実は脱サラして声優になった、という人も声優業界にはたくさんいます。
一般的な企業に就職活動をして就職してから
「やっぱり違う」と思って自分のやりたいことをやるために会社を辞めた人。
やってみないとわからないことっていっぱいありますもんね。
声優志望が必ず迷う進路
声優になりたいという人は学生の頃からそういう思いがあれば、
高校卒業くらいの段階で必ずどういった進路に進むのか、ということを迷うものだと思うんです。
私はデビューが高校在学中だったので高校卒業するあたりで、「このまま声優一本でやっていきたい」という気持ちをとても強く思っていました。
結局、当時のマネージャーさんと親と相談に相談を重ねて大学に進学することにしました。
大学に進学したことは今の自分にとても影響する部分が大きかったのでとてもよかったのですが、
大学3年生になって周りの友達が就職活動をする段階になった時、
私は自分が「会社に通う」という未来が想像できなさすぎて就職活動は全くせず、卒業してからは声優とバイトの日々でした笑
結局声優業一本だけで食べていけるようにはなれなかったけれど、
細々と声優業をしつつ、好きなことだけで生きていく方法を模索している今が一番自分らしくいられている気がしています。
つまり私は、自分が好きな選択しかしてきませんでした。
大学が映像学科だったこともあり、周りには好きなことはあるけれど、それでは食べていけないから、と言って就職していく子もいました。
でも自分がその選択肢を選択する自分が見えませんでした。
できないものはできないのです笑
声優になりたいという人は散々「声優では食べていけないよ」と脅されているでしょうから、不安もあると思いますが
それでも声優になりたいのであれば声優としてやっていくための工夫を頑張ればいいと思います。
自分が一番後悔しない選択をしてみてください。
一度就職するのもアリ
でも、一度就職する、というのもアリだと思うんです。
冒頭でもお話しましたが、声優業界には脱サラして声優になっている人がたくさんいます。
声優になる前は全く違う仕事をしていた、という方も多いんです。
就職というのはしてみないとわからないもので
「経験したことがないものを否定するのもなんだから、一回就職してみよう」くらいの気楽な気持ちで就職した人も周りにいます。
それでもやっぱり会社に通うことが自分に合っていないと感じてすぐに会社を辞めた人もいます。
その「とりあえずやってみて考えよう」精神は結構役者としては必要な事だと思うし
私はとりあえずでも就職できる気がしない社会不適合者だったので本当にこういう精神は尊敬します。
確かにアイドル的な声優として活動していきたいなら年齢は若ければ若い方がいい、という考え方もあります。
歌って踊って、という仕事も最近は多いですからね。
ただ、「芝居をするのが好き」というなら
- 吹き替えの仕事
- ナレーションの仕事
などなど、声の俳優として活躍できる場はたくさんあります。
脱サラしてるからこそできる演技もある
例えば一度サラリーマンやOLになったからこそできる演技とかもあると思うんですね。
経験が伴う演技というのは非常にリアリティがあるものです。
舞台がオフィス内の作品だったり、
サラリーマンやOLの役がきたら、やっぱりそういう経験がある人って強いと思います。
そう考えると、役者は生きていて「無駄な経験なんてない」のです。
どんなに楽しい経験もどんなに悲しい経験も、いつか演技に活かすことができるかもしれない。
そう思えば、演技をするに当たって年齢も関係ないし
無駄な時間なんてありません。
脱サラして声優になる、というのも一つの選択肢だし、その人にしか語れないもの、できない演技があるでしょう。
やりたいことはやるべき
今更脱サラして声優を目指すなんてできないよな、と諦めている人もいるかもしれません。
でも人生は一度きりです。
やりたいことをやってみないで後悔したくないですよね。
ダメだったらダメでまた考えればいいと思います。
自分の幸せを感じるものをぜひ追い続けてみてください。
何をやるにしたって遅すぎる、なんてことはないと私は思います。
そして好きなことは昔よりよっぽど仕事にしやすくなってきていると思います。
読んでくれてありがとうございました。
では。