質問箱の方で以下のようなご質問を頂いておりました!
養成所では「1番になる!」っていう気概、めちゃくちゃ大事だと思います。
とにかく目立つ、覚えてもらう、売り込んでもらう。
それが出来ないとなかなかデビューして声優といして活躍していくのが難しいのが、今の声優業界(特にアニメ)だと思います。
業界関係の方は「事務所ではマネージャーに気に入られて売ってもらえないとなかなか厳しい世界だよね…」と言われる方が多いです…
実際今の業界構造ってそうだと思う。
だから養成所でもアピールは大事ですよね。
養成所のレッスンであっても、それがお仕事に繋がることももちろあるので、
お仕事だと思って取り組んだ方がいいと個人的には思っています。
目立つ方法には簡単な方法があるわけじゃなくて、
とにかく熱心に取り組む、ということじゃないかなと思います。
と言っても、
熱心に取り組むって具体的には…?
となると思うので笑
私が実際にやっていたことを今回は記事に書いてみたいと思います〜〜
もくじ
なるべく早めにスタジオに入る
養成所のレッスンでも、なるべく毎回30分〜1時間前にはスタジオに入ってストレッチや滑舌練習をしていました。
これによって練習時間も確保できるので一石二鳥です。
そもそもこれは、マネージャーさんが、
〇〇さんは毎回レッスン1時間前に来ててすごいんだよ〜
と他の方を褒めていたのを聞いて、
負けねぇゾォ
と思ってやり始めたことでした笑
マネージャーさんがわざわざ名前を出してそういうことを言ってくるということは、「それだけ熱意が伝わってるってことだなぁ」と思って真似しようと思ったんですよね。
早めに行きすぎるとご迷惑になることもありますので、一応確認した方が良いと思いますが、
スタジオが開く時間はレッスン直前ではない場合が多いので、何時から入れるのか確認して一番乗りする、くらいの気持ちで行ってみるといいと思います。
練習を真剣にやってると他の養成所生の方とのおしゃべりになっちゃう…みたいことも起きにくくて良いです。
講師の先生の経歴を調べる
これは今でも共演する方や、お仕事で関わりが出てくる方は全員やるようにしていますが、
出演作や関わった作品を調べておいて、時間があればなるべく履修しておくようにしています。
こういうきっかけがあると、普段自分が選んで見ようとしないジャンルに手が出せるのが良いですよね。
勉強にもなる!
先生とおしゃべりする機会があれば、
先生が出演されている作品見ました!
と話が出来ます。
講師の先生にそんなこと言っていいのかな?
なんだかミーハーみたいな感じになっちゃわないかな?
とか考えちゃう方もいらっしゃるかもしれませんが、
自分が出演している作品を見てくれて嬉しくないわけがありません。
もちろん「見ました」だけではなく、どこが良かったとか、どのセリフがグッときたとか、話が広げられるといいと思うけど、
そういうのは現場に出てからも、良い話のネタになります。
ご本人とお喋りしてるとアフレコ秘話が聞けたりとかもしてオタク的にはアツいです。(圧倒的ミーハー)
事務所になるべく顔を出す
私が通っていた声優養成所は声優事務所のオフィスと養成所のオフィスが同じ場所にありました。(割とそういう事務所さんは多いのかなと思います)
養成所のレッスンを受けるのに養成所の方のオフィスに顔を出せば、
自然と事務所のスタッフさんともご挨拶したりお喋りしたりすることができます。
なので、
- 名札を取りに行く・返却しに行く
- 講師の先生のお迎え・お見送りに行く
など事務所の方に顔を出せることは率先して自分がやるようにしていました。
これによって本当に少しだけどマネージャーさんともお話できる機会が増えていたように思います。
挙手制の場合、なるべく一番手で手を挙げる
では、この役やりたい人ー!
みたいなシーンがレッスン内であれば、必ず一番手で手を挙げるようにしていました。
考え方は人それぞれなので、必ず一番手に手を挙げることが正しいとは言いませんが、
現場に出るようになってから、この瞬発力は役に立つようになりました。
というのも、現場で、
ごめん!ここの声欲しいんだけど誰かやってくれない?
みたいなことが突発的に起こることがあるんですよね。
そういう時に臆せず
はい!はいはいはい!やります!!!!!
と前に出ていくことができるようになりました笑
これ本当に早い者勝ちだし、
若手が少しでも多く喋るチャンスなので、こういう時に前に出られる図太さ(褒めてる)があるのは良いことだと思っています。
それをレッスンのうちからできる人は、講師側から見ても「がんばってるな〜」って思うものなんですよ。
面白い役に挑戦する
これは目立つ方法になるかわからないけど、
レッスンだからと割り切って、普段やれそうにない挑戦してみたい役などに率先して手を挙げるようにしていました。
事務所は私に天真爛漫系の役とかを振ってくれることが多かったけど、
レッスンではお色気系の役とか少年の役とか、普段の路線とは違う役にチャレンジしてみてたんですよね。
自分的には「こんな役もできまっせ」っていうアピールのつもりでした。
普通にやってみたかった、ってのもあるんだけどねw
あと、全然見当違いで撃沈することもあった。\ドンマイ/
練習を誰よりもやる
練習はとにかく誰にも負けないくらいやっていました。
発声や滑舌のことを学ぶこと、練習することが楽しくて仕方なかったので、
そこまで苦にならずできたんだよね〜!
この頃はクラスで一番、いや養成所で一番やってる!って思えるくらいやってました。
もちろんレッスンの復習は必ずします。
今日できなかったところが来週もできなかったらアカン。
必ず次週には一週前と違う自分で臨みたい、という気概でやっていました。
講師業やるようになって思ったけど、練習量って講師には確実にバレます。
めちゃくちゃやってきてる人はすぐわかる。
やってきてない人もわかる。
レッスン後に講師に質問に行く
質問者さんと同じく、レッスン後には必ず講師の先生に質問をしに行っていました。
毎回同じ質問になっちゃうと、質問者さんが言うようにネガティブキャンペーンになることはあると思います。
私はできるだけ、その日のレッスンの中で分からなかったことや、「もっと深く話を聞きたい」と思った箇所について質問をしに行っていました。
それきっかけで講師の先生に覚えてもらえたり、お話をするきっかけになるので、
質問に行くことは悪いことじゃないと思います!
養成所時代って焦りもあるだろうし、悩むことがたくさんあると思います。
でもそういう時こそ練習!
練習に没頭していれば悩む時間が生まれなくなります。
悩むってことは脳が暇なのです。
練習して練習して練習すれば、
あれだけ練習したしな
という自信だけは手に入りますので!笑
読んでくれてありがとうございました!
ふぁいお〜〜〜!!ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!