先日質問箱で以下のような質問をいただきました!
最近は宅録も当たり前になってきて、自宅に防音環境を作っている人が増えましたね〜
オーディションに音源を送るものも結構ありますが、どこまで音質にこだわればいいのか、悩むと思います。
宅録機材揃えるには時間もお金もかかるし…そこまでやらなきゃいけないのかなぁ?
ということで今回は、音源提出が必要なオーディションに関して、どこまで音質にこだわればいいのか、ということをお話ししてみたいと思います!
もくじ
最善を尽くした方が後悔はない
私はオーディションを受ける時は、受かりたいオーディションなら、自分のできる限りで最善を尽くした方がいいと思っています。
その方が落ちた時に諦めがつく。
オーディション受ける段階で落ちた時の話をするのもなんですが、
ばちばちに自信持ってオーディション受けたのに落ちたら「音源の音質があんまり良くなかったからかな…」と思ってしまいますよね。
そういう可能性をつぶすためにも、最善は尽くした方がいいと思うんです。
しかし声優として活動したことがある人ならまだしも、まだ声優志望段階、という方は最初から宅録機材を揃えて、家で収録ができるような防音設備を作って…っていうのはちょっとしんどいですよね。
私も宅録環境を作っていますが、これはコンスタントにお仕事をいただけているからこその投資であって、なかなかオーディション1本受けるためにこれを作ろうとは思わないもんなぁ笑
あくまで
自分が後悔しないように、自分のできる限りの中での最善を尽くした方が後悔がないよって話です。
審査員の気持ちになってみよう
オーディション受かりたい。
そう強く思ったらぜひ、審査員の気持ちになって考えてみてください。
一日何十人、下手したら100人とかの音源データを聴き比べます。
そういう時に、音質が少しでもクリアなものの方が聴きやすいと感じると思います。
クリアに録音できているものは、それだけ本人がそこに時間とお金を割いて努力している、ということもわかります。
もちろん音質が良いからってオーディションに受かるわけではないけど、
それだけで印象は良くなるだろうし、プロは「音質の面でも努力しているな」ってちゃんとわかってくれます。
そう考えたら、少しでも周りに差をつけるチャンスでもあります。
何がなんでも受かりてぇええって思うなら、ぜひ音質にも力を入れてみてください〜
オーディション用音源を作成する場合のやり方
オーディションの期日までに最善を尽くすことが大切ですが、
例えば一週間後に提出しなきゃいけない音源で、宅録環境整えて録音するぞ!ってのは無理です。
いくらAmazonさんで機材ポチってprimeで翌日配達してもらっても、整音知識がないところから新しい機材で宅録して、録音した音源を整音するっていうのは無理があると思うよアタイも
より良い音質のものを提出するのにどんなやり方があるのか、その選択肢をちょっと紹介してみたいと思います…!
iPhoneのマイクはつおいぞ
宅録界隈で割と話題になるんだけど、iPhoneのマイクはつおいぞ。
普通にそのまま録音してもそれなりに良い音が録れる。
基本iPhoneにはマイクが3つ付いております。
下の部分がメインマイクで、インカメラの所とアウトカメラのところにも小さいマイクが1つずつ。
インカメラとアウトカメラ付近のマイクはノイズキャンセリング用となっており、つまり「雑音を聞き分けてキャンセリングしてくれる」という機能が標準であるわけです。
5000円以下くらいの安いマイクを使うなら、iPhoneで録った方が綺麗に録れたりします…!
もしスマホで録るよりも少しでも音質をよくしたい、と思うのであれば、スマホに挿して使うマイクは試してみてもいいかもしれません。
RODEは最近は動画撮影でよく使われているマイク(ガンマイクとして)で、YouTuberさんとかがよく使ってるのを見ます。
風とかのノイズに強いっていうイメージだから、ノイズを抑えるにはいいかも。
ちなみに私は宅録をする時はAlctronPF8というリフレクションフィルターを使っています。
マイクに被せるやつ。
部屋のノイズがひどい場合はこういうのも試してみてもいいかも〜!
→宅録時のノイズ低減にAlctron PF8を使ってみたレビュー[動画あり]
無料のソフトでノイズを消す
もしパソコンを持ってるなら、Audacityという無料ソフトでノイズを消すというだけでもだいぶ音の感じが変わるのでおすすめです。
ワンクリックでノイズ消える機能もあって、宅録初心者の方の多くが使ってるソフト。
英語でちょっと抵抗あるかもしれないけど、使ってる人が多いので検索すればYouTubeとかで使い方を紹介してくれてる人がいます。
あとはMacを使っているのであれば最初から入っている「GarageBand」というアプリで事足ります。
簡単な音源編集はこれで出来て、「○dB(デシベル)以下はカット」みたいな機能もあるので、本当にざっくりですがノイズカットもできます。
スタジオで録音する
東京都内であればレコーディングスタジオが1時間あたりミキサーさん付きで5000円前後で借りられるところもあります。
プロの方に録音・整音してもらうっていうのもいいと思う。
マイク前で録音することで、経験にもなって一石二鳥かな〜と思います。
オーディション音源録るついでに自分のボイスサンプルも録っちゃって、Twitterとかブログとかに置いておく、っていうのもいいと思いますよ〜
ボイスサンプルって自己紹介みたいなものなので、やっぱり作っておくといざというときに「こういう声出せます!」ってすぐ送れるからさ!
歌はDAMでCD化できるよ…!
昔歌手を目指していてめちゃめちゃ歌系のオーディションに応募していたのですが、
その時はカラオケに行って、DAMで自分の歌ってる曲をCDにするというサービスがあって、それをよくオーディションに提出していました!
当時私小学生とかだけどまだそのサービスやってた…!!!!!!
DAM様ァアアア!!!!!
慣れちゃえば操作簡単なので歌録りはこれおすすめです。
カラオケってちょっと上手く聴こえるしね
オーディション音源として送るならあまりエコーを強くかけすぎない方が良いよ!
ということで今回はオーディションで音源提出がある時のことについて話してみました!
オーディションみんながんばって〜〜〜!!!
一緒に宣材写真のことについてご質問いただいていましたが、こちらは別の記事で解説していますのでぜひそちらも参考にしていただければと思います!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!