「自分に合った働き方とはどんな働き方だろう?」
これから仕事をしようという段階の人、
仕事を始めたばかりの人、
仕事を長く続けている人でも
その疑問は常について回る疑問だと思います。
私はもともと幸運にも自分が好きなことを仕事にすることができて、
学生のうちから声優として活動をしていたので、
少しだけ周りの同世代よりも「働き方」について考える機会が多かったんだと思います。
事務所所属声優として、声優の仕事を約8年続けさせていただいて
その中でさらに働き方と向き合い、今はフリーランスとして声優としてだけでなく
他の働き方も模索しています。
さらに働き方と向き合う機会が多くなり、
「自分に合った働き方というのは自分でデザインする事ができるのではないか」
と今は思っています。
私の経験を踏まえた上で
自分に合った仕事のデザインの仕方について、お話してみたいと思います。
仕事に何を求めるか
仕事というものは人生において多分一番長い時間を費やすものだと思います。
生きるためにはお金が必要ですし、
よほど莫大な資産などがない限りは仕事をしなければ生きていけません。
だからこそ、仕事は自分にとって楽しいもの、ワクワクしてできるものが良い、というのは常に思っていることで、
さらに、「ここだけは譲れない」という何かしら仕事に求める条件のようなものを自分で一つ決めておくと
自分に合った働き方が見えてきやすいのかな、と思っています。
私は声優のお仕事を目指した時、
「自分が好きな事で稼ぎたい」という気持ちを一番に考えていました。
その頃はまだ学生だったのでかなり安易というか、逆にいえばストレートな気持ちだったと思います。
実際に声優として好きな事で稼ぐ事ができるようになってからは、
「好き」という気持ちだけではどうにもならない事や、
好きな事だからこそ、辛く感じることもあるものだな、と思う事がありました。
そして、さらに思いは変わり、
今度は「好きな場所で好きな時間に働きたい」という気持ちが生まれました。
声優業界、アニメ制作業界はまだまだアナログなところが結構残っていて、
デジタル化の波がどんどん来ている中、「ここはもっとこうしたらいいのにな」と思う事がどんどん出てきました。
自分の好きな事を、好きな時間に、好きな場所で仕事にする、ということも可能なんじゃないかなと思い始めたんです。
それが今の私の働き方のスタイルに繋がっています。
声優の仕事もインターネットでクライアントとやりとりすれば
音声データもやりとりできるし、
自分のブログやラジオ、ECサイトでの商品の販売なんかも、ネットで完結することができています。
自分が仕事に求めるものがなんなのか、という事をまずは軸に考えてみると
意外と自分に合った働き方って見えてくるものだなと思いました。
軸は人それぞれ違うものだと思うので、
内容は変わってくると思いますが。
人間は常にアップグレードしている
よく「同じ仕事はまず3年続けてみないと」という話を聞きますが、
あれは私はおかしな話だと思っています。
人間は常に毎日経験を積み重ねていて、
昔好きだったものが今はなんの興味もわかないものになってしまっていたり
逆に昔は全く興味がなかったものも、今はものすごく夢中になれるものになっていたりすることがあると思います。
そんな風に、仕事もまた、好きな仕事が嫌いになったりする事ってあると思うんですね。
だからこそ、仕事をずっと続けるのが正義、というような日本の考え方は少しおかしいなと思うんです。
あと、興味がある事ってたくさんあってもいいと思っています。
だから、「今」興味があるものを、仕事にできないか
と常に考えることで、自分に合った働き方を模索することができるのではないかなと思うんです。
私は声優事務所を退所しましたが、
声優の仕事が嫌いになったわけではありません。
声優の仕事は今でも大好きです。
だから、声優のお仕事も声がかかる限りは続けていますし、新しい仕事もやってみたいと思っています。
そこに加えて、新しく興味が出てきたことをさらに仕事にして行っています。
そうしたらもう何をやっているのかよくわからない人になりましたが
たくさんの職というか、収入源を持てるようになりました。
それぞれそこまで大きな収入になっているわけではありませんが、
全部合わせると良い感じになってきています笑
そんな感じで、働き方ってもっと自由でいいんじゃないかな、と思うし
それができる世界になってきていると私は感じています。
楽しい働き方は楽
楽しい働き方は楽です。
「楽しい」と「楽」という漢字が同じ字なのも頷けるくらい。
自分で仕事をするようになると
あまり「休み」という概念がなくなるので、側からみたら「全然休みがない人」のように見えると思いますが
私にとっては全部楽しい仕事なのでとても「楽」です。
今回は私の例でお話してみましたが
ぜひ皆さんも自分に当てはめてみて、自分に合った働き方を模索してみてください。
読んでくれてありがとうございました。
では。