声優になりたいと思っている人がたくさんいる昨今、
声優にはどんな人がなれるのか、ということを知りたいと思っている人はいっぱいいると思います。
今回は私が思う、声優に求められる素質(性質や性格)について少し話してみたいと思います。
メンタル
多分声優に求められる素質の中で一番求められるのがメンタルなんじゃないかな、と思います。
声優の仕事を続けていく中で、メンタルは本当にやられることがたくさんあります。
まずは大舞台にたくさん立つ機会があるので、緊張に強くなくてはいけません。
何百何千、もっといけば何万という人の前でパフォーマンスをする機会もあるのが声優の仕事です。
そんな大舞台で、自分の思う最大限のパフォーマンスを発揮できるような度胸が必要になります。
私もなかなか緊張する場所でお仕事をしなくてはいけない時は、
その時ももちろん緊張しますが、終わったあとは大抵ほっとするのか大号泣したりしています。笑
うまくいかなかった時は悔しくて泣くこともありますが、うまくいったとしてもなんだか泣けてきて、
それがものすごい緊張状態にさらされた、という証なんだろうなぁといつも思っています。
また、声優として活動していく上では人間関係でも悩むことはたくさんあるでしょう。
ビジネスパートナーである声優事務所やマネージャーと合わない、という話はよくある話ですし、
多くのクライアントさんと仕事をしていく中でどうしたってうまくいかない人とはうまくいかないものです。
そういうことにいちいちメンタルをやられていると自分がもたなくなってしまうんですね。
新人声優のうちは声優として活動することも大変なのに、それと並行して自分の生活をしっかりとすることだって難しいものです。
それもまたストレスになりますからね。
メンタルが強い人は声優として素質のある人だと思います。
国語力
国語力は声優になるのに求められる素質と言えますね。
台本は自分で読み込んでいくのが普通なので、漢字をきちんと読めることはもちろん、読解力を求められます。
なので声優さんは本が好きな人も多いです。
ただ、これはきっと努力でどうにかなりやすい部分だと思います。
漢字を読み間違えたり、イントネーションを間違えたり、といったことは誰にでもあることです。
私も高校生の時アフレコ現場で、キリスト教のことをあまりよくわかっていなくて「主(しゅ)よ」というセリフを
「主(あるじ)よ」と呼んでしまって大笑いされたことがありました笑
普段からたくさん本を読んで、いろんな知識を入れておくことをおすすめします。
自分で努力すればすぐに身につく素質と言えるでしょう。
好奇心
好奇心は声優としてお芝居を続けていく上で必ず必要になってくる素質だと思います。
ベテランの声優さんはどんなに年上でも、小さなことに好奇心を持ってなんでも挑戦してみよう、という気概のある方が多いんです。
いろんなことに好奇心を持って接することができる人はやっぱりそれだけ経験を持っているし
それは一種の才能だとも思います。
たくさん笑えて、感動できて、泣ける人が、表現者として表現も豊かにすることができる人なんだと思います。
免疫力
声優は風邪を引けません。
風邪を引く、ということはつまりそのお仕事をお休みする、ということであり
お仕事のチャンスを逃すだけでなく、信頼を失うことと等しいのです。
風邪を頻繁に引いてしまう、という人は声優としてやっていくのは難しいかもしれません。
声優は忙しい時は本当にほとんど睡眠時間がなくなりますし
緊張状態が続いたりストレスを受けやすい仕事でもあるので身体が丈夫な人の方が声優として素質があると言えるでしょう。
もちろん、風邪を引かないように最大限努力することで補える部分はあると思います。
営業力
声優は常にクライアントさんからお仕事をもらう側の立場にいます。
事務所に所属していたら事務所がある程度営業をしてくれるかと思いますが、
それでも声優一人に対して一人マネージャーがついたりするわけではありません。
クライアントさんとのやりとりも声優本人が積極的にやっていかなくてはいけない場面も多々あります。
そんな中で「もう一度一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるような関係性を築くことができる営業力は多少なりとも必要な素質なんじゃないかと思います。
素質は磨けばいい
今回は声優に求められる素質について話してみました。
性格的なところもあるかと思いますが、
これから声優を目指したいと思っている人はより声優に求められる素質を考えて、研究して、求められる形になれるように自分を磨いていけばいいのだと思います。
才能があるない、なんてきっとあとからついてくるものだと思います。
読んでくれてありがとうございました。
では。