ラジオで紹介させていただいたりするのに質問箱にて質問を受けつけていますが、
こんな質問をいただきました!
我慢できない咳とか結構あるある!
アフレコ中の我慢できない咳とかについて裏話を紹介していきます!
アフレコ中は音は絶対出せない
アフレコは録音ブース内で行われるんですが、録音中は小さな音でもNGに繋がってしまいます。
なので、声優は音がなるアクセサリー類や、靴、シャカシャカ鳴ってしまう系の服などはなるべく避けてアフレコに行くんですね。
もちろんお水を飲むのにペットボトルの蓋を開けたりするような音や、マイクに近い席だと台本をめくる音、お腹の音までマイクが拾ってしまうこともあります笑
なのですごく神経質になって収録をしています。
くしゃみぐらいなら我慢する。咳もなるべく我慢する。
結構みんな色々我慢してます笑
お腹の音もなるべく鳴らないように、多くの声優さんがちょっとつまめるものを持って来てることが多いです。
手を汚さずさっと食べられるもの…
- パン
- おにぎり
- ウィダーインゼリー
- バナナ
とかそんな感じ。
逆にあまり食べ過ぎても消化するお腹の音が鳴ってしまったりもするので
あくまでつなぎのための食べ物、という感じです。
→声優が初めてアフレコに行く時に気をつけなくてはいけないこと
他の人のセリフに被らないように
でもどうしても変な所に入ってむせてしまって、咳が自分の意思では止められない!っていうこともありますよね。
音を出さないように生きるってなかなか難しい。
そういう状態にアフレコ中になってしまったら、とりあえず他の声優さんの台詞に被らないように咳をします。
他の声優さんの台詞に被ってしまうと、同時に収録した音というのはあとで編集で分けたりとかできないので
その声優さんの台詞までNGになってしまうんですね。
もしそれでめちゃくちゃ良いお芝居をされていたりとかしたらもう最悪じゃないですか…!
アフレコ現場では台詞がない場面とか、「ここなら音を出しても大丈夫だろう」という箇所がちゃんとあります。
そういうシーンでは録音中でみんな咳をしたり水を飲んだりしているので、そこまでなんとか我慢する!笑
自分の出番が終わったらブース外へ
いよいよ耐えられなくなったら、自分の出番が終わったら収録ブースから出てしまう、ということもできます。
例えばアニメの場合は間にCMがあって、前半部分をAロール、後半部分をBロールと呼びますが
AロールとBロールは分けて録っています。
なのでAロールを録っている時なら、Aロール中の自分の出番が終わったら、最悪ブースを出ても大丈夫。
とはいえ、ブースを出るのにだって扉をあけなくてはいけなくて、その音もアフレコの邪魔になってしまうことがあるのでタイミングをしっかり見計らわなきゃいけないですが…!
ほとんどのスタジオが、収録ブースの外でも収録ブース内の映像とリアルタイムでアフレコしている声が見られるようになっています。
なので休憩に入った、とか、次の録音が始まる、というのは大抵ブースの外にいても分かるんですね。
もうブースを出るのは最終手段だけど、どうしてもむせてしまって他の声優さんに迷惑をかけてしまう!と思ったらブースを出ることもある、って感じです。
普段からケアも大事
スタジオ内でむせてしまったり、咳をするのを防ぐためにも
普段から喉のケアをすることが大事!
乾燥をなるべく防ぐように声優はかなり喉のケアをしています。
収録直前までマスクをしている人がほとんど。
自分の声が商売道具ですからね!笑
また、収録ブースで喉に違和感を感じた時に瞬時に対応できるように、
などを持っている人が多いです。
アフレコ時、ただでさえ緊張しているからこそ
こういう自分の不調に影響されないように、普段からのケアと対策が大事かな、と思いいます!
読んでくれてありがとうございました!
ではっ