声優はもちろん、それ以外にも実は喉を使うお仕事をされている方ってたくさんいると思うんですね。
例えば学習塾の先生とかは毎日何時間も授業をしなくてはいけなくて、ずっと喋りっぱなしだから喉の調子が常に悪い、みたいなこともよく聞きます。
今回は特に仕事で喉を使う人のために声優や歌手が普段やっている、喉の調子が悪い時、喉が痛い時の治し方についてお話しします。
もくじ
湿度を高く保つ
とにかく湿度を高く保つためにあらゆることをします!
ウイルス性のもので喉の調子が悪い場合は菌が繁殖しにくいように湿度を高くするんですね。
ウイルスは乾燥しているところで繁殖しやすいんです。
湿度を保つためにもいろいろ方法があります。
マスク
とにかくマスクを常時すること。
出かける時はもちろんですが、寝る時が実は重要です。
寝てる間、知らないうちに口が開いてしまっていて口呼吸になっている人が多く、
口呼吸になると喉がものすごく乾燥するので喉の調子が悪くなりやすいです。
私は調子が悪くなった時にすぐ対処できるように家に濡れマスクを常備しています。
寝る時に濡れタオルを置いておく
これは旅行時なんかでよく使う手段。
喉の調子が悪い時は家でもやっています。
寝る時にフェイスタオルを濡らして絞ったものをハンガーとかにかけて枕元の近くに干しておきます。
これだけでだいぶ部屋が加湿されます。
旅行や出張なんかでホテルに泊まって起きたら喉の調子が悪い…ということを経験されたことがある人も多いのではないでしょうか?
ホテルも乾燥してること多いですからね。
自宅じゃない場所に泊まる場合は特にやってみてほしいことです。
のど飴を舐める
起きている時はのど飴を舐めるようにします。
飴を舐めることによって唾液の分泌が盛んになるので、常に喉を潤わせておくことができます。
私が常に鞄に入れているのは龍角散のど飴ですが、症状によって飴を変えることもあります。
ちょっとお高めだけど森川健康堂のプロポリスキャンディーを舐めたりすることもあります。
のど飴についてはこちらで詳しく解説しています
加湿
加湿器
加湿器は必ず部屋に置いています。
各部屋に置くレベル。
加湿器にはそれぞれ「何畳用」だとか「何平米用」というのがあるので、部屋のサイズに合った加湿器を購入します。
アマゾンで購入すればすぐに買えるし、数千円くらいなので、
まだ持っていない人はとにかく安いものでもとりあえず買っといた方がいいと思います。
中には湿度を調整しながら加湿してくれるものや携帯用のものもあります。
霧吹き
これ舞台とかでやる手法なんですが、
乾燥しているところではダイレクトで霧吹きをかけます。笑
舞台は基本的に風通しが悪く、埃っぽくて乾燥してるところが多いので小屋入り(本番前に舞台のセットを組み立てたりリハーサルするのに劇場に入ること)したら
何人かが霧吹きを持ってきててシュッシュし始める、というが舞台人の中では習慣化しています。
私はそれを家でもやっています。
主にカーテンとかに向かって何プッシュか。
100円ショップで買えるのでぜひ!
漢方
喉が痛い時、痛くなりそうな予感がある時は漢方を飲んでいます。
薬ほど強くないけれど薬ほど体に負担もないので初期症状の時とかには特におすすめですね。
響声破笛丸(きょうせいはてきがん)
名前からして治りそうなこいつ。
歌手や声優の中ではかなり有名な漢方薬です。
普段から声を使う人のしわがれ声やのどに不快感などに効く漢方。
特に喉が弱い人におすすめです。
喉が弱くて困っている人は声帯を鍛えて喉を強くすることもできるので、特に仕事で喉を使う人はトレーニングしてみてもいいかもしれません。
声の出し方が変わるとだいぶ楽になります。
麦門冬湯(ばくもんどうとう)
- 痰の切れにくい咳
- からぜき
- 気管支炎
- 気管支ぜんそく
などに効果があると言われている漢方薬です。
特に症状は重くないけれど喉の調子が悪く、軽い咳が出る、みたいな時はこの漢方がいいと思います。
喉にタオルを巻く
普段から喉にタオルやスカーフを巻くようにして喉周りを冷やさないようにしましょう。
喉の調子が悪い時は余計に喉を冷やすのは良くありません。
タートルネックの服を着る、とかもおすすめです。
冷えは3首(首、手首、足首)からくるとも言われているので調子が悪い時は3首をなるべく冷やさないようにすることが重要です。
吸入器
声優の場合は吸入器は大抵みんな持っています。
安くで買おうと思えば5000円代からでもあります。
この吸入器は水道水でできる吸入器で分解して洗うこともできるのでおすすめ。
ちょっと調子が悪い、という時は朝晩吸入するだけでだいぶ違います。
マヌカハニー
殺菌効果のとても高いはちみつです。
声優や歌手の方は、寝る前に毎晩スプーンで1口舐めておく、という人もいるくらい風邪予防や喉の調子が悪い時に効くはちみつ。
高級ですが効果はあります。
症状が長引く場合は病院へ
今回は喉の調子が悪い時にできる対処法についてお話ししましたが、
あくまですぐにできる対処法であり、症状が長引く場合はきちんと病院へ行くことをおすすめします。
喉の調子が悪い、と思っていたら実は鼻の炎症だった、なんてこともありますからね。
病院で診てもらわないとわからないことはたくさんあります。
心配な時は耳鼻咽喉科に行って、経鼻鏡で見てもらいましょう。
耳鼻咽喉科に行くとお薬の入った吸入もしてもらえますし、最悪「絶対に声がでないとまずい」という状況をステロイド注射とかでなんとかしてくれる場合もあります。
もちろんこれはリスクも伴うものなのでお医者さんに要相談です。
お仕事の時に必ず携帯してる喉ケアグッズなどをYouTube動画でも紹介しているのでこちらもぜひっ
→声優志望なのに鼻炎がひどい…まずは耳鼻咽喉科に行くのがおすすめ!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ