「将来の夢は何?」
この質問は私たちが小さい頃からよくされてきている質問だと思います。
そう聞かれると、昔はいろんなものが出てきていました。
でもいつの間にかそれはリアルな質問になってきます。
昔は「歌手になりたいけど漫画家にもなりたいし、ペットショップの店員さんにもなりたい!」
という答えで微笑まれていたのに
いつの間にか「将来何になりたいの?」という質問が現実的に迫ってきて
「格好のつく職業」を答えてしまいがちになっていくような気がします。
将来の夢ってでも一つに決めなくていいんじゃないか?
とよく思うんです。
「何になりたいの?」という質問
「何になりたいの?」とよく大人に聞かれます。
私は
「声優も好きだからやり続けたいけれど、歌も歌いたいし、絵も好きだし、舞台でお芝居するのも好き。ブログ書いたりプログラミングも楽しそうだからもっと学びたい」
と答えますがこうやって答えると
「結局何になりたいの?」
という言葉が返ってくることが多いです。
それって決めなくはいけないことなのだろうか?
決めなければ全部挑戦してみることができるのに
決めてしまうと何かのチャンスを逃してしまうような気がする。
私はそう思っているんです。
きっとみんなはわかりやすい名前が欲しいんだと思うんです。
色々なものを諦めて、一つのことに集中してがむしゃらに頑張る。
それもまた素敵なことだと思うのですが
私はもしかしたら他の才能があるかもしれないのにその可能性を潰してまで一つのことをとる勇気がありません。
一時期ひたすらにがむしゃらに頑張ったことがありました。
その業界で好かれようと
その業界で生きていくんだと頑張ったことがありました。
でも他にやりたいことを我慢して抑えて諦めて、としている自分にストレスを感じました。
その業界で大成して認められたら他のこともできる、と思っていたけれど
やりたいことは今やりたいと思いました。
あとになったらできなくなっているかもしれないからです。
何かに決めてしまう恐怖
何か一つのことに夢を決めてしまうと
自分が「これでやっていくしかないんだ」という気持ちに必然的になってしまいがちだと思うんですね。
そして「暇さえあればそれをやっていなくてはいけない」というような恐怖観念にかられることもあると思います。
もちろんそれで頑張れるのであればそれも良いことだとは思うけれど
それによって見逃してしまう自分の可能性は少なからずあると思います。
挑戦できることがあるならとことん挑戦してみた方がいいと思う。
一つのことに決めるより
自分が自分の可能性を広げてあげられる方が楽しいじゃないかなと思うんです。
色々なことができる強み
一つのことを突き詰めることも確かに素晴らしいことですが、
今は結構マルチプレーヤーが求められる時代になってきているんじゃないかなと思うんです。
一種目しか出られない大会より
五種目出られる大会の方が表彰台に乗れるチャンスは多くあるはず。
そしてチャンスがあればあるほど、
自分もその大会を楽しむことができると思うんです。
だから将来の夢なんて決めずに、
その時々で好きなことをやってみるのも楽しくていいんじゃないかなーなんて思うんです。
楽しいと思ってやってみたことは必ず自分の経験になります。
それが長く続かなくたって「それはそこまで自分には合わなかった」という経験になります。
無駄なことはきっとないんだと思います。
夢って変わっていいと思う
周りの大人は「将来の夢はなんなの」と一つに決めることを迫ってくるかもしれません。
夢がコロコロ変わっていることを「忍耐力がない」というかもしれません。
でも夢は一つじゃなくてもいいし
いつも違っていいと思っています。
それは自分が見える世界が広がり続けている証です。
自分から見える世界が広がったら、もっと遠いところへ行きたくなることだってあると思うんです。
そういう人ほど、
人生ずっと挑戦し続けることができて、
つねに成長することができる人なんじゃないかと思うんです。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ