声優事務所に所属して声優の仕事をしていましたが
2017年元旦よりフリーランスとして活動し始めました。
今でもありがたいことに声優としての仕事もちょこちょこ受けさせていただいていますが、
周りの声優さんでもやっぱり「フリーランスになろうかな」と悩んでいる人は多いです。
でもフリーランスになることってものすごく勇気が要ることなんですよね。
一番の懸念事項はやっぱり「事務所からもらっていた仕事がなくなる」ということなのではないでしょうか。
きっと多くの「フリーランスになりたいと思っている人たち」に共通する悩みでもあると思います。
フリーランスになって全く仕事がない状態になってしまったら生きていくのも難しいですもんね。
ということで今回は実際にフリーランスの声優になってみてフリーランスとしての働き方について
少し話をしてみたいと思います。
仕事はガクッと減る
現実的な話をすると、フリーランスになると仕事はガクッと減ります。
声優でもなんでもそうだと思いますが
今まで「会社」という信用を通してもらっていた仕事が全て「個人」を通しての仕事にシフトしていくわけですから
「個人」として信用のおける人だ、と思ってもらえない限り仕事はなくなります。
フリーランスになれば、会社を通して良い仕事ができ、信頼関係が個人として築けているクライアントさんからのお仕事のみになるでしょう。
そこから考えなくてはいけないことは
「自分で動かないと今ある仕事は良くて現状維持、放っておけば全てなくなってしまうかもしれない」
ということです。
フリーランスという働き方はその言葉自体もずいぶん定着してきて、周りにもフリーランスとして仕事をしている人が増えてきていると思いますが
簡単な働き方ではありません。
自分で仕事を作っていく力は絶対的に必要です。
特に声優の場合は営業力も必要です。
営業の仕方は人それぞれだと思いますが、私の場合はこのブログ自体が営業の手段になっています。
働き方はとても楽
実際の働き方はとても楽です。
まず、声優はスケジュールの管理がとても大変で、
声優事務所に所属している間は明日の予定もわからないような感じでした。
会社勤めで働いている方は、会社に決められた出勤日程通りに仕事をしなくてはいけないですよね。
でもフリーランスの場合はある程度スケジュールを調整することができますし、
私がやっている副業はネット上で完結する仕事ばかりなので、自分のスケジュールの都合がつくときに好きな環境で仕事をすることができます。
アルバイトでWEB制作系の会社で働いていた時なんて、仕事をしながらスマホを見るのもダメだったし
休憩も自由にとれないし、仕事しながら食べ物も食べれませんでした。
いや、時給の仕事なんで当たり前のことなんですがね笑
でもフリーランスの場合は自分の一番働きやすい環境で働く、という働き方ができます。
デュアルディスプレイにして片方でアニメを流しながら仕事する、とかでもいいわけです。
眠くなったらちょっと机で仮眠します。
売り上げがそのまま自分の給料に直結するわけですからサボったらサボッた分だけ自分に返ってきてしまいますが
自己責任の中で、より良い環境で働く、という働き方ができるのがフリーランスなのです。
逆に頑張れば頑張るほど売り上げもちゃんと上がりますしね。
→声優事務所を辞める時に考えたこと。フリーランスで生きる方法とは
何より偉い人の「許可」が必要ない
何より一番楽なのは「偉い人の許可」が必要ないということです。
会社に勤務していたり事務所に所属していると、絶対何か新しいことを始めるのに「許可」が必要になりますよね。
例えば私が最近始めたVALUなんかは事務所に所属している人は絶対に事務所に確認取らないと始められないようなサービスだと思います笑
でもこういったネット上の新しいサービスは早く参入した方がお得な場合も多く、
新しいもの好きにとってはそれがネックに感じてしまう場合もあります。
これも個人の好みにはなってきますが、
私はフリーランス的な働き方の方が性格的には合っています。
フリーランスは向き不向きはある
フリーランスの働き方は人によって向き不向きがあると思います。
見方によってはかなり不安定な働き方に感じるでしょう。
しかしフリーランスだからこそできることもたくさんあるし
自分で頑張っていくしかない分、成長スピードもものすごく早くなります。
フリーランスになってから身についたことが本当にたくさんありました。
これからフリーランスになりたいと考えている人は、本当に自分にフリーランスの働き方が合っているのかはきちんと考えた方がいいかもしれません。
でも合っていないと感じたらまたどこかに就職すればいい話ですしね!
やってみないとわからないことだと思います。
読んでくれてありがとうございました。
では。