約7年半お世話になった声優事務所を辞めて、フリーランスで生きていこうと決め、
2017年からはフリーランスとして活動を始めました。
最近では声優さんの事務所の移籍や独立も珍しいことではなくなってきたから、
ひょっとしたらこのブログを読んでくださっている方の中にも、事務所の所属声優として活動しているけれどフリーランスになろうかな、と考えていらっしゃる方がいるかもしれません。
また、職種は違っても、これからフリーランスとして独立しようかと思っている方もいるかも??
そんな方達へ向けて、
今回は私が声優事務所を辞める時に、どんなことを考えたのか、ということについてお話してみたいと思います。
フリーランスになるのは簡単ですが、フリーランスとして生きていくのを続けるのは簡単なことではありません。

フリーランスは自由だけれど、向いていない人も絶対いると思います。
フリーランスとして実際に活動をしてみて、その経験を踏まえてお話します。
新規の仕事をとる方法
まず、事務所を辞めるかどうかということを悩んだ時に、「自分には新規の仕事を自分でとってくる力がない」ということが一番の課題だな、と感じていました。
将来のことを相談した業界の方にも
「事務所を辞めたら仕事がなくなっちゃうよ」というのは言われたし、実際その通りだと思います。笑
事務所を辞めることによって、やりたい仕事がなくなってしまうのだったら、事務所は辞めない方がいいです。
でも「新しい仕事をとっていく方法」がもしあるのだとしたら、
事務所を辞めても大きく困ることはないかな〜と思います。
私は新しくブログを始めてそこから新規の仕事をとっていくことを決めました。
やり方は他にもあるかもしれませんが、私は、事務所を辞める前から新規の仕事をとるならブログを開設しよう、と思っていました。
クラウドワークス というクラウドソーシングでライターの仕事をしてみて、
SEO対策をしたメディアを運営することができれば確実に新規のユーザーを確保できる、ということが確信できたからです。
実際今ある仕事のほとんどがブログ経由でいただいたものです。発信の力ってすごい。
他のやり方でもいいと思いますが、
とにかく自分で新しい仕事をとっていく方法というのは、フリーランスになるに当たって必ず必要なものです。
→フリーランスは「営業」が大変だから、ブログで補うといいと思う
仕事のリスクヘッジ
声優からフリーランスになる人は特によくわかっていると思いますが、
声優もフリーランスも収入は給料制ではなく完全に成果報酬制です。
仕事があればあるだけ収入を得られる方式。

だから仕事のリスクヘッジをすることが生きていく上でものすごく重要だと思いました。
一つの仕事に偏りすぎず、
自分のできることを全て仕事に変えて、たくさん複業をするんです。
バイトではありません。
いろんな種類の仕事をしてみる、ということです。
声優をやるために、あるいはフリーランスとして好きな仕事をやるためにバイトをするのでは意味がありません。
それはフリーランスとしては成り立っていないと思います。
一つの仕事しかしないと、その仕事ができなくなってしまった時に収入を得る手立てがなくなっちゃうんですよね。
これも事務所を辞める時にものすごく考えました。
声優事務所を辞めることによって制限がなくなるから、いろんなお仕事に手を出すことができます。
だからこそ、自分の持てるスキルを全てマネタイズして仕事に変えていこうと思いました。
副業、というより複業をすることが、とても大切だと思います。
私の場合はデザインをするのが好きだったので、WEBデザイン会社でアルバイトをしていた経験を活かして、自分でデザインしたグッズを販売するECサイトを運営することにしました。
ありがたいことに複業としてちゃんと成り立っています。
ほんのちょっとの稼ぎだけど、やっぱり収益源が分散されているのは安心に繋がる…!
事務所を辞めると何が変わるか
事務所を辞める前と辞めた後で何が変わるのか、ということを徹底的に考えました。
そしてどちらが自分にとって得なのか、
事務所を辞めることによって失うものをどうカバーできるのか、ということをたくさん考えた上で、
それでもフリーランスになりたいのか、ということを自分に問いました。
結果フリーランスになったのは、フリーランスになった方が自分がやりたいことができると思ったからです。
事務所に所属していたらこのブログは始められてません。
やっぱり事務所に所属している、ということは事務所の名前を背負って行動する、ということなので、事務所に迷惑がかかりそうなことはできませんからね。笑
それと、海外を旅して回りたいと思ってました。
私にはまだ知らない世界がいっぱいある。
それをたくさん吸収して、自分の表現に活かしたいと思ったんです。
事務所に所属して声優を続けていると、スケジュール的にそれは絶対に無理だったんですよね。
こういった自分のやりたいことと、自分の失うものを天秤にかけて考えていったんです。
フリーランス処世術
以上が事務所を辞める時に「本当にフリーランスとしてやっていけるか?」と考えた時に具体的に考えた内容です。
フリーランスとしてやっていくのに大切なのは
- 新しい仕事を獲得する方法、もしくは仕事を作る方法があるかどうか
- 収入源を分散させてリスクヘッジすることができるかどうか
- 独立する前と後で変わることは何か、どちらが本当にいいのか
ということをしっかり考えることなのではないかなと思います。
これからフリーランスや独立を考えている人はぜひ参考にしてみてください〜
ちなみに私はフリーランスになって良かったと思っています。
その方が自分にできることが広がりました。
結局やってみなくてはわからないことが多いけど
現状に何かしらの不満を持っているのであれば、自分が変わらない限り状況は好転していきません。
しっかり考えることは大事だけど
勇気を出して踏み出すことで変えられる事っていっぱいあると思います。
→新しい挑戦は「やってみなきゃわからない」から不安がっても仕方ない
読んでくれてありがとうございました!
ではっ