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声優を志望した理由がこれじゃだめかな?って思う人へ

先日質問箱で以下のような質問をいただきました。

こういう類の質問は結構くるので、声優を志望する理由について悩んでいる人は結構多いみたいです。

志望理由は「演技が好きだから」でいいと思う

まず「演技が好きだから」という理由が軽々しい、と言われてしまった、というのはちょっと私は納得できませんね。

私は大学生の頃はすでに声優として仕事をしていて、周りが就活をしている時ちょっと焦りを感じながら仕事をしてた節があるんですけど笑

でも周りの就活をしている友達に「なんでその会社受けるの?」って聞いたら「給料が良いから」「大手だから」とかそういう理由が多かったです。

いざ面接になったらきっとみんなもっと良い志望理由を話すんだと思うけど、自分の将来を決めることに対する理由なんて結構単純なものなんじゃないかな、と思うんですよ。

前にお話した方で「自分が嫌いだから、自分以外のものなれる声優という仕事に憧れがあった」っていう声優さんもいました。

別に理由なんて人それぞれだし、「軽々しい」っていう価値観も人それぞれ。

志望理由が大仰なものである必要はないと思ってます。

ちなみに細かいことを言えば、「演技が好き」ということが「声優」という職業に直結するかというとそれは少し違う気がします。

演技が好きなら映像系の俳優でもいいし、舞台役者でもいいでしょう。

そういう演技ではなく「声優として演技をするのが好き」なのであれば、どうして俳優や舞台役者ではなく声優なのか、ということも考えるといいかもしれません。

私の場合は「演技が好き」であって必ずしも声優の演技だけが好きというわけではなかったので舞台役者として舞台に立ったこともあるし、大学で学んだことは映像でした。

ただ友達の少ないアニオタだったので声優という道を選んだところはあります。二次元最高。

就活しない、という選択肢で生きてきた私の今の働き方。

声優志望理由はネガティブなものでもいいの?

こちらの記事を読んでくださった方からさらに質問をいただきました!

こちらの質問について追記させていただきます。

先ほど、ちらりと書きましたが「自分が嫌いだから、別の人になりたくて声優がやりたかった」という方も業界にはいます。

個人的には志望理由は必ずしもポジティブなものである必要はないと思っていて、むしろ負の力の方が自分を強く突き動かしてくれる時ってあると思うんですよね。

大切なのは、どれだけ自分の中に強い想いがあるか、ということだと思っています。

ネガティブな理由だとしても、想いが強くて、それによって頑張れるのであれば自分の大きな力になる志望理由だと思います。

あとこういう理由は単純に目立つと思います。オーディションでも話が膨らみやすくなるんじゃないかな!ぜひ頑張って欲しいです。

オーディションで個性をアピールするにはどうしたらいい?

「現実逃避だろ」って言ってくる人は無視

最初の質問にツイッターで答えたところ、別のフォロワーさんから

「現実で生きることをやめてるって言われてしまった」というリプライもいただきました。

声優とか芸能系の仕事を目指すとこういうノイズは必ず聞こえてくるものだと思います。

「現実見ろよ」っていう言葉ね。

でも「現実見ろよ」って言ってくる人たちは、何かしら自分の中で諦めたものがあって、進みたい道に進めなかった人なのではないかな、と思っています。

本当にやりたいことを死に物狂いで頑張ってやっている先輩たちは「難しい道なのはわかってるけど挑戦したいんです…」っていう相談に対して「厳しい道だけど頑張りなよ」って言ってくれる人が多いです。

それは自分が通ってきた道でもあるからね。

私は現実逃避でも逃避して生きていけるならそれでいいじゃんって思ってます。

私を見てくださいよ。

就職もせずフリーランスになってしまってフラフラ生きてるけど、別に食べるのに困ってはいないし、好きなことしながら生きていけてます。税金も年金も保険料もちゃんと払えてるょ…。

世間一般的な「普通」にならなくても、生きていくことはできるんだなって思いました。

確かにしんどかった。めちゃくちゃお金がない時期もあったし、どんどん人が離れていくような感覚になったこともある。「普通」じゃないって、要は先輩がいないってことだから大変です。違う道を選ぶのはほんとにしんどい。

でもそれでも今楽しく生きられています。

現実逃避かもしれないけど、逃避したその先でも生きられるならその方が良くない?

「遊んで暮らしたい」って結構実現可能な気がしてきたんだ…!

自分の人生は自分のものだよ

家族や親友やパートナーとか、そういう親しい人に「現実逃避だよ」とか言われて反対されちゃうと確かに不安になるししんどくもなるでしょう。

「現実逃避だよ」って言ってきた人に認めてもらうためにやってるわけじゃないっしょ?ってさっき書いたけど、

これを言ってきた相手が親しい相手だと「認めてもらいたい」という気持ちもあるかもしれない。

その人はきっと心配してそういう言葉を自分にかけてくれるのだと思う。

でもそれで辞められるならとうの昔に辞めてると思いませんか?笑

茨の道だとわかっていても、辞められずに来てしまったわけです。

辞められるならもっと楽で安心できる道にさっさと進んでいるでしょう。

他人に言われて辞められるならそっちの方がむしろ良いと思う。

それを選んだのは自分であり、他の誰かではない。

心配して「やめなよ」って言ってきてくれる人は自分を心配してくれているのかもしれないけど、自分の人生の責任をとってくれるわけではないし自分の人生を代わりに生きてくれるわけでもない。

だから自分が選んだなら、それでいいと思うし

自分が思った志望理由がきっと一番シンプルな答えだと思うので、軽々しい理由なんて一つもないと思いますよ。

好き。ただそれだけで選んでいいと思う。

ちなみにオーディションや書類審査で自分のアピールとして話す志望動機についてはもう少し戦略的にしてもいいんじゃないかなって思ってます。やっぱ大勢の中から目立っていかなきゃいけないからね。

そちらは別の記事でまとめているので良ければ読んでみてください^^

声優の志望動機を考える上で大切なこと

読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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