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声優養成所のレッスンはお仕事だと思って取り組んだ方がいい、という話

ゆめもん

やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!

最近は講師として教えさせていただく機会が多くなりました。

自分自身も声優養成所に通っていた経験がありますが、講師としての目線もふまえて、今声優養成所に通っている方や、ワークショップなどに行って声優の勉強をしている方にぜひ伝えたい。

全部仕事だと思って取り組んで。

講師も事務所のスタッフも、養成所生の方がどんな熱意で取り組んでいるのか、ということをちゃんと見ています。

養成所講師がキャスティングしてくれることもある

養成所講師として呼ばれる人の中にはキャスティング権を持っている方がいます。

音響監督さんとかは良い例で、「良い人がいたらキャスティングしよう」という気持ちで事務所の講師を引き受けている方も多いです。

他にも、同じ役者でもキャスティング権を持っている人はいます。

最近は役者でもディレクターをやる人も増えていますし、私も制作スタッフとして関わる仕事もあったりして、「急にキャスティングをしなきゃいけなくなった」みたいなシーンもあるので、そういう時は推薦できる人は推薦しています。

私も講師の音響監督の方に現場に呼んでいただいた経験がありますし、

これ結構よくあることなので、養成所のレッスンはお仕事と思って臨んだ方がいいんですね。

ゆめもん

レッスンはオーディション!!

お仕事に繋がるかもしれない、という意識を持っていれば、自然と仕事のような心持ちでチャレンジしていけると思います。

声優養成所に通って安心してしまう危なさ

養成所のクラスは中だるみしやすい

養成所のクラスと実際の声優の仕事の違うところは、養成所クラスだと「いつもメンバーが同じ」ということだと思います。

声優の仕事もレギュラーの仕事は面々がだいたい同じで、回を重ねるごとに仲良くなる、みたいなところはありますが、やはりプロとして現場に来ているので緊張感は全く違います。

それに対して養成所は半年とか一年とかずっと同じ面々でやることになるので、あまり良くない意味で仲良くなってしまう、ということが多いです。

ゆめもん

切磋琢磨していけるのが理想だけど、

足の引っ張り合いになってしまったら良くないよね…

例えば「この役やりたい人〜?」みたいなことを言われた時に同時に手を挙げた人たち同士でジャンケンが始まる。

これは実際に私がクラスにいた時に講師の先生に「そんなこと現場でやる?(ブチギレ)」と怒られたやつです笑

確かにそうだよね。

現場で「この役振ってないから誰かやってください」ってオーダーがあることが少なからずあるんですが、そういう時は新人が一目散にマイク前に走って「やります!」っていうのが当たり前みたいなところがあります。

早い者勝ち。ジャンケンなんて空気じゃない。

新人にとっては大チャンス。

でも養成所だとどうしてもお友達感が出てしまうので、そういう楽しい雰囲気になりがちです。

楽しいことは決して悪いことじゃないと思うし、周りのみんなと仲良くするなってことはないんですけど、やっぱり声優になりたいと真剣に思っているのであれば、学校感覚は少なくともまずいかな、と思います。

声優養成所クラスで感じる「中だるみ」の怖さ。

講師は一人一人の成績をつけているし、それは事務所に共有されている

講師になるとクラス全員の一人一人のプロフィールと、レッスンごとの取り組み内容などを記入するファイルみたいなものを渡されることが多いです。

私も自分が行なっているワークショップやレッスンでは、ワークショップを受けてくださる方それぞれの記録をつけています。

そして突出して講師の先生に「良い」と思ってもらえると、だいたいそれが事務所に伝わります。

マネージャーさんから「誰々さんが褒めてくれてたよ」って言われたこともあるし、講師としてお仕事をすると生徒さんの様子を聞かれることも多々あります。

スタッフさん

今日のクラスどうでした?

ゆめもん

〇〇さんめちゃくちゃいいですね!

養成所生としてレッスンを受けていると、講師 対 生徒、という関係性のみに意識がいってしまいがちですが、

講師は事務所と養成所生の話を結構してる、と思った方が良いです。

自分のレッスン内での活躍が、事務所からの自分の評価につながると考えてください。

そもそもマネージャーさんや事務所スタッフさんは現場で芝居に関しての知識がある方ばかりではありません。

だからこそ、講師で来てくださる音響監督さんや役者さんの評価というのが重視される傾向があります。

スタッフさん

第一線で活躍されている音響監督さんや役者さんも評価するんだったら間違いないだろう…

という感じ笑

声優養成所レッスンでの役への取り組み方について

養成所は学校じゃないから、1番を目指そう

声優養成所に通う一番の目的ってやっぱり声優になることだと思うんですよね。

学校感覚のままだと、「周りの空気を読まなきゃ」みたいなことを思ってしまうと思うけど、あえて空気を読まないことも大切かなぁと思います。

自分が一番。誰よりも真剣にやってる。遊びに来てるんじゃない。

私は養成所に通っている時はなるべくこう思うようにしていたし、

当時すごく気にかけてくれていたマネージャーさんにもいつも「周りの空気感に呑まれちゃダメだよ」と言われていました。

ゆめもん

デビュー当時ついてくださっていたマネージャーさんには本当に色々教わったなぁ。

どうしても目の前のことに必死になってしまうのが人間なので、クラスメイトとも仲良く楽しくやっていきたくなると思うんですが、

声優になるということを目標としていることをぜひ忘れないで、「自分が一番になる」ということを大事にしてください。

養成所で一番になれれば自然と事務所からも推してもらえるようになるでしょうし、お仕事に繋がっていくはずです。

そういう姿勢で臨んでいれば、中だるみしがちなクラスも、自然と引っ張られて緊張感が増すはず。

その緊張感を与えられる人に自分がなれるように頑張って〜!

声優養成所の闇を話しておきたい

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読んでくれてありがとうございました!

ではっ

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