この前、質問箱で以下のような質問をいただきました…!
こういう特定の発音がしにくい、っていうのありますよね!
人それぞれ苦手な音は異なると思うので50音全て解説するわけにはいかないんですけど、
そういう言葉を見つけた時にどうやって改善したらいいのか、どんな風に突破口を見つけ出せばいいのか、ということを今回はお話ししてみたいと思います!
私も苦手な発音はあるし、声優の勉強をし始めた頃はずっとその発音の練習をしていました。(ちなみに私が言えなかったのは「俺の故郷(ふるさと)はコロラドだ、コロラドなのだ、コロラドだ。」というラ行の練習の早口言葉です)
でもちゃんとコツコツやっていれば必ず改善されるからね!がんばろ!
もくじ
特定の音の発音がしにくい原因を探る
言葉を綺麗に発音するために大切になってくる要素は主に以下のような要素です。
- 口の形
- 口の中の空間の作り方
- 歯並び
- 舌の位置
- 舌の動かし方
この中でどれができていないのか、ということをまずは探ってみてください。
今回は質問者さんが質問してくださった「つ」を例に考えて行きたいと思います〜
口の形
日本語の発音でまず大切なのが母音の発音。
「あ」「い」「う」「え」「お」の口の形が、正しい口の形になっているかどうか、ということをまずは確認してみてください。
ネットで「母音 口の形」とかで調べると大体イラストとか写真とかで解説してくれてる記事が出てくると思うよ!
- い…口角にちょっとだけ力を入れる。横に引っ張りすぎるのは空気が漏れちゃうのでNG!
- え…「い」から少しだけ口を縦に開く
- あ…「え」の形からさらに口を開く
- お…軽く口を開けて、唇を前に突き出す。
- う…「お」より少し口を閉じて、同じように唇を前に突き出す。
口の形は人それぞれ違うので、一般的に言われているものが全ての人にとって正解とは限らないんですよね。
できれば一人一人マンツーマンで一緒に良い音を探っていってあげたいくらいです…
たくさん発音したり、録音して聞いてみたりして「良い響きだ!」ってなる形を探してみてください。
「つ」の場合は母音は「う」ですので、少し唇を前に突き出す感じの口の形ですね〜!
口の中の空間の作り方と舌の位置
口の中の空間が狭くなりすぎたりしていると、思うように出したい音が出せなかったりします。
これには舌の位置も関係してきます。
「無意識で置いていた舌の位置」が間違っていることもあるので、発音をした時の舌の位置も確認してみてください!
舌の動かし方
日本語は「子音+母音」で音ができているので、
子音にも舌の動かし方があります。
こういうの見てると面白いですよね〜
このイラスト分かりやすくていいな…!
これで言うと、「つ」はタ行ですね。
硬口蓋(口内の前の方の上側の硬いところ)から舌先を離すとなっていますが、
「つ」の場合は子音がtsなので、上の歯と下の歯で少し隙間をあけて、そこに最初舌をくっつけ、息を吐きながら少しだけ後ろに舌を離す感じです。
同じ行でも、子音が異なると微妙に舌の位置や動きが変わります〜〜
歯並びが悪い場合は歯医者さんへ
歯並びが悪くて、歯の隙間から息が漏れてしまったりする人は、うまく発音ができない音があります。
これに関しては歯医者さんに相談しに行ってみて、歯列矯正を検討してみるといいと思います。
実は私も中学生の時に歯列矯正したんだ〜!
歯並びのことに関しては別記事で詳しく書いているので、そちらもぜひ参考にしてみてください〜!
こんな感じで、特定の音の発音ができないのにも色々な要因があります。
まずは自分がどこでつまずいてしまっているのか、ということを研究してみてください!
思い当たる原因をネットで調べてみよう!
今回質問してくださった「つ」の発音ですが、
「つ 言えない」だとか「つ 舌の位置」「つ 舌の動かし方」などで私も調べてみました。
こんな感じで検索してみると、参考になりそうなサイトがいくつか出てきます。
ザッと見てみた感じ、今回は下記のサイトがよさげでした!
「ピザ」をカッコよく言うと、「ピッツァ」になりませんか?(※本来は別の食べ物らしいです)
「ツ」が上手に言えない場合は、「ピッツァ」の「ツァ」の時の舌の使い方を「ツ」で使ってみましょう。(※母音を「あ」から「う」に変えるだけです)
「ツァ・ツ」と、繰り返すことで、「ツ」が綺麗に発音できるようになります。
た行の滑舌を練習!「つ」の発音は正しくできていますか?より引用
「ピッツァ」や「モーツァルト」の「ツァ」から「ツ」にしていく、というのはチャレンジしてみやすくていいな〜!と思いました。
ぜひ試してみてください〜〜
舌のトレーニングをしてみよう!
滑舌が悪い原因の一つに舌の筋力が弱い、というのも考えられます。
私がよくやるウォーミングアップなのですが、舌を出して・引っ込めて、というのをずっとやり続けるという舌の筋力トレーニングがあります!
これだけでもだいぶ舌を動かせるし、続けて1〜2分やってるとすごい疲れます笑
自分でやってあんまり鍛えられている自信がなければ、一応舌トレのための道具もあるみたいです(使ったことないけど!笑)
ウォーミングアップの内容は記事にもなってます。
動画もあるのでぜひチェックしてみてください〜
歯並びも口の形も舌の筋力も、全部個人差があるものなので、
こうすれば絶対おっけー!というのはありません。
一人一人の正解があるもので、自分が出せる一番良い響きを模索していく感じになります。
色々な面からアプローチしてみて、苦手な発音が克服できるように頑張ってみてください〜!
きちんと取り組めば必ず改善されるものだから、諦めずにがんばってね!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!