声優になりたいと思って頑張っている人はたくさんいますが、声優になりたいと思って頑張っていたのに途中で諦めてしまう人もたくさんいます。

声優志望さんだけでなく、声優としてプロでめっちゃ活躍してて、すごく芝居がうまい方でも、途中で辞めちゃう方もたくさんいます。つらい。
声優志望は30万人以上、
声優として食べていけている人は数百人程度なんて話を聞いたこともあるから、
全体で言えば諦める人の方が割合としては全然多いですよね。
では声優を諦める人と、諦めずに続けることができる人の違いは何なのか。
そんな話をちょっとしてみたいと思います。
金銭面的な事情
声優業は儲かりません。

ウゥッ!
例えば新人声優として少しでもお仕事をさせてもらえる機会があったとしてもなかなか声優の仕事だけで食べていくというのは難しいことです。
声優の新人料金はアニメ一本15,000円です。
そこから事務所にマージンを引かれて税金を引かれて手元には1万円も残らない。
つまり月に20本の仕事があっても、かなりキツキツの生活になります。
スタジオはほとんどが都内のアクセスの良いところにあるので、その近くに住もうと思ったら家賃も高くなってしまうし。
ほとんどの新人声優がアルバイトをしながら仕事をしています。
私自身そうでした…

大学の時は、大学行きながら声優、バイト2つかけもち…みたいな生活じゃった…
声優志望で、養成所や専門学校に通っている場合は、授業料もかかりますからほとんどバイトをして過ごさなくてはいけないような生活になってしまうと思います。
それが半年、1年、2年、3年と続いていったら…
やっぱりその悪循環の中から抜け出していかなくてはいけないと思う時がくるんだと思います。
そういった金銭面的な理由から声優諦める人がとても多いです。
でもだからこそ仕事を一つに絞らずに色々なことができたらいいんじゃないかなと思うけどね…!
私も現在は声優の仕事だけでなく色々なことを仕事にするようにしています。
親の反対
親の反対のせいで声優を諦めるしかない、という人もなかにはいます。
特に地方から東京に上京してきている人は、「○年してそれでも芽が出なかったら実家に帰る」と約束をして上京している人も多いです。
親の反対のせいで声優を目指せない人もたくさんいるでしょう。
でもやっぱり人生は自分のものだから、親の反対があったとしても自分がやりたいことには挑戦し続けて欲しいなと私は思っています。
こればかりはそれぞれの家庭の問題があるので難しい問題だけどね…
年齢的なもの
声優は今、顔出しの仕事が本当に多くなってきてるので、アイドル的な売り方をするのであればデビューは若ければ若いほど良い、という考えがあるのも事実です。
特にアニメで活躍したいと思っている声優さんの場合はそういう風潮は避けて通れないところがあるでしょう。
とはいえ声優という仕事は何歳になったってできる仕事です。

80代の大先輩と共演させて頂いたことも何度もあるよ!
声優の仕事はアニメだけではないですし、色々な現場で色々な年齢感の声音が求められることが多々あります。
よく「もうこんな年なので声優を目指すのは難しいでしょうか?」というような相談がありますが
声優に定年退職はないですし活躍の場が広ければそれだけチャンスが広がります。
確かに世間的に見たときに年をとればとるほど売れると信じて頑張り続けるのは難しくなっていくかもしれません。
それでも諦めるのも自分、続けるのも自分なのです。
色々な障壁があるとは思いますが、諦めるというのは自分が下す選択であり、
自分が諦めることがなければずっと続けられるのもまた声優という仕事です。
自分が諦めなければずっと続けることができる仕事なのだから、諦めずに続けるためにはどうしたらいいかということも考えながら声優を目指して欲しいなと思います。
結局諦めずに続けられる人というのは、いろいろな問題をクリアするためにはどうしたらいいのかということを考えながら声優を目指し続けている人なんですよね。
お金がなくてもどうにか続けるために他の仕事をしてみたり、
親を説得できなくたって頑張って続けていたり、
年齢に見合った役を取れるように、自分の強みを活かして戦っていっていたり。
読んでくれてありがとうございました。
ではっ!
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!