9月23日〜9月28日 朗読劇に出演致します。

声優養成所クラスで感じる「中だるみ」の怖さ。

ゆめもん

やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!

質問箱に先日このような質問がありました。

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養成所の中で感じるクラスの中だるみ、というのは私も感じたことがあります。

とても難しい問題だとは思うのですが、自分がどこを目指しているのかということをしっかりと見据えて

周りの雰囲気に流されない、ということが重要なのではないかなと私は思っています。

よくあるクラスの「中だるみ」

養成所のクラスの中で中だるみが起きてしまうということは、たぶんよくあることだと思っています。

どうしても毎週顔を合わせるメンバーが一緒だったり、

仲良くなって行ったりすると中だるみのようなことが起こってしまうこともしょうがないことなのだと思います。

お金はもらって仕事をしている、という中で集まっているアフレコ現場の人たちとは意識が全然違うし

養成所のレッスン生というのは集まると愚痴大会のようになってしまうこともまたよくあることです。

みんな将来への不安を抱えながらレッスンを受けていますから、不安を共有し合う仲間意識みたいなものが出てきてしまうのではないでしょうか。

自分の不安などを共有することができる仲間というのは結束力が高くなるもので

いつのまにかみんなで仲良くすることがメインになってしまっているクラスもあります。

仲良くなってしまうと、ライバルではなく友達のように感じてしまうようになり

切磋琢磨していくべき場所なのに、足の引っ張り合いになってしまったり

なぜかレッスンや稽古よりもバイトを優先したりする人が出てくることもあります。

しかし養成所というのは全ての人がデビューできるという人が集まっているのではなく

むしろ養成所に通っているほとんどの人がデビューできないまま終わってしまうのが今の業界の現実です。

そこで中だるみの雰囲気に自分が流されてしまい、本来の目的を見失ってしまっては意味がありません。

なので養成所のレッスンを受ける時は、他の人と仲良くすることではなく

その中で秀でていくことが大切なのだという意識を持っておいた方が良いと思います。

目指すべき場所を考える

自分が本当に目指している場所はどこのもかということを明確にすることも大切です。

デビューして作品に出演することができるようになったら

自分の大好きな憧れの声優さんとも同じ条件のもとで仕事をするようになります。

いつまでも先輩の背中を追いかけるのではなく

その先輩をも追い越していかなくてはいけないという気概で多くの声優が頑張っています。

だからこそライバルは養成所のクラスの人ではなく

今現役で活躍している声優さんだと考えた方が良いでしょう。

クラスの中だるみに巻き込まれている場合ではないのです。

ちなみに私は養成所生だった時、マネージャーさんに

マネージャーさん

クラスメイトはライバルなんだから仲良くする必要はないんだからね

マネージャーさん

あなたのライバルは〇〇さん(有名声優さん)よ!クラスメイトじゃないから!

ってよく言われていました。

この言葉がずっと考え方の柱になっています。本当にありがたかったなぁ〜

わざわざ和を乱す必要はないけど…

もちろん養成所のクラスで人間関係を築いていくことも大切だとは思います。

わざわざ喧嘩する必要もないし、一緒にお芝居をしていく人たちでもありますから、仲がよいほうが芝居がしやすいという場合もあるでしょう。

ただ養成所のクラスの人達と頻繁に遊びに行ったり

レッスンの前後で時間を割いて何かをしたりというのは、本末転倒になってしまうことなのではないかなと思っています。

養成所生が一番はげまなくてはいけないのは、自分磨きだと思うんです。

ライバルとなる現役の声優さんたちは毎日のように仕事をしているわけですから、

練習しなかったら練習しないだけ差が広がっていってしまいます。

現役の声優さんをも超えて行けるような練習量を目指して、

空き時間は自分の練習やスキルアップのために時間を費やす努力をした方が良いのではないでしょうか。

クラスの中で温度差があったり、中だるみを感じるということは誰でもあることだと思います。

しかし周りの雰囲気に流されず、ペースを守って、

自分の練習を貫き通す強さを持っていると良いでしょう。

読んでくれてありがとうございました。

では。

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