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演技が下手に聞こえる典型的なパターン

質問箱にて演技に関する質問をいただきました!

お芝居の表現に正解不正解はないのですが、下手に聞こえてしまうパターンみたいなのはいくつかあります。

講師業をしていると「あ、このパターンだ!」と思うことも結構あるので、思いつく限り解説してみますね!

セリフの最初の音がいつも同じ音

これ単純に「音の高さ」の話です。

例えば「ド」だとしたら、どのセリフも頭の音が「ド」になってる、みたいな。

多分セリフを綺麗に喋ろう、という意識が働きすぎているのだと思います。

でも普段自分が話す言葉はどうでしょか?

「ええ〜〜!」ってびっくりする声と、「あのね、そういう時はね、」と人に何か教えてあげる時の最初の音。全然高さが違うと思います。

いろいろな感情とともに言葉が出てきているはずなので、感情が違えば音も変わってくるはず。

それぞれのセリフがどういう感情で出てくるものなのか、まずはセリフ一つ一つをしっかりと細かく見て考えてみるという作業をしてみてください。

さらに、普段自分が人と喋ってる時も「今はこういう音から始まったな」みたいな意識を持って話してみると、どれだけ音が変化しているのかということがわかると思います。

お芝居を極めるためには、まず普段の自分の無意識の行動を観察するのが一番だよ!

演技に感情がこもらない原因は何?

間の取り方やテンポが一定

先ほどお話しした音の高さと似た話なのですが、間の取り方やテンポが全部同じリズムだと、セリフとしてはつまらないセリフというか、不自然なセリフに聞こえます。

これも自分が普段喋ってる時のことを考えてみてほしいんですけど、「なんでだろ!?」と思って疑問を感じて人に何か聞く時は言葉が出るスピードが早くなるだろうし、

「どうでもいいや〜」と思って受け答えをする場合は、のんびり、音もはっきり出ず…みたいな喋り方になるはずです。

こちらも感情が先に動いていれば自然とセリフのでてくる速さも変わってきます。

演技のレッスンを受ける時に注意するべきポイント

言葉の最後で音が小さくなる、音圧がなくなる

セリフを最後まできちんと発音することができず、しり切れとんぼ的な喋り方になると下手に聞こえます。

最後までしっかり意識してセリフを喋るようにすること。

これは自分でやっている分には気づかないことも多いので、自分の声を録音して聞いてみてください。

ゆめもん

自分の演技を録音して聞いてみる、っていうのはすごく勉強になるから、しり切れとんぼになってない人も是非やってみて!

ちなみに長ゼリフで最後の方に息がなくなってしまって喋れない、という人は肺活量が少ない、っていう原因もあるかもしれません。

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アーティストの方はこれで鍛えている人が多いです。

ゆめもん

私も使ってるよ〜

あとはブレス(息をする箇所)をあらかじめ決めておいてセリフを読むのもいいですね。

慣れないうちは台本にブレス位置を書いてみてください。

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距離が意識できておらず、相手にセリフがかかっていない

セリフを誰に言っているのか、その人は今どこにいるのか。

例えば間近にいる人に向かって大声で叫ぶ人はいませんよね。

隣に座っている人に話すのと、道路挟んで向こう側にいる人に話すのとでは音量は変わってきます。

これも普段は無意識でやっていることだけど、演技になると途端にできなくなる人が多いです。

セリフ一つ一つ、どこに向かって喋っているのか、その対象物が今どこにいるのか、できれば目線もそこに移して喋ってみてください。

最初のうちはセリフを分解して落とし込んでいかないとできないかもしれないけど、慣れればすぐにできるようになります。

役者がやっている、台本・セリフの覚え方

気持ちが動いておらず、セリフをただ読んでいるだけになってしまっている

これは「自分のセリフしか見ていない」というタイプの人に多いパターンです。

でもセリフは掛け合いなので、相手が発した言葉に対して、自分の気持ちが動いて、それでセリフが出てきます。

「感情が乗っていない」というような指摘をされることが多い人は、自分のセリフを言う前に相手のセリフをよく聞くようにしてください。

ちゃんと自分の気持ちが動いてからセリフを出すように、その流れを意識します。

自分のセリフのところだけを練習しないでください。

難しい場合は、相手のセリフも一度自分で声に出して読んでみましょう。

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セリフを上手く言おうとしてしまう

誠実で真面目な性格の方は、すべてのセリフを綺麗に、上手に言おうとしてしまう癖がある方が多いです。

でも普段喋っていて「雑な喋り方」をする言葉ってあると思うんですよね。

どうでもいい返事をする時や、独り言を言う時。

もちろんアニメなどの現場でお仕事として話す場合は「聞こえるセリフ」である必要はありますが、すべてのセリフに力が入っている必要はありません。

抜くところは抜いて喋る。それもまたセリフの緩急につながります。

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演技が上手くなる方法

とにかくたくさんセリフを声に出して読んで、それを録音して聞いて、改善できるところを探してください。

テンション高く喋ったつもりなのに、聞いてみたら全然テンション低かった、とかよくあります。

自分が思っているものと実際に聞こえるものってかなりギャップがあるものです。

今はスマホで誰でもすぐ録音できますし!

あとは人にたくさん聞いてもらうことも大事。

音声配信アプリもいっぱいあるしYouTubeとかでもいいし、とにかくたくさんあげてあげてあげまくれ!笑

人に聞いてもらう機会があると、それだけで「もっと頑張らなきゃ」って思って飛躍的に成長できますよ〜!

と、ここまで技術的なお話を細かくしてきましたが、結局一番大切なのは「役を生きる」ということだと思っています。

生きることができれば音の高低とか間のリズムとかそんなことは無意識にできます。

ゆめもん

そんな細かいこと考えながら普段喋ってる人なんていないからね笑

あくまで技術的に考えた時に下手に聞こえるパターン、なので、「生きる」ことをマスターすれば自然とついてくるものだと思って参考にして頂ければ幸いです!

声優の練習法

読んでくれてありがとうございました!

ではっ