コロナ禍になって更に宅録(自宅で収録してオンライン納品)という形の声優・ナレーターの働き方が増えましたね〜!
ありがたいことに私も宅録納品バシバシやらせていただいております!
最近は宅録系のご相談をいただくことも多いのですが、
中でも特に多いのが、ノイズが乗っちゃう〜〜〜っていう相談っ
私も宅録やり始めた時はこれ本当大変でした、、
ということで、特に宅録初心者さん向けに、
宅録でノイズが乗らないためにどんなことを気をつければ良いのか、ということを今回は解説してみたいと思います〜!
前提条件として:宅録むずい
前提としてまずお話ししたい。
宅録むずいっす。
声優になりたい〜〜っていう人が「宅録もやってみよ☆」っていうノリでやり始めると沼に突入します。つらい。
例えば、オーディションのための音源提出があるけどなるべく綺麗な音質で納品したい…くらいであれば
宅録ではなく、スタジオを借りてスタジオで収録し、ミキサーさんに整音してもらったデータを送った方がいいと思います。
都内であれば5000円程度で個人収録できるスタジオもあるので。(地方住みの方はごめん、近くにスタジオないか検索してみて…!)
宅録でお仕事バシバシやっていきたい、と思っている人なら機材揃えてチャレンジしてみてもいいと思う。
でも宅録の仕事やってみて思うけど「喋る仕事」と「音声編集の仕事」は全然違う仕事です。
喋る仕事には喋るための専門的な知識と技術が必要なように、
音声編集には音声編集のための専門的な知識と技術が必要。
喋るのが好きだから音声編集も好き、とは限りません。
むしろ喋るのは好きだけど音声編集は気乗りせん、な人の方が多いと思う。
正直私も音声編集はしんどいな〜って思うことあるもんねw
単発で音声録るだけならあんまりおすすめしないし、
宅録でどんなに頑張ってもスタジオクオリティにはならんよ〜!
単発で音声録りたいって人はこっち見て〜〜〜
おのれ それでも宅録頑張りたいんじゃという人へ、
宅録時にノイズがなるべく乗らないように、私がやってることを紹介するよ!
窓の近くでは録音しない、カーテンしめる
窓の近くは外の音が入るし、窓はガラスなので音がめっちゃ反射します。
なんとなく部屋の隅っこの方が静かなんじゃねって気になるのはわかるんだけど、窓の近くは避けてください!!!
あとカーテンは絶対に閉めること。
結局音を吸ってくれるのは布。
なので窓ガラスとか硬いものよりも、布で部屋が覆われている方が静かなお部屋になります。
収録する時はカーテン閉めて、お願い。
あと私は試したことないんだけど防音カーテンってやつがあるらしくてめちゃくちゃ気になってます!!!!
これなんと!
250Hz以上の高音域に対して効果の高い防音カーテンでピアノの音は70%削減できるって紹介に書いてあった!!!!!
自宅で楽器演奏とかする人向けらしくて、結構高いけどかなり防音効果期待できそうだなぁって思いました。高いけど。
あと普通の価格帯でも防音カーテンあった。
重さのあるカーテンが防音力強いらしく、
防音できるカーテンは自然と遮光にもなってるやつが多いみたい。
外からの音も軽減してくれるだろうし、自分の声が外に漏れるのも多少軽減してくれそう〜〜
ちなみにこんな感じで、すでに付いてるカーテンの裏に後付けで付けるタイプの防音カーテンもあります。防音以外にも遮光・防寒・暑さ対策になる。
今のカーテンの柄結構気に入ってるからこっちの方がいいかな〜
昼より夜、むしろ夜中
宅録の場合は日中に収録するよりは夜収録した方がいいです。昼と夜だと本当に全然音が違う。
夜といっても帰宅時間くらいの時間だと酔っ払いさんが外でうぇええええいとか言ってて困ったりもする。
つれぇけど24時すぎくらいに収録するととても静かですねぇ〜
交通量も少ないからノイズ乗りにくいんですよやっぱり。(その時間には寝たいがな。)
昼間の収録だと、
カァ〜カァ〜カァ〜ッ
(お子達)キャハハハ!キャーーーーーッ!!!!!!
ドゥルルルルルルドダーンドダーン!!!!
といった感じで、実はちゃんと音を聞いてみると結構うるさい見えざる敵が多いです。
良いテイクが録れた時に限って
ゥォオオオオン!!!!!
みたいな音が入って泣いてます。
リテイクしたけどさっきのテイクの方が良かった気がする…ウッウッ
ちなみに雨の日もノイズ乗りやすいです。
雨の音自体は好きなんだけどなん。雨、収録の時だけ静かにして欲しいね。
部屋に物が多い方が反響しない
引っ越しをしたことがある人はわかると思うんだけど、
家具とか何も入ってない部屋ってまぁ音が大変響きます。歌いたくなるよね。
逆にめちゃくちゃに散らかってる部屋はあんまり反響しません。
うちは反響を抑えるために敢えて散らかしているんだ。うんうん。
特に布系のものが多いと反響しにくくなるので、
天井に大きな布を少し弛ませた状態で貼る、みたいなことをしたりすることもあります。
宅録で部屋鳴りが気になる人はAlctronPF8もおすすめ!
こちらは実際に使ってみた感想を別記事で書いてるので参考にしてみてね〜!
→宅録時のノイズ低減にAlctron PF8を使ってみたレビュー[動画あり]
適正音量で録る
これが
とにかく
一番大事
ちゃんと適正音量(一番大きい声で喋った時にぎりぎり針振り切れない程度)で録音すること。
というのも、小さすぎる音で録音しちゃって、あとから全体の音量上げる、みたいな編集をすると
録音する時に小さかったノイズが全体音量を上げることで一緒に大きくなっちゃうんですね。
こんな感じで、あとから音量あげるとセリフ前になかったはずのノイズが出現してたり、セリフ後のノイズが大きくなり、さらに周辺にもノイズが増えてます。
なので、録音する時はまずテストで一番音量が大きくなりそうなところを読んでみて、そこに音量をぎりぎりで合わせる。
その設定で収録するようにしてみてください〜!
こういうのって実際やってみないとわからないもんだよね
ということで今回は、初心者の方でも簡単にできるノイズがなるべく乗らない宅録時のポイントを紹介してみました〜〜〜!
全部簡単なことだからぜひ宅録する時に気をつけてみてね!
防音環境の簡単な作り方も紹介してるのでこっちも見て〜〜!!!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!