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【12月4日(土)】朗読会出演

声優が自己PRで「なんでもやりたい」と言ってはいけない理由

質問箱にて、以下のような質問をいただきました!

これね、めっちゃオーディションで聞くセリフなんですよ笑

そして先輩や講師の方、また制作スタッフさんからは「なんでもやります」は絶対言わない方がいい、という話を何度も聞いたことがあります。

私も最近は制作側として作品に関わることもあるので、僭越ながら人を選ばせていただくことがあるのですが、そちら側の立場になって改めて、諸先輩がたがおっしゃっていた意味がよくわかりました。

「なんでもやりたい」という気概はすごくよくわかるのですが、これをあまり言わない方がいい理由についてお話ししたいと思います。

なんでもやりたい人は特徴のない人

ぶっちゃけ私も昔はガツガツ系だったので、「なんでもやります!どんなことにでも興味を持って取り組みます」みたいなことをよく言っていたと思います。

ゆめもん

どんな仕事だって経験になるから、とにかくお仕事くださいって思ってた

今はフリーランスなので自分で自分の仕事の取捨選択もするようになって、そういうブランドを守るための仕事選びって大切だなとは思うけど、昔は全然そういうこと考えられなかったんですよね。

事務所が仕事の取捨選択してくれていたのを「お願い!なんでもいいから全部ちょうだい!」って思ってました笑

しかしこの「なんでもやります」というのは逆に言えば思考放棄のようなもので、

オーディションなどで人を選ぶ側からすると「この人の得意が見えてこないなぁ」ってなってしまうのです。

例えばですが、

「なんでもやります!」って言われるよりも「自分の声質はハスキーな中低音なので、悪役なら任せてください!」みたいな言い方をしてもらった方が「じゃぁ悪役がきたらこの人に振ろうかな」と思えるんですね。

記憶に残るってそういうことなんだと思います。

もちろん「なんでもやります!」っていう意気込みは素晴らしいです。「やってやるぜ!」って気持ちがない人にはお仕事お願いしたくならないので、ガッツがあることは大事。

でも自分の色は自分で提示できた方が相手の記憶には残りやすいです。

「なんでもやります!」っていう人が多すぎるので、色のない人ばかりに見えてしまう。

オーディションなんかは特に100人200人と審査することもあるので、「なんでもやります」の人はすぐに忘れてしまいます。

声質にすごく特徴があって、アピールしなくても声質だけで記憶に残るような人はいいです。

でもそうじゃない人はやっぱり自分をプロモーションするということも大切になります。

自分の武器は何か、どんな役だったらピッタリだと思ってもらえるか追求した方が、きっと戦って行きやすいのではないかと思います。

オーディションで個性をアピールするにはどうしたらいい?

このキャラはあの人、と思い出してもらえるように

昔マネージャーさんに「こういうキャラはあの人に任せておけば間違いない」と思ってもらえたら勝ち、という話をしてもらったことがあります。

そしてそういうハマり役みたいなのをたくさんやっていくことで、そこから繋がりができて、他にも色々なキャラクターを振ってもらえるようになる。

役者としてはさ、「この役もあの役もあの人がやってるの!?演じ分けヤバ!」みたいなのに痺れるじゃないですか笑

ゆめもん

私も「色々な声が出せます」みたいなのが正しいって昔は思ってた笑

でも制作側としてはそんなことはどうでもよくて、「作品をより良いものに仕上げる」ということを第一優先で考えると、

「このキャラクターに一番合う人を」というのをオーディションでは考えます。

つまりイメージするキャラクターの音域を最も得意としている人を選びたいのです。

色々な声を出せる人よりも、このキャラにバチっとハマってるね、っていうのをキャスティングしたい。

だから「なんでもやります」より「これが得意です!」の方がいいんですよね。

ちなみに声優学校、声優養成所でも同じで、「なんでもやります」よりも「その人がなにをやりたいのか」ということを聞きたいと思ってることが多いと思います。

その人の強みは何なのか、何を売っていけばいいのか、ということを考えます。

声質だけでなく芝居の方向性でもいいです。

「こういうキャラクターなら任せてください」っていうのを具体的に考えてみてください。

演技が下手に聞こえる典型的なパターン

自分の得意はどう見つける?

がんばる人

「なんでもやります」がよくないのはわかったけど、じゃぁ自分の得意ってどうやって見つけたらいいんだろう…

こう悩む人も多いと思います。

私も結構これ悩んだ部分なのでよくわかる笑

自分のことは客観的にはあまり見られないものだけど、他人のことだとよく見える、という人は多いです。

なので、できればお芝居を一緒にやる仲間や、レッスンをしてもらっている先生でもいいので、自分の合うキャラクターがどんなキャラクターなのか、ということを聞いてみましょう。

レッスンをする中で振られる役がどういう役なのか、ということを研究してみるのもいいと思います。

自分に合っているものは他人が教えてくれることが多いです。

そのためにも、人前で演技をする、しゃべる、という経験をたくさんしてください。

配信などでもいいし、ワークショップに行ってみるのもいいでしょう。

場数を踏むというのが大事です!

声優のワークショップはどれに通えばいい?

読んでくれてありがとうございました!

ではっ