声優でブログをやっている人は多いと思いますが、
声優がブログを運営していくことってかなり難しいことだと思うんですね。
それは文章力とかの問題ではなく、
- 事務所に所属している声優である
- 声優業界界隈でクライアントから仕事をもらい続けなくてはいけない
という制約の中でできること、書けることが少ない、という話です。
ブログを書く目的
そもそも声優がブログを書くことの目的というのは多くが「自分の活動をもっと多くの人に届けるため」というものだと思います。
声優はクライアントから仕事をもらうことができないと
自分が活躍する場を獲得することができません。
でもそのまま放っておいたら「いつか仕事がなくなるかもしれない」と思ってしまうから
何か自分でできることを常に探している人が多いです。
そのために舞台をやったり、ブログを書いたり、
自分でやれることは試してみている人が多いと思います。
常に何かし続けることって結構大切で、やっぱり活動していないと「忘れられちゃうんじゃないか」という恐怖がいつもあるんですね。
スケジュールが空白の日が続くとみんなお腹が痛くなるのが声優というものです。
私は声優業を休業してる時はストレスでどうにかなりそうでした笑。
書けないことが多い
声優ってブログを書く時に書けることが本当に少ないんです。
TwitterなどのSNSなんかもそうなんですが、中には声優自らが発信するものは全部事務所が管理していて
OKがでないと発信できない、という声優さんもいらっしゃいます。
声優事務所に所属する、とういことはつまり
自分のプロモーションを全て事務所に預ける、ということなのでこれはもう寧ろ管理してもらえることはありがたいことなのですが。
でもブログに書いてはいけないことは多くなります。
私も初めてブログをやり始めたころは全部マネージャーが記事を読んでチェックしていました。
そうなってくるとポジティブ表現と、自分の出演情報くらいしか書けなくなってきます笑
- 炎上しても困りますから、きわどい表現とかは全部カット。
- 収録スタジオが推測されないように仕事のスケジュールに関しては全NG。
- 住んでる場所や普段の行動範囲が推測されないように写真、文章などに気をつける。
などといった制約があります。
そうすると結局書けることが少なくなってくるんです笑
長く運営していくのがどんどん難しくなりますよね。
コメントが荒れて閉鎖もある
ツイッターではリプが簡単にできますし、
ブログでもコメント機能を解放している声優さんは多いです。
一方的に発信するより、やはりファンとの相互的なつながりがあった方が楽しいですからね。
でもそうするとやっぱり心ないリプやコメントを書き込んでくる人もでてきます。
今のネット社会だとこれはもう防ぎようがないことだと思いますし、有名になればなるほど付いて回ることでしょう。
しかしあまりにもリプやコメントがひどいと、ツイッターもブログも閉鎖せざるを得ません。
これはこちらでコントロールすることができるものではないので仕方がないですよね。
そういった理由でコメント欄を解放していない方もいらっしゃいます。
自分がコメントを受け取る分には良くても、
コメントは他の読者さんにも見えるものですし、そういったコメントが多くなってくるとなんらかの対策をしなくてはいけなくなりますから。
ブロガー的ブログ運営
ということで今回は声優がブログを運営するのがいかに大変か、ということについて話してみました。
私は事務所を退所し、今はフリーランスになっているので、あまり気を遣わずにブログ運営ができます。笑
日記的なブログではなく、
ブロガー的なブログを、今後も運営し続けていきます。
読んでくれてありがとうございました。
では。