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声優が風邪を引いたら、アフレコはどうなるのか?

ゆめもん

やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!

声優志望

声優って、風邪を引いたら収録はどうなるんですか?

という質問がありました。

それ気になりますよね!?

普通のお仕事ならお休みもらえるかもしれないけど(もらえないかもしれないけど)

声優は「今週〇〇役の誰々さんは風邪でお休みですので、代わりに誰々さんが〇〇役を担当します」とはなりません。

ゆめもん

当たり前体操

結論から言うと、多少の不調くらいだとそのままアフレコ参加してることが多いです。

なかなか簡単に休めるお仕事ではありません。

声が変わる、お芝居に影響が出るような不調の場合は別日収録となります。

軽い不調なら収録することが多かった

ステレオタイプ的発想ですが、

声優業界はとにかく個人の信用がとても大切な業界で、ちょっとやそっとでは休める雰囲気がありません。

特に声優の仕事というのはやりたいという人がいっぱいいて、アニメや吹き替えの現場は数が限られていますから、

休みがちな人よりも、いつも元気でお仕事第一に考えてくれる人にお仕事を任せたいと誰もが思うものです。

簡単に休んでしまえば、それは個人の信用を損なうことになり、仕事が減っていく可能性があります。

特に新人声優のうちは

ゆめもん

いつでも元気に頑張ります!お仕事お待ちしています!ぜひお任せください!

というオーラでいなくては、という感じがあります。

これは現場に出る前から大事な姿勢で、養成所時代から私はこういう気持ちでいました。

結局養成所でもそういうところが評価ポイントになりますし、休みがちな人はマネージャーも

マネージャー

この人に仕事を振るのは怖いな…

と思うものですからね。

ちょっとくらいの不調なら、アフレコのお仕事には行きます。

なんなら不調でも

ゆめもん

元気です

という顔をして行っていました。

悟られぬように。

特に新人の頃は、とにかくお仕事に穴をあけるのが怖かったです。(今でも怖いけど)

コロナ禍を経て、少し風潮が変わった気がしますね。

一時期は特に、不調のまま無理して来ないでください、というのはよく言われていました。

声優はアフレコ中の抑えられないくしゃみや咳をどうしてる?

私は現場を飛ばしたことがあります

実は私も不調のままアフレコ収録に行って、声がかなり変わってしまっていて、

音響監督さん

幸田さん、今日は無理だね。

また来週にしましょう。

と言われたことがあります。

ゆめもん

ぶぇええええええええええ

これは本当に辛くて、帰宅して号泣しました。

アフレコに合わせて自分の体調を作ることができなかった。

体調管理も仕事のうち、と強く思っていたので、プロ意識が欠けている自分に腹が立ちました。

【声優】風邪をひかないためにやってること

アフレコ収録は休める?

そんな感じで、毎週やっているレギュラーの収録の場合は、

来週、再度収録しましょう

ということになります。

毎週キャストが集まってお仕事をしているレギュラーの場合は、毎週同じスタジオで収録をしていて、スタジオが抑えられているので、割とお休みもしやすい環境だと思います。

今週できなかったものは来週に…とできるので。

ゆめもん

と言っても、気持ち的に休みやすい現場なんて無いんですけどね…

レギュラーの仕事でも別のお仕事が入ってしまって今日はお休み、みたいな声優さんも結構います。

逆に、映画の吹き替えやゲームなど、単発のお仕事の場合は、「ずっと同じ役でお仕事をし続ける」というわけではないので、多少の鼻声や風邪気味の声だったら収録してしまうこともあります。

あまりに普段と声が違ったり、お芝居に不調が出るようなほど調子が悪い時はお休みとなることがありますが、

この場合は改めて別の日にスタジオを抑えてもらって収録をしなくてはいけなくなるので、スタッフさんにも再度集まっていただく必要があります。

さらに予定にないところでスタジオを抑えるとなるとそれだけお金もかかるので、めちゃくちゃ迷惑がかかります。

ゆめもん

しんどい

そんなこんなで、なかなか声優は

ゆめもん

風邪引いたんで休みまーす!

みたいなことが出来るお仕事ではなく、体調管理もしっかりしていかなくてはいけないお仕事です。

これが何年何十年というレギュラーになったらものすごくプレッシャーですよね…

ずーっとプレッシャーを感じ続けてやっていく仕事なので、しんどくなる気持ちはすごく分かります。最近休養される声優さんも多いですよね。

声優がメンタルをやられやすい理由とは?

身体や心を壊さないことが一番

どうしても声優業界はこんな感じで、

体調管理も仕事のうち!

休むなんて甘え!休んだら信用が落ちる!

プロ意識を持って!

みたいなことが言われやすい業界です。

これは私ももちろん思っていることでしたので、そういう業界なんだろうと思います。

やりたい人がいっぱいいる業界なので、体力に自信がある人の方が強いと思う。

でも、そういった状況の中でお仕事を続けていって、身体や心を壊してしまった人もたくさん知っています。

一度壊れてしまうと、復帰するのにかなり時間がかかったり、なかなか元には戻れないということもあります。

強迫観念のようなものを持ちながらお仕事をするというのはとてもしんどいことで、

私も昔はそういうところがあったのですが、

やっぱり一番大切なのは自分自身であって、自分を大切にしてお仕事をして欲しいなと思います。

自分が健やかでいられないと、どんな仕事も続けていくのは難しいですからね。

芸能界では当たり前のルールなんだけど辛いなと思うこと

読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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