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声優の仕事でやりがいを本気で感じる一瞬

声優をやってるとやりがいを感じることがたくさんあります。

特殊な仕事だからこそ、やっててよかったなと感じる瞬間もまた特殊な気がします。

 

なので今回は声優をやっていてやりがいを感じた瞬間について話をしてみたいと思います。

 

お手紙をいただいた時

 

声優としてデビューしたのは高校生のときでした。

 

デビュー作が2クールあって、ほとんど出番のある役だったので、毎週のようにスタジオに通ってお仕事をさせていただけて

高校生であんな貴重が体験ができたこと、本当に嬉しく思います。

 

ただ、声優ってその場で生の反応を得られるものではないので、アフレコ現場で収録してお仕事として完結しても、

なんとなくそれに実感が湧きづらいものなんですね。

 

アニメの収録自体は基本的には5時間。

短い現場だと3時間程度で終わってしまうような現場もあります。

 

だからいまいち自分が声優としてデビューしたことも実感が湧かなかったですし、

アフレコから放送まで1ヶ月程度時間があくので、ますます不思議な気持ちのまま過ごしていました。

 

そして声優としてデビューした初めての放送を見ても、やっぱり実感が湧かずじまいでした。

 

放送が始まって何日かしたあと、事務所にお手紙が届きました。

 

そのときに初めて「私は声優としてデビューできたんだ」と実感がわいたんです。

 

売れない声優がもらってありがたかったプレゼントという記事でさんざん新人声優がもらって嬉しかったプレゼントを紹介しましたが笑

結局一番心に響くのはやっぱりお手紙です。

 

自分が声優として出演したものを見てくれる人、聞いてくれる人がいる、という実感を持てて初めて自分はエンターテイメントをしているんだ、と思えるんだと思います。

だから私は舞台芝居が好きなのかもしれません。

舞台で食べていけるようになるのはまたこれはこれで難しく厳しい道のりなので辛いんですが。

 

そしてお手紙の中に書いてあることでやりがいを感じられること内容がたくさんあります。

声優にファンレターは届くのか

 

キャラクターを好きになった

 

お手紙で私が声優として声を当てているキャラクターのことを「とても好きだ」と言ってくれる人がたくさんいます。

 

キャラクターは私が生み出したものではなく、作家さんや制作のスタッフさん、いろんな人がたくさんの想いを込めてつくりあげたものです。

そのキャラクターが生きるのに最後のお手伝いとして声を当てるのが声優です。

 

だから、キャラクターを好きになってくれた、という声を聞くととてもやりがいを感じるし

そのキャラクターが好かれるためのお手伝いができたんだ、と思うととても嬉しいです。

 

そしてキャラクターを通して声優である私のことも好きなってくれた、なんてこんな嬉しいことはありません。

自分のことを2倍好きと言ってもらえているような感覚です。笑

声優のキャラの役作りはどんな方法でやっているの?

 

元気が出た

 

いただくお手紙の中では「毎回アニメを見て元気をもらっています」という声も多いです。

 

そういう声をいただくと、全く知らない誰かの生活のちょっとした楽しみになれたんだ、というのがとても不思議であり且つやりがいを感じるところです。

 

アニメやキャラクターに声優として関わることによって、知らない人の生活の一部に携わることができる。

そんなことってなかなかないんじゃないかなと思うんです。

 

そして声優が作るのはエンターテイメントなので、みんなの生活の中でもプラスの部分を作り出すことができます。

 

  • 毎週放送を楽しみにしています
  • 声を聞くと元気になれます

そんな言葉が、本当に嬉しいんです。

 

私にも日々楽しみにしてることってあります。

  • 最近見つけた美味しい定食屋さんで今日は何食べようかとか
  • はまった本の続きが早く読みたいとか
  • 新しい曲覚えたから早くカラオケで歌いたいとか

平和ボケしてるんで私の場合こんなちっぽけなことですが笑

 

でもそういう小さな楽しみがあるから頑張れることってあるじゃないですか。

そういう誰かの生活を盛り上げる楽しみに、自分がなれたのかな、と感じられるとやっぱりやりがいを感じます。

声優の仕事内容はどんな感じ?【アニメ編】

 

多重生活

 

芝居をやりながら生活をしていると、ふと、いろんな人の人生を歩んでいるような錯覚に陥ります。

 

例えばレビュラーで声を当てさせてもらってるキャラクターのことって結構仕事を離れてもずっと考えているもので。

 

  • 好きな色
  • 好きな食べ物
  • ものの感じ方

などなど、生活の至るところで影響されることって多いんですね。

 

「きっとあの子だったらこうするかな」という気持ちとともに生きることが増え

自分の思考も侵食されがちです。

 

だからこそ、いろんな人の人生が送れるような感覚に陥ることが多くて、それはやっぱり声優としての仕事のやりがいだな、と感じます。

 

その分なんだかものすごく感情の振れ幅が大きくて、とてもエネルギーを使うところがありますが笑

だからなのかはわからないですが役者をやっている方は基本的にエネルギーはんぱないです。

舞台をやってる声優さんがすごい

 

魅力的な職業

 

声優のやりがいについて、特に私が普段感じることを話してみましたがいかがだったでしょうか。

 

声優は本当にやりがいのたくさんある魅力的な職業です。

厳しいこともたくさんあるし、毎日不安に思うこともたくさんあります。

 

それでもやっぱり声優の仕事が大好きです。

お芝居が好きです。

それを通して人と繋がれることが何より嬉しいです。

 

きっとエンタメが好きなのです。

たくさんの人に笑って欲しいから。

 

だから、声優としてはもちろん、いろんな方向からエンタメができるように、これからも頑張ります。

楽しい仕事をするために大切なこと

 

読んでくれてありがとうございました。

では。

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