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声優になるまで、と声優になってから、どっちが大変?という質問に答えます

ゆめもん

やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!

今回は質問箱でいただいた質問について!

これはね、圧倒的に「なってから」ですね笑

確かに声優ってなるまでもものすごく大変な道のりではあるんですよ。

ただこの期間が私は結構短かったんですよね。

元々は「歌手になりたい」という気持ちが強くて、アーティスト系の事務所のオーディションばかり受けていました。

その中で「受かったらアニメの主題歌歌えます!」っていう声優事務所のオーディションを見つけて、そこに応募して、養成所に入ることになりました。

ゆめもん

詳しくは別の記事で書いてます!

養成所に入ってから約半年でデビューが決まったので、声優になるために頑張った期間はとても短くて、声優になってからの期間の方がずっと長いのです。

だから声優になってからの方が大変!って思う部分もあるのかもしれない笑

もうこれは本当に語り始めると沼。

養成所期間・デビューしてすぐの頃は楽しくて仕方なかった

養成所に入るまで、

小学生の頃から歌手になりたかった私はずっとボイトレに通っていたので、歌の練習や発声についてはかなり長い期間取り組んできていました。

でも「演技」というものにあまり触れたことがなかったので、

高校生で養成所に通うようになって、アフレコの授業があったり、エチュード(設定だけ与えられて自由に芝居するやつ)をやったりした時

ゆめもん

なにこれなにこれ〜〜

鬼楽しい〜〜〜〜(IQ3)

となっていました。

とにかく演じるということが楽しくて仕方なかった。

オタクだった私は「キャラクターになれる」ということがゾックゾクすることで、

ゆめもん

早くレッスン行きたいんじゃ〜〜〜〜〜〜

って毎日なってたし、

ボイトレとはちょっとまた違う滑舌の練習とかも面白くて、毎日家で一人で滑舌練習したり、セリフを読んだりしてたんですよ笑

この頃は本当に「芝居楽しい最高」しかありませんでした。(フラグの立つ音)

声優養成所に通っているうちにデビューってできるの?

仕事をするようになってから悩みが増えた

お仕事として声優活動をするうちに、次第に色々な悩みが出てきました。

ゆめもん

グッ…これが…好きなことを仕事にする、ということか…ッ

「たくさんいる声優の中で、どうやったら勝ち抜いていけるのか」

私がデビューした頃からずーーーっと声優という職業の人気はうなぎ登り。

もう新人さんもいっぱい増えるし、若い人も多いし、こんなにたくさんいる声優の中でどうやったら勝ち抜いていけるのか!?どうやったら一番になれるのか!?

どうやったら選ばれるのか!?

そんなことばかり考えてはぐるぐるしていました。

いや、でもこれは必要な悩みだとは思う。

感覚でズバッと行けるほど天才ではないし、

どんな仕事をするにしたって、「求められる仕事をするにはどうしたらいいか」ということは考えなきゃいけないことなので、

かなり切羽詰まった悩みになっていた節はあれども、この問いはずっと持っていなきゃいけないことなのかも。

ただ、周りと比べられやすい(比べてしまいやすい)環境ではあるので、

そういう意味で辛かったというのはありますね。

芸能界では当たり前のルールなんだけど辛いなと思うこと

「現場で失敗したら次はもう呼んでもらえないかもしれない」

どの現場に行く時も、

「失敗したら次はない」

って思っていました。

いや、これは今も思ってるか笑

次回もまた起用してもらえるように、最高の仕事をしなくちゃいけない。

新人声優は単発の仕事や1クール(3ヶ月)ものの仕事が多いので、

「これで決めなきゃ」っていうプレッシャーがいつもあります。

ミスすると本当に消えてなくなりたくなる。

どうしても体調が悪くて現場に行けなかった時、吐くほど泣いた。

「しょうがなかった」ってなかなか思えないんですよね。

「自分のやりたいこと、人生がかかってるのに」って、変に自分に壮大な物語を背負わせておりました。

「起用してもらうために、色々なところに顔出して、みんなに好かれなくては」

一時期、飲み会の声がかかったら、とりあえず全部行ってた。

人間的に苦手だなって思う人がいても、うまく合わせて、なるべく嫌われないようにして…

色々なところでご縁が繋がれば、お仕事にも繋がるはず!

って思って結構無理していました。

本来の私は人の好き嫌いも多いし、

合わない人に無理して合わせるのは苦痛。(まぁこれはみんなそうだよね)

そもそもに大人数があんまり得意じゃないし、できれば隅っこに居たい、一人大好きマンなんですね。

今は好きな人・関わりたいと思う人とだけ関係を築ければいい、と思えるようになったけど、

とにかく人と繋がらなければ!と無理していた時は辛かったです。

「みんなに好かれたい」と思っていたのが窮屈だった原因かも。

あと飲み会代もバカにならなくて!笑

優しい先輩が多めに出してくれることが多かったけど、毎日のように飲み会に顔出してて、

月に15万円くらい飲み代で消えてた時がありましたw

ゆめもん

さすがにこれは自分でも引いた

あ、でも、好きな人との飲み会は楽しかったし今も楽しいですよ!!!

全部が全部苦痛ってことじゃなくてね、「とにかく全部飲み会行く」みたいな自分ルールがアカンかっただけです。

こういう飲み会の席で先輩から聞ける貴重な話とかもいっぱいあるし、

好きな人たちとの飲み会で、溢れそうになってる自分の心に少し冷静さが取り戻せる時もありました。当時よく飲み会付き合って下さっていた方々には感謝ばかり…!

今は「合わない人とは関わらない」っていうのが出来るようになったので、ちゃんと飲み会も楽しいです。

声優は飲み会に行かなければいけないの?

「みんなライバル」

これも辛かったな〜〜〜

事務所で仲良くしているはずの人も、オーディションで出会ったらライバル。

自分が落ちて、相手が受かることもある。

結局どこまで行ってもライバルなんだよな〜〜〜〜っていうの、結構辛かったです。

オタクとしては履修したいアニメなのに、

知ってる人がたくさん出演しすぎてて見られないアニメも仕事をするようになってからは増えました。

ゆめもん

最初は研究のために見てやる!って思ってたけど、

どんどん悔しさ、やりきれなさみたいなのが募っちゃって、見られないアニメ増えた時がありました…

もうアニメ全般見たくない、って感じちゃうこともあったなぁ。

その頃はお笑いばっかり見てましたw

やっと最近はフラットにアニメ見られるようになってきた。(結構長いこと病んでた)

こうして書き出してみると、メンタル的にやられてた部分結構ありますね笑

今は考え方もずいぶん変わったから毎日楽しく生きてるけど、

声優業界ではこういう悩みを持ってる人、かなり多いんじゃないかと思います。

そういう方達の駆け込み寺的な場所作りも自分の使命かなと思っていて、

運営しているオンラインサロン「夢波サロン」には、事務所に所属してお仕事されていたり、ナレーターや声優として活動されている方も多くいらっしゃいます。(声優じゃない方もいっぱいいるんだけど、それも楽しい笑)

悩んだ時に頼れるところでありたいな〜って思っています。自分が結構辛かったので。

今はオーナーの私自身も仕事で悩んだりしたらサロンのみんなに話して慰めてもらったりしてます笑(いつもありがとうみんな…)

サロンに入会した当初は声優志望だったのに、声優としてデビューされたメンバーさんもいて、

先日インタビューをさせていただいたので、よかったらそちらもぜひ読んでみてください〜!

というか声優は、続けていくのが難しい仕事でもある

いや、そもそもにね!

成果報酬制(お仕事したらした分しかギャラが入ってこない)で、スケジュールもめちゃくちゃで、お仕事の単価も安くて…っていうので声優の活動を続けていくっていうのも、めためたに大変です。

多くの声優がバイトをしながら声優をやっている状況。

生活がままならない、とか、

家族の問題で、とか、

そういう色々な理由で活動を続けられなくなる人もたくさんいます。

お芝居上手いのに。

だから、続けていくことができる環境づくりも大事だと思っています。

夜勤でバイトしながら声優…みたいなのは、身体壊して続けられなくなったりします。まじで。

どういう働き方、生き方をしたら長く声優として活動を続けていくことができるのか、ということもまた、しっかりと考えていかなくてはいけない仕事だな〜って思いますね…!

私も事務所から独立した時にここら辺はものすごく考えたところで、

それで行き着いたのがブログだったのです笑

声優やりながらバイトを掛け持ちしてました

ということでメンタル的にもフィジカル的にも、声優になるまでより声優になってからの方が圧倒的に私は大変だと感じてます、というお話でした〜!

読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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