フリーランスで活動するようになって一番強く感じるようになったことは
普段から経営している方たちは、「自分の時間に対する価値意識」というものがとても強いということです。
なかなか個人で経営をするようにならないと
こういう意識って持てないものなんだなというのをひしひしと感じています。
ただこの考え方は短い人生をより濃い内容で生きていくために、とても重要な考え方なのではないかなと思うので
今回はフリーランスとして重要な「時間をお金で考える」という考え方についてお話ししてみたいと思います。
個人事業主の時間の捉え方
個人事業主として経営をされている方のほとんどが、「自分の時間がいくらくらいの価値があるものなのかということをしっかりと把握し
さらに意識しながら生きているなと感じます。
フリーランスになると様々なオファーを自分で受けるか受けないかということを考えていかなくてはいけません。
どこかに所属していると会社や事務所などが、新しいお仕事を受けるか受けないかということを判断してくれますが
個人事業主、フリーランスとして活動しているとそう言ったことも全て自分で判断するようになるんですね。
そういったときに大切なのは自分の1時間はどれくらいの価値があるのかということを考えることです。
自分が1時間でどれくらいの金額を稼ぐことができるかというのが、自分の1時間の価値の目安だと私は思っています。
報酬がそれよりも大幅に下回ってしまうような仕事の場合は、
将来的に自分の役に立つもの、楽しいものや、自分にとって良いキャリアになる、宣伝になるような仕事でない限り
あまり受けない方が良いのではないかなと思うんですね。
そういう考え方をできる人が、個人事業主の中にはとても多いです。
「損をしたくない気持ち」から時間を奪われていないか?
少し前にソフトバンクの「牛丼無料」騒動 渋滞や近隣の店舗を行列でふさぐ問題もというニュースを見ました。
簡単にまとめると、ソフトバンクの契約をしているユーザーは、吉野家の牛丼(380円)が無料になるクーポンをもらうことができ、
ソフトバンクユーザーが吉野家に殺到して、行列が一時間半待ちになったお店もあったというニュースです。
これを先ほどの時間をお金で考えると言う考え方で考えてみると、とんでもなく損をしていることがよくわかると思います。
たった380円の牛丼を食べるために自分の1時間半という時間を無駄にしてしまっているのです。
もちろん行列に並んでいる間に有意義な時間を過ごすことができるという人はそれでも良いと思いますが、
ただただ一時間半、きつい思いをしながら行列に並ぶ時間が380円に変わるのであれば、
一時間半仕事をした方が380円よりも価値がある食事をすることができるのではないかという考え方です。
正直クラウドワークス なら家でのんびり仕事しながらでも1時間半あれば余裕で380円稼げます。
どうしても多くの人の中に「もらえるものはもらっておきたい」「もらえるものをもらっておかないと損をする」という考え方があるのだと思います。
しかしもらえるものをもらっておくことが本当に自分にとって価値のあることなのかということを考えられないのはまずいでしょう。
本当に自分にとって価値のあるものなのか、
それだけの労力と時間をかけて手に入れるべきものなのかということを、しっかり意識して行動できると
自分の時間をもっと大切に過ごしていくことができると思います。
仕事の面でも生活の面でも、この考え方はとても重要な考え方だと私は思うのです。
時は金なり
時は金なりという言葉は偉大だなと思います。
平等じゃない、理不尽だと感じることが世の中にはたくさんあると思いますが
唯一平等に全ての人に訪れるのが時間です。
その時間をどれだけ有効に活用することができるか、ということが自分の人生の濃度に大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。
多くの人が、お金を基準に物事を考えがちですが、時間を基準に物事を考えることによって
すっきりと解決することができるものはたくさんあると思います。
読んでくれてありがとうございました。
では。