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声優業界って怖いところなの?

声優志望の方からたまに「声優業界ってやっぱり怖いところなんですか?」という質問をいただくことがあります。

感じ方は人それぞれだとは思いますが、特殊な業界だからこそ、怖いと感じることも確かにあると思うんですよね。

ゆめもん

ま、どんな業界だって「楽しいことだけ」ではやっていけないよね

声優業界の怖いと思うポイントについて、今回はお話しして見たいと思います!

アフレコ現場は怖いところ?

頑張る人

やっぱりプロの現場は厳しくて怖いところなイメージだよなぁ

と、思う人は多いかもしれません。

でも真摯にお仕事に取り組んでいれば、怖いと思うところではないです。

大ベテランの先輩と共演させていただいた時、「昔はねぇ、ちょっと表出ろぉって言って音響監督と殴り合いとかもしょっちゅうだったけどねぇ。今は全然だよねぇ。」っておっしゃってて流石にびっくりしました。

ゆめもん

そんなんチビってまうわ

アフレコ現場は確かに厳しい先輩がいたり、音響監督さんも言葉数が少ない方がいたりしますが、

基本的には和気あいあいとした雰囲気で、仲良しな現場が多いです。

リテイク祭りになったからといって怒鳴られることはありません笑

そしてどんなに大御所声優でも、一緒にアフレコをする時は同じフィールドに立って仕事をします。

先輩後輩も芝居になれば関係ありません。

逆にそういう意味で、力が試されるというか、度胸が必要というか…怖いかも笑

怒号が飛んでくるようなことは無いですのでご安心くださいw

アフレコ現場でヒヤッとする瞬間

ゆめもん

現場の雰囲気が仲良しすぎて、リテイクされてるのに真剣にやらない…みたいな方に音響監督が怒鳴っていたのは見たことがあります。

なかなかそんなことはないと思うけど、仕事ですのでね、真摯に緊張感を持って取り組む姿勢を持つのは前提条件です。

あ、ちなみに先輩後輩関係も昔はやっぱり厳しかったみたいですが今はあんまりって感じです。

私も先輩後輩で遊ぶこと多いし、私が業界入った頃よりも今はさらにゆるくなってる気がする笑

声優の先輩後輩は厳しいのか

競争社会が怖いなと思うことはある

声優業界ってどうしても競争社会、限られた椅子をみんなで奪い合うところがあります。(特にアニメ系)

事務所にオーディションが来て、「3名候補出してください」ってクライアントから言われたら、まず同じ事務所で3人が同じオーディションを受けます。

みんな受からない場合もあるけど1人だけ受かることもある。

目に見えて「あの人は受かって自分は受からなかった」というのが突きつけられます。

逆も然りで、昨日まで一緒に頑張っていた仲間を蹴落として上にのし上がっていかなくてはいけない場面もあります。

こういうの本当しんどいな〜と思う。

同じオーディション受けていると、同じ事務所の人でも明らかに敵意剥き出しみたいなことだってあるし、疑心暗鬼になってしまう部分もあります。

これはその人が悪いということではなくて、仕組み的に致し方がないことというか…

競争させて戦わせて、その延長で作品を作っていく。それが結構メンタルきびしぃ〜〜ってなること多いのです笑

そういう中でずっと生きていこうっていうのはそれなりの覚悟が要りますよ。

事務所の中だってマネージャーには「好み」がありますから、明らかに人によって態度が違うということもよくあります。

人が集まるところでは「なるべくみんな仲良く、平等に」っていうのがあると思うけど、事務所は学校じゃないからね。

元気に挨拶して当たり前、それを無視されることもよくある、みたいな感じです。

ゆめもん

無視はアカンやろ。人として。つれぇ。

もちろんみんながみんなそんな感じではありませんよ…!いい人もいっぱいいる!

ただ、問題だなぁと思うけど「仕事を振る人」「仕事を振られる人」っていう関係性があからさまな上下関係を作ってしまうな、という怖さもあります。

一緒にお仕事したいと思える人と、お互い幸せになれるお仕事の仕方をしていきたいな、と思いますね。

なので事務所の合う合わない、一緒に働くスタッフさんの合う合わないはかなり大事だと私は思っています。

声優事務所に所属しても不安はいっぱいあるのが普通です。

シンプルなオタクには戻れない怖さ

声優としてデビューしてから、しばらくアニメを見られない時期がありました。

てか実は結構最近までアニメ見るのがすごいしんどかったんですよねw

もともとはすごいアニメ好きだったし、アニメに救われて今があるから、まじで私の人生の中でアニメってめちゃくちゃ大きな存在なんですけど。

ゆめもん

見たいアニメはたくさんあるのに、いざ見ようとすると心が拒否してしまう感じがあったんだ。

めちゃくちゃ良いアニメとか見てさ、知り合いがいっぱい出てると「うっわ、悔しい!」ってなっちゃうのよ。

自分がオーディション落ちたアニメとか見るの辛いのよ。

エンドクレジット見て「音響監督さんあの人か〜〜!」とか言い始めるのよ。

もう私、あの頃のオタクな私には戻れないんだ。

あとよく聞くのは、中の人のマイク前の芝居を知ってるから、キャラが喋ってても中の人の顔が浮かんできちゃうってやつ笑

これは私も多少ありますが、それよりもクレジットが気になりすぎちゃって、むしろ最初飛ばしてクレジット見てから本編見る、くらいまであって、この方が辛いです。

今でもやっぱりアニメ見るのに腰が重いことはよくある。

それでも実際に業界に入って経験できたことは有難いことだよなぁとは思うんですけどね笑

声優が勉強のためにアニメ番組を見る時に見ているポイント

まとめ
  • 現場で怒号が飛びまくってて怖い、みたいなことはない(もちろん緊張感はある)
  • 先輩後輩は厳しくはないと思う(体育会系だなと思うことはあるけど)
  • 業界構造的に競争社会なのでどうしてもメンタルはつれぇです
  • 業界に入るとただのオタクではいられなくなります

読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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