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タレントを声優に起用する理由を考える

最近よくタレントさんを声優として起用するケースが増えてきましたよね。

 

昔は、タレントさんが声優をやる、となるとよく思い浮かぶのはジブリ作品でしたが、

最近ではディズニー作品や、吹き替え作品でも多くのタレントさんが声優として起用されています。

アニメ作品でもゲストで出てたりすること増えたな〜

 

でもなんでタレントさんが声優として起用されることが増えてきたんでしょうか?

 

タレントさんが声優として起用されることによって、良いこと悪いこと、どっちの側面もあります。

 

タレントの声優起用のメリット

 

タレントを声優として起用するメリットから考えてみましょう。

 

デメリットばかりが話題に上がりやすいですが、

タレントを声優として起用するメリットは結構あるんです。

 

話題性

 

タレントさんを声優として起用することで一番得られるメリットとも言えるのが話題性だと思います。

 

顔出しのタレントさんに比べるとやっぱり声優さんの一般層からの知名度ってまだまだ低くて、

むしろ声優は声の役者なので知名度を上げることを目的とされてない方もいらっしゃいます。

 

それは自分が演じているキャラクターのイメージを壊したくない、という理由からきている方がほとんどです。

 

なので顔出しNGにされている声優さんもいらっしゃるんですね。

 

それに比べてタレントさんはパーソナルな部分を前面的に押し出しているお仕事なので、一般の人が名前を聞いてパッと顔やイメージが浮かびやすいんです。

 

だから、タレントさんのイメージ先行でお客様を呼ぶことができます。

 

「タレントの誰々が声優やってるからアレ見に行こう!」となるわけです。

 

タレントさんの集客力を利用している、ということです。

 

アニメやゲームのファンがかなり多くなっているとはいえ、

全く興味がない人もいます。

 

深夜帯のテレビを見ていないとアニメに触れることすらあまりないという人もいるでしょう。

 

そういう意味では、普段からテレビにたくさん出ているタレントさんの方が

一般的な認知度が高いのは必然的なことです。

一般人から見た声優の知名度は高くないからこそ考えるべき事

 

演技の種類の違い

 

タレントさんと声優ではやっぱり演技の種類が違います。

 

タレントさんは声だけでなく、自分の体、表情を使って演技をすることに慣れていて、やはり演技が映像向きの演技なんですね。

 

それに対して、声優の演技は声に特化した演技なので、映像の演技に比べると声に乗る情報が多い芝居になります。

 

アニメを見ていると、「この動作では声は出ないよなぁ」というような演出が多々あるかと思います。

 

  • 走り出す息
  • 何かに気付く息
  • 椅子から立ち上がるときの息

などなど。

こんなことに注目してアニメ見てみても面白いです。

 

それに比べてタレントさんの演技は映像向けの演技なのでよりナチュラルなものが多いとも言えます。

 

ジブリ映画にタレントさんが起用されるのもこの理由からなのか、とも言われています。

 

ジブリを作っている方々は「アニメじゃなく映画を撮っている感覚」で作品を作っている、と話されていらっしゃいました。

 

確かに、タレントさんが声優として起用されている作品で、そのお芝居がナチュラルすぎてすごいなぁと感じることはあります。

 

神木隆之介くんのお芝居とか惚れ惚れしちゃいますよね。

でももう神木くんは声優歴だいぶ長いか…

『君の名は』の瀧くんは有名だけど、『千と千尋の神隠し』の坊とかも神木くんなんですぜ…

声優芝居と映像芝居の違いってなんだろう?

 

タレントの声優起用のデメリット

 

吹き替えの違和感

 

タレントさんを声優として起用するときに一番不満の声が上がりやすいのはやはり、違和感が強い、というものです。

 

特に洋画の吹き替えなんかは、海外の有名な俳優さんには専属で声優さんが付いていることが多く

この俳優さんにはこの声優さんが声を当てる、みたいな流れがあったりします。

 

それが突然のタレントさんの声優起用によって打ち破られてしまって、視聴者側がそのイメージチェンジについていけず、

それが気になってしまって作品の世界観に集中できない、という不満が上がってしまうことがあるんですね。

吹き替えの声優になるにはどうすればいいのか

 

声優とタレントの演技の違い

 

声優さんとタレントさんの演技の種類の違いはメリットにもなりますがデメリットにもなり得ます。

 

声優さんがたくさんキャスティングされている中で一人だけタレントさんがキャスティングされたりすると、

どうしても演技の種類が違ってタレントさんの演技が浮きやすくなってしまったりすることはありますよね。

 

もちろん作品がどういう作品かにもよるとは思います。

作品がナチュラル志向の作品ならそちらに声優陣の芝居が合わせていくような作品もあると思うので。

声優において「演技力がある」とはどんなことなのだろう?

 

タレントにイメージが付きすぎている

 

タレントさんが話題性を呼ぶことができるメリットがある代わりにタレントさんにイメージが付きすぎている、ということがデメリットにもなってしまいます。

 

視聴者側は「声優さんがあの人だ」という意識のまま作品を見ることになるのでそれが頭から離れなくて作品に集中できない、

キャラクターの後ろにタレントさんが見えてしまう、

ということが起きやすくなってしまうんですね。

 

これは声優が顔出しするデメリットとも共通するでしょう。

 

わかりやすい例で言うとハウルの動く城とかの木村拓哉さんは結構「キムタクがキムタクだった」と言ってる人が多かったですよね。

私は木村拓哉さんのハウルすごく好きだったけど。

声優が顔出しするメリットとデメリット

 

タレントを声優起用する事への賛否

 

タレントを声優として起用するのは視聴者さん側からは否定的な意見が出る事も多いですが

私はタレントさんだからこそ出てくる演技、というのもあると思いますし、

そこには声優には出す事ができない味のようなものがあると思うので

作品を間違えなければとても良い事だと思っています。

 

ただやっぱり、この作品は違うだろう…と思うことがあることも結構ありますよね笑

 

適材適所、って感じなのかな。

 

でもタレントさんが声優に挑戦できたり

逆に声優さんがタレントの仕事にも挑戦できたり、ってしていけば

個人のできる仕事の幅はもっと広がっていきますし

やってみたらそっちの方があってた、なんてこともありますから

 

新しいことに挑戦していくのは私はとても良いことだと思います。

同じ表現者であることに代わりはないしね。

声優は演技が下手でもキャスティングされる?

 

読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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