フリーランスの声優として仕事をしていますが、扱いとしては個人事業主となります。
声優の場合は事務所に所属していても個人事業主の扱いになるんですけどね。
フリーランスになってからはクライアントとの間に入ってくれる事務所もないので
改めて個人事業主として働いているという意識が強くなりました。
実際に個人事業主として働いていみて、「大変だな〜!」と思ったことについて書いてみたいと思います。
収入が安定しない
毎月の収入が定額じゃないってものすごく大変なことです。
お給料って響き、実はとても羨ましい…笑
でもこれは働き方が自由な個人事業主だからこそ、しょうがない部分とも言えるかもしれません。
個人事業主の場合、仕事内容によっては家で仕事したり、なんなら旅行先とかでちょっとパソコンを開いて仕事をする、なんてこともできます。
私はブログ収益も収入源になっているわけですが、ブログなんかはネット環境があればどこでも書けるので
場所や時間に縛られずに働けるというのはこの仕事の大きな魅力です。
本当に具合が悪い時は「今日はもうだめだ!」と思って寝ちゃうこともできるし笑
でも働いたら働いた分しかお金にならないし、
ブログなんかは最初の方は全然読まれなくて全く収益が発生せず、
ずっと黙々を時間と労力を投資し続けなきゃいけないから結構大変。
自由と引き換えの不自由、って感じかな。
休みがない
「めちゃくちゃ体調が悪い!」っていう時は思い切って自分の判断で休むことができるのが個人事業主のいいところだけど
そうなるとその分稼げないから、「早く働かなきゃ…」みたいな意識は割といつでもあります。
休みも「今日は休みにしよ!」という勇気がないと休みにできません笑
だからいつでも休めるっちゃ休めるんだけど
みんなが働いている時も働かないと稼ぐことはできない。
そうすると曜日感覚もどんどん薄れていって、いつの間にか体調さえよければずっと働いてる、みたいな生活に陥りがちなのが個人事業主です。
仕事の取捨選択
最近は慣れたけど、フリーランスになって結構悩んだのは
どの仕事を受けてどの仕事をお断りするか、という取捨選択をしなきゃいけない、ということ。
「くる仕事は全部受ける!」という姿勢だと、自分がパンクしちゃうし、
好きなことを仕事にしたいと思って個人事業主になったはずなのに、ストレスを色々溜め込み兼ねません。
一緒に仕事をしたい、と思う人と相応の対価をもらって仕事をする、
ということは結構難しいです。
仕事をお断りしなくちゃいけない時もあるし、単価交渉頑張らなきゃいけない時もあるし。
こういうのは個人事業主の難しい部分だなぁと思いますね。
どれくらいの値段で仕事を受けるのが妥当なのか、ということも自分で考えていかなくちゃいけないから。
責任は全部自分にかかってくる
個人事業主の大変なところの一つに、責任が全部自分にふりかかってくる、ということも挙げられると思います。
会社員として会社の名前のもとで仕事をするのではなく
自分の名前を背負って仕事をしているから
何かトラブルがあったりした時にそれが全部自分にかえってくる、っていうのは結構怖いことですね。
最近よく叫ばれている「信用経済」という言葉を意識せざるをえません。
自分の仕事の評価がそのまま評判になってしまう。
良い仕事をこれからもたくさんしていくために、
今お仕事をいただいているクライアントさんの期待以上の働きをお返ししていくのをいつも目標にしています。
とても難しいけどね。
お金の管理が難しい
今まで事務所に所属していたから、バックオフィス系の知識は何もありませんでした。
請求書の書き方とか全然わからなかったし、
請求してから実際の金額が振り込まれるまでの流れもわからなかった笑
会社によって締め日が違ったり、
締め日からお金が振り込まれるまでの日数も違うなんて…!
声優なんかは特に、色々な会社さんと仕事をするので、
月に何件もやりとりがあって、どこの会社にいつ請求書送って、いつ振り込まれたか、みたいなことを全部管理しなくちゃいけないんですよね。
クライアントが小さい企業さんだったりするとたまに振込が遅れたりすることもあるので
請求書送付するだけじゃなくてちゃんと振込の確認までしないといけない。
これが地味に大変な作業だと思います。
私は会計ソフトのfreeeを使って管理しててかなり便利にはなってますが
やっぱり自分でこまめに入力したりはしなくちゃいけないので大変です笑
個人事業主は自由でいい!みたいな風潮になりつつありますが
色々大変なことはそれなりにあって、向き不向きはあるので、個人事業主に思い切ってなるにしても
下調べはちゃんとしたほうが良いと思います!
読んでくれてありがとうございました。
では。