吸う演出があると(消防法の関係で舞台上で火をつけることは今はありませんが)
タバコを普段から吸っている人と吸っていない人がすぐにバレてしまう、というのはよくある話です。
タバコ吸ってるキャラを演じる時はやっぱりタバコ吸う所作が様になっている方がかっこいいですよね。
綺麗で透き通っている声の方が声優業界では需要がある、と思っている人が多いと思いますが
必ずしもそういうわけではないのです。
役の数だけ個性が求められる世界ですから
普段からタバコを吸っている声の方が良いとされることだってあります。
それは個人の売り方の問題だと思うので、
タバコを吸うのはその人の自由だと思っています。
そもそも業界関係者はタバコを吸う人の方が多いと思います。
芝居や人間的な魅力で勝負できれば声質はその人の個性として認められていくものなのではないでしょうか。
タバコ対策
ただやっぱりタバコを吸うことによって喉に少なからずダメージを与える、というのは事実です。
なのでタバコを吸っている人はそれなりに対策はした方がいいかもしれません。
タバコを吸っていると喉が乾燥しやすくなるので
ポケットタイプの吸入器を使っている人も多いです。
タバコも紙タバコではなく最近流行っているアイコスやグローなどの電子タバコに変えるだとか。
乾燥対策にはのど飴も効果的です。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ