みなさんはマネージャー、
甲斐甲斐しくお世話をしてくれる人?
友達のようだけど仕事もサポートしてくれる存在?
特に声優のマネージャーについてってあまり語られることがないで
でも声優になりたい人はたくさんいるわけですから少なからず声優
今回は声優のマネージャーのお仕事、
フリーランスで声優をやる人は専属のマネージャーを改めてお願いしている方もいますが基本的には単独行動です。
今回は事務所所属声優の場合の事務所のマネージャーと声優の関係性についてのお話です。
1対1じゃない
声優にはマネージャーが一人必ずつく、
私も声優業界に入るまでは業界のことを全然知らなかったのでそう
でも多くの声優事務所の場合、
事務所に一人しかマネージャーがいない、ということもあります。
結構大手の事務所さんでも本当にマネージャーさんって数えるほど
というのも、顔出し系のタレントさんや芸能人と違って、
多くの場合は少人数のマネージャーが持ち回りで声優さんの現場に顔をだしたりしています。
しかも収録全部いるわけでなくちょっと顔出す、みたいなことがほとんどです。
毎回現場によって自分につくマネージャーさんが違ったりもします。
もちろんアーティスト関係や顔出し、特にテレビや雑誌のお仕事が多いレベルまでなってくると一人専属のマネージャーがついたりすることもあるそうです。
ただ一般的には声優には専属のマネージャーはいません。
だから声優は一人でぷらぷら歩いていることもあって、簡単に目撃されてしまうんです。
マネージャーはずっと付くわけじゃない
マネージャーは少人数しかいないので、所属声優全員の現場に一緒についていくこともできません。
基本的に収録の現場などは「初現場」などといった特別な場合でない限りは一人で行って一人で帰ってくることが多いです。
そう思うと声優は結構個人プレーというか、単独行動の多い仕事です。
例えば午前と午後で別現場の仕事が入ることもよくありますが、
その現場でマネージャーが違うこともありますし、現場が違うと一緒に共演する声優さんやスタッフさんも違うので
基本的に移動やお昼の時間なんかは一人で過ごしています。
結構普通にみんな一人でぷらぷらしているのが声優なのです。笑
行き先が被っている場合や、1日をかけての仕事の時はマネージャーとお昼や夜ご飯を食べたりすることもありますが
そんなに頻繁ではないですね。
怒られたり相談したり
マネージャーに怒られることも多いです。
もちろん愛情です。
仕事でポカをやることだってやっぱりあって、その時はマネージャーに怒られます笑
でも実際、フリーランスで声優をやっていると怒ってくれる人もいないし、何かいけないことをやっても自分で気づけないこともあるので、
事務所に所属しているとこういうところは本当にありがたいことですよね。
仕事での反省を一緒にしたり、もっとこれからどうしたらいいのか、とかを話したり、
オーディションの時なんかはマネージャーも一緒についてきてくれてオーディション内容を見ていてくれたりするので
その反省会も一緒にしたり。
営業してくれる
マネージャーはビジネスパートナーなので、所属の声優が売れれば売れるほど、事務所も潤うわけで
営業もしっかりやってくれます。
ただ、所属声優がたくさんいる中で、マネージャーは少数なので、
やっぱり営業してもらうにはマネージャーにもたくさんいる所属声優の中で特に推してもらう必要があります。
つまり、対外的にももちろん声優は仕事をとるために人に覚えてもらわなきゃいけないけれど、
事務所の中でも、推してもらえるような人にならなきゃいけないわけです。
これが、声優事務所に所属することがゴールではない、ということです。
養成所に入れば声優になれるわけでもないし
事務所に所属すれば仕事がもらえるわけでもないし
声優デビューすれば声優としてやっていけるわけでもない、ということ。
厳しい世界なのです。
声優とマネージャーの距離感
声優と声優マネージャーとの距離感はつかずはなれず、という感じです。
思うほどべったり、って感じじゃないかも。
でもフリーになるとやっぱりマネージャーのありがたさがわかりますね。
何か心配なことや不安なこと、相談したいことが言えるビジネスパートナーがいる、ということはとても心強いことです。
フリーはフリーで楽しいところもたくさんありますが、
特に女性声優の場合は、一人でやってると「現場に一人で行かなくてはいけない」ということ自体がちょっと怖い時があります。
行った先で何かあっても守ってくれる人がいないわけですからこういう時女性って結構しんどいなぁと思うわけです。
マネージャーって偉大。
読んでくれてありがとうございました。
では。