音楽が好きなのにリズム感がない、リズムの取り方がわからない、と悩んでいる方は意外と多いのではないかと思います。
私もボイトレをもう15年以上続けていて、アーティスト活動もしているのに
このリズム感というのは永遠の課題でして。
でもだからこそ、ものすごく練習して、
今でもずっと気を使いながら丁寧に練習をしている部分でもあります。
私は主に歌をうたう時にリズム感が必要になってくるわけですが、
歌の上手い下手ってリズム感で決まってくるようなところもあるんですね。
どんなに音の高低をしっかりとれていたとしても
リズムがあっていないと歌って下手に聞こえるものなんです。
ということで今回は、リズム感が3日で絶対によくなる
リズム感を鍛える方法について話してみたいと思います。
好きな曲の楽譜を見る
まずは好きな曲を一曲決めてください。
その曲の楽譜を用意します。
楽器屋さんや大きめの本屋さんでも楽譜は入手できますが、手っ取り早い入手方法としてはぷりんと楽譜をおすすめします。
自宅に印刷機がなくてもコンビニでプリントすることができます。
この楽譜で、メロ譜(メインメロディの音符が書かれているところ)を見ます。
休符に印をつけてみてください。
リズム感を鍛えるには楽曲の休符に着目することが大事です。
どこで音が鳴っていないのか、ということを視覚的に覚える作業です。
それができたら、今度は好きな曲を聞きながら、
楽譜を見つつ、曲の流れているところを楽譜で追いながら聞いてみてください。
さらに今度は、その楽曲でどんな楽器が使われているのか、ということに着目して
曲の中に何種類の音を見つけることができるか、というゲームをしながら曲を聞きます。
これによって、曲がどんな風に構成されているのか、ということを理解することができるようになっていきます。
どの楽器がどのような演奏をしているのか、ということがわかるようになってくるとかなりリズム感がよくなってきます。
そして次に、ベースに注目してその曲をフルで聞いてください。
次にドラムも聞いてみましょう。
ベースとドラムは曲のリズムを引っ張っていく楽器になります。
ベースとドラムがどんな演奏をしているのか、ということがわかれば、
どういうリズムが基礎となってその曲ができているのかということがわかるようになります。
楽譜を見ることは歌が上手くなる上でもととても重要なことなのです。
メトロノームで歌ってみる
楽譜を見てその曲を解体することができたら
今度は音源は置いておいて、メトロノームだけで曲を歌ってみてください。
これが実は結構難しくて
リズムだけになるときっかけがどこだかわからなくなったりします。
これも楽譜を見て行いましょう。
まずは1番だけ、次に2番だけ、といった形で
最初は部分的に練習していくといいと思います。
最後にメトロノームでフルコーラスで歌えるように頑張りましょう。
→声優アーティストが解説、歌が上手くなるにはどうしたらいいのか
裏拍を取れるようになる
これはリズム感を鍛える方法としてよく言われる方法ですが、
リズムには表拍と裏拍があります。
裏拍というのは表の拍の間に隠れている拍のことです。
この裏拍もメトロノームで最初は練習するといいでしょう。
メトロノームを動かして、メトロノームの音と音の間で拍手をする練習をしてみてください。
それが裏拍です。
それを今度は先ほどの課題曲でも試してみましょう。
まずは表拍をとっていって、その間の裏拍をとれるように頑張ってみてください。
楽器に触れてみる
なんでもいいので楽器に触って音を出してみる、
これだけでもリズム感は鍛えられるものです。
ピアノでもギターでも、
リコーダーでもなんでもいいと思います。
そして曲を演奏してみてください。
自分の好きな局でいいです。
そうするとどれくらいの長さでどの音を演奏すればいいのか、という感覚を身につけることができるので
これもリズム感を鍛える練習になります。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ