声優業界はなりたい人がいっぱいいて、
声優として活動をしている人もいっぱいいます。
声優になるのも大変だけれど続けていくのも大変な仕事。
そして人数がたくさんいる分、
とんでもない競争社会です。
毎日が競争競争の連続。
時には人間不信になりそうなことだってたくさんあります。
声優になるまで
声優を目指している人は30万人とも50万人とも言われていますが、
そのうち声優としてデビューし、活動することができている人は1万人と言われています。
声優になるまでも数々の競争がありますよね。
例えば私は以前、養成所に通っていたことがありましたが、
養成所は単純にレッスンを受けるばしょではなく、事務所が運営している養成所では
養成所もマネジメント対象になることがあって、
養成所の中でも競争が繰り広げられていました。
レッスン前の挨拶に行くか行かないか、
それも「絶対行った方がいいけど、行かない人には教えてあげない。自分だけ行った方が目立てるから。」みたいなこともあるわけです。
みんなが他の人よりも自分を良く見せようとしていきます。
声優としてデビューする前から競争は始まっているんです。
一緒に学んでいる人たちはあくまでライバル、ということなんですね。
声優になってから
声優としてデビューすることができたとしても、
コンスタントに仕事がある、なんていうことはまずありません。
声優になってからはさらに競争が続きます。
オーディション
声優のオーディションを受けるにも競争が必要です。
まずは事務所で「オーディションをたくさんもらうことができるポジション」に行かなくてはいけません。
大きめの事務所では
その事務所に所属している声優がたくさんいます。
そして所属している声優全員に均等にオーディションがふられるわけではありません。
なので、所属してからもまずは事務所の人との関わりを増やすこと。
その事務所でオーディションをたくさんふってもらえるようなポジションに行くことが大切です。
そしてオーディションそのもの自体もまた競争になりますよね。
オーディション会場に行ったらすっごいバチバチした空気が流れていたり
敵対心むき出しにされたり、なんてこともありました。
収録
いざ役が決まってスタジオで収録、となっても
またそこに競争が待っています。
スタジオでも気に入ってもらえれば次の仕事に繋がることがありますし、
逆にスタジオでやらかしてしまうと、そことはもう仕事をすることがなくなる、なんていうこともあるんです。
お仕事はお仕事でも、それに満足してもらえなかったら次はない。
それはきっと声優の仕事だけではないでしょう。
ただ声優の仕事はよりそこらへんがシビアなのかなとも思います。
代わりたくさんいる、と思われていますからね。
→声優が初めてアフレコに行く時に気をつけなくてはいけないこと
飲み会
飲み会でも競争が繰り広げられていることが結構あります。
誰の隣に座るか、とか
どんな話をするか、とか
結構みんないろんなことを考えてその場にいるのだなということがわかります。
営業力、というといやらしく感じるかもしれませんが
本当にコミュニケーション能力が高い人がたくさんいます。
強いメンタルが必要な仕事
声優がいかに毎日競争し続けているか、ということについて話してみました。
声優業界にはものすごくたくさんの人がいますから
その中での競争がヒートアップするのは必然的なことだと思います。
そしてそこでは強いメンタルが必要になってくるでしょう。
信頼していた人でも、自分のことを貶めるようなことをしてくる人がいたり、なんてことだってざらにあることです。
そう思ったら、声優を目指す人は声優界隈のコミュニティだけでなく
他のコミュニティにも自分の居場所を持っておいた方がいいのかなと思います。
私は学生生活がそれで、
かなりバランスをとっているようなところがありました。
ずっと競争一色の人生だと、メンタル的にもしんどいですからね。
読んでくれてありがとうございました。
では。