声優という仕事は資格が必要な仕事ではないので
声優になるためにこの資格を取っておかなくてはいけないというような資格があるわけではありません。
ただ声優として仕事をしていく中でとっておくと仕事に役立つもしくは働き方の多様性が広がる資格というのはあると思います。
将来声優になりたいと思っている方へ、取得しておくといい資格についてお話ししてみたいと思います。
漢検
まず何より声優という仕事は喋ることが仕事なので、別に漢検でなくてもよいのですが、
勉強する意味で漢検を取得しておくと良いかもしれません。
実際高校生の時に、「何の勉強をしておいたら良いですか?」と現場でスタッフさんにお話を聞いたところ、
「漢検とかは良いかもね」という話をしていただいたことがあります。
漢検を持っているから仕事が増える、というわけではもちろんないのですが
もらった台本を早く正しく読み取る、というスキルが声優には求められるので、
漢検の勉強しておくと仕事には役立つと思います。
難易度としてはとりあえず3級を受けてみて、受かったら勉強しながら準2級を受けてみる、というのがおすすめです。
3級くらいまではノー勉でも受かる人が多いと思います。
日本語検定
漢検だけではなく日本語検定というものもあります。
これは綺麗で正しい日本語を使うための限定なので漢検とは少し趣向が違って、
こちらもこちらでまた声優の仕事には役立つ資格になると思います。
こちらも資格自体は自分のステータスになるわけではないのですが、
資格を取るための勉強は必ず声優の仕事に活きてくると思います。
資格職系の資格
この資格を持っていることによって何かしら働き口を見つけることができるような資格職系の資格を取っておくことは
自分の働き方の選択肢を増やせると思うのでおすすめです。
やはり声優の仕事というのは収入が安定しない仕事なので、いつ仕事がゼロになるかも分からない中で働いていかなくてはいけません。
なのでいざという時に頼ることができる資格を持っていると、自分が精神的にも少し余裕が持てるのではないかなと思います。
ちなみにブロガー界隈だとファイナンシャルプランナーの資格を持っている人も多いです。
声優の仕事は事務所に所属していても個人事業主扱いになるので、自分で確定申告を行ったりお金の管理をしていかなくてはいけない部分が出てきます。
なので声優の仕事をしていく上でもお金の知識があると良いというのと、
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると「お金の事情に詳しい人」というふうに見てもらうことができるのでコンサルティングなどの仕事がしやすくなると思います。
こういった資格は通勤講座 などを活用すると、隙間時間で勉強することができるのでおすすめです。
どうも時間をとって勉強をする、というのは難しいですからね。
言語系の資格
日本語以外にも言語系の仕事に役立つところが出てくるかもしれません。
仕事で英語の吹き替えをしたり中国語の吹き替えをしたりすることもありますから
やっぱり原音(オリジナルの方の言語)がわからないよりは原音で何を喋っているのかわかった方が、
お芝居もやりやすくなるようなところがあると思います。
最近では英語を喋るキャラクターや中国語を喋るキャラクターなども出てくることがありますから、
英語や中国語を話せるようになっておくと仕事を取りやすくなるところがあるかもしれません。
ただ、英会話スクールなどはなかなか時間がないといけなかったりもするので、私も犬猿していたのですが
今オンラインで学ぶことができるレアジョブ というものもあります。
私も利用していましたが、時間や場所などの制限がなく英語を学ぶことができ、
かなりリアルな会話をすることができるので、ちょっと英会話をやってみたいという人には価格もリーズナブルなのでおすすめです。
声優業に役立つ資格について話してみましたが、
役者というのはいつどのような仕事が舞い込んでくるかわからない仕事ですので
何をやってもその経験が活きてくる瞬間というのは必ず来ると思います。
なので是非色々なことに挑戦してみてください。
読んでくれてありがとうございました。
では。