最近は声優業界の若年化も目覚ましく、アフレコ現場に小学生がいる、なんてことがあるようになってきました。
小・中学生などの早い段階から「自分は声優になりたい」と思っている方も多いと思います。
でも声優や芸能界系の仕事は親御さんには反対されることが多いですよね〜
やっぱり大学に進学して、毎月固定でお給料をもらえる仕事に就職してほしいと思っているのが親世代の大多数の人の願いだと思います。
質問箱でも、親が話を聞いてくれない、というご相談をいただいていました。
とはいえ自分の人生は自分だけのものだし、親に反対されたからって夢を諦める必要はないと思っています。
自分の人生に責任を持てるのは自分だけ。
後で人生を後悔した時に他人の顔を思い浮かべたくないじゃないですか。
少なくとも私は自分が選んできた道だ、と思いたいんですよね。
あの人のせいで、なんて思いたくない。
だからこそ、本当に追いかけたい夢があるなら親や他人になんと言われようが、その夢を追いかけてほしいと思うんです。
私もいろいろ周りに言われ続けて今に至るし、未だにいろいろ言われ続けてるけど笑
でも自分が信じてるもの、やりたいことは貫き続けます。
今回は親御さんとの話し合いでちょっとつまずいている、という方向けのお話!
まず、本気である、という姿勢を見せられているか
親が話を聞いてくれない、という人は、
まずは自分が本気で声優を目指す姿勢を親に見せることができているか、ということを改めて考えてみてください。
小学生中学生でも出来ることはいっぱいあって、
例えば私も声優事務所附属のキッズクラスに入らせて頂いていたことがあったけど、
小学生中学生の声優志望さんたちが一生懸命頑張ってました。
今はそういう若い方向けのクラスを開講している養成所もありますし、資料請求くらいは自分でもできるでしょう。
それと、普段の練習はどれくらいやってるでしょうか?
滑舌練習も発声練習も、ネットで調べればやり方はいっぱい出てくるし、今はそういう情報を手に入れやすい時代。
そういう日々の姿勢ってやっぱり心を動かすものです。
熱心に一生懸命努力してる姿を見ていれば、応援したくなるのが人間。
親に応援してもらうためには、どういう姿勢を見せれば良いのか、ということをまずはぜひ考えてみてください〜!
親の心配はどこにあるのか
親がなぜ声優になることを反対するのか、というところなんですけど
親は子供の人生の安定を願っているものです。
子供に、苦労しないで、困らずに、ある程度の余裕を持って人生を歩んでほしいと、多くの親は思うでしょう。
これは多分、自分が親にならないと深くは理解できない感情だとは思うんだけどね。
でもまぁわからんでもないですよね。
順番でいったらやっぱり親が先に死ぬことになるから、ずっと面倒を見ることができるわけじゃないし
自分がいなくなっても、一人で自立していけるような生活を送ってほしいと思うのでしょう。
でもやりたいものはやりたいよね!!!笑
親は確かに安定して暮らす、というところに幸せの重きをおいて考えてくれてるんだと思うけど、本人にとってはそれが幸せとは限りません。
私も大学受験するのも嫌だったし、就職は結局しないままに声優の道を選び、今は声優だけでなくフリーランスとしていろんな仕事をしていますが
世間的にはやっぱり安定した収入なんてないですし、職業を聞かれると回答できません。笑
なんのお仕事されてるんですか〜?
えーっと、IT系です…?
とか言ってる。
でも自分がやりたいことをやっている今がとても幸せです。
親との話し合いは大切
親とは分かり合えないかもしれない。
それでも親との話し合いは大切だと思います。
私も何度もぶつかったし何度も泣いたし、未だに心配をかけてばかり笑
でも自分にとって何が幸せなのか、ということを親には理解してほしいし
理解した上で応援してほしいと思うから、「わからないならいいや」という諦めをせず、わかってくれなくても話し続ける、ということはずっとしています。
理解してほしい、と思えるほどには親のことが好きなので
その点で私はとても恵まれていると思うけどね。
就職していないことは恥ずかしいことだとは思っていません。
声優活動をしながら生きていくことが私の幸せであり、それできちんと稼げるように模索しています。
要は好きなことをするために、努力して納得してもらえる形にすればいいんでしょ?って思ってる笑
親を心配させないために、とか
親に反対されたから、というような理由で自分の夢を諦めたりすることはできない。
絶対に後で後悔したくないからね!
でも親と考えを共有できないのもまたそれはそれで後悔しそうなので、私にとっての幸せがなんなのかということを日々話すようにしています。
親は子供が楽しそうにしていたら結構安心してくれるものだと思います。
声優目指すために毎日辛い思いをしてお金もなくて泣いてばかり…っていうのだったらやっぱり心配するでしょう笑
でも声優目指してる毎日が楽しくて仕方ない!そのためならなんでも頑張れる!って感じだったら、親もちょっとは応援しようと思ってくれるはずです。
だってそういうテンションだったら、辛いことがあってもちゃんと乗り切っていけそうだしね。
もちろん親御さんとの仲は人それぞれだし、
何を言ってもなかなか話し合おうとしてくれない、みたいな人はいるだろうから
それは本当ケースバイケースで、私の場合は、というお話しかできないのですが…
説得するにはどうすればいい?
私は多分、親が一番心配しているのは「声優の仕事がうまく行かなかった時に路頭に迷うのではないか」という部分だと思うんですね。
これは私もめっちゃ言われた笑
それが心配の種だってこともよくわかります。
なんなら声優目指してる本人が一番この業界の不安定さをわかっていると思います。
ではどうしたら説得できるのか。
私の場合は、収入を分散させて、声優もやっているけれど声優以外のことでもそれなりに稼いでるよ、っていう姿を最近見せられるようになって
やっと心配な心境をぶつぶつ言い始める時間がなくなったように思います笑
でもこれはね、親が云々じゃなくて生きていくために大切な事だと思ってます。
一つの仕事しかできないと、その仕事じゃないかもって思ったり、その仕事を辞めた時に自分にできることがなくなってしまう。
でも人ってやってみれば、ちょっと得意なことをマネタイズするのって結構簡単なことなんですよね。
私も声優業以外にも今は
- ブログ運営
- minne でオリジナルグッズの販売
- コンサルタント(声優関連のスタートアップビジネスとかwebマーケティング系)
- クラウドワークス でライター業(これは今はクラワじゃなくて個別依頼いただけるようになりました)
- ボイトレ講師
- オンラインサロン運営
みたいな感じでそれぞれちまちま稼いでいます。
フリーランスやり始めたばかりの頃はバイトを全て辞めてしまったので結構苦しくて貯金も全部なくなりましたがまぁなんとかなりました笑
その頃の話をブログで書いてたら、なんとお声がけいただいて本を共著出版できたりとかして…!
まさかの本が出るっていう…人生何が起こるかわかりませんね笑
収入を分散させて、ある程度リスクがなくなると、親もちょっとは安心してくれます。
今は自分が嫌いな仕事も一切していないので、とても楽しい毎日です。
こんな感じで、少しでも収入のリスクが軽くなれば親も安心しやすいのかなと思います。
上記に挙げた例は学生のうちからできることもたくさんあります。
むしろ私も学生の頃からやっとけばよかったよ!って思う笑
そしたらバイトも長くやらずに済んだかもしれない…
未成年は親の同意が必須
未成年の方の場合は、オーディションなどで
親御さんは応援してくれてますか?
という質問をされることがあります。
これはほぼ全てのオーディションでされると思った方がいい質問だよ!
私も未成年の時はめちゃくちゃこの質問された〜
ここでしっかりと「応援してくれてます」と答えられないと、
事務所やスタッフさんは「この子を預かるのは怖いな」と考えます。
コンテンツに参加するにあたって、どうしても未成年は親の管理下という認識になるので、
後からトラブルにならないように、親に賛成してもらってるかを必ず確認します。
むしろこの確認をとらない事務所はやばい事務所だと思った方がいいよ
そういう意味でも、親から応援してもらう、ということは大切なこと。
自分の夢を追いかけたいなら、まず自分の親を説得する、親が応援してくれるような姿勢を見せていく、ということ大事にしてね!
そこができないと、未成年のうちからデビューするのはすごく難しいです。
家庭環境はそれぞれ違うだろうし、あくまで私の話も一例として、少しでも参考になれば嬉しいです〜〜〜!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
私も以前、声優のキッズクラス(小中学生向け)を担当させていただいていたことがあります!
結構小中学生とかでも深夜アニメ見てる人多いのにびっくりしたな〜