最近はSNSで個人に仕事の依頼がくる、ということも珍しくなくなってきました!
声優・ナレーターに限らず、 SNSでのお仕事依頼ってオールジャンルで見かけますよね〜
私はフリーランスで声優業をしていますが、DMをオープンにしていないのとブログで問い合わせフォームを設けているので、そこから新規のお仕事依頼がくることが多いです。
正直DMで来る系のものは質が悪いものが多いのと、
開放しちゃうと対応しきれなくなったら困るな、というのがあって私は解放してないよっ
ただ、DMをオープンにしてたり、SNSで積極的にお仕事を募集している人は結構リプやDMなどでお仕事を来る時代になってきていると思います。
実際私の周りでも「Twitterからお仕事依頼がきた!」という話があったんですが、
そういった時に「個人で仕事を受けるには具体的にどうしたらいいのか」ということが、初めての仕事依頼だとなかなかわからないものですよね。
中にはなんだかよくわからないままにお仕事を受けちゃって、悲しい思いをした…という人も多いです…
せっかくSNSで発信頑張って個人でお仕事を受けられるレベルになってきているのであれば、
お仕事上手くいって欲しい!!!
悲しい思いをする人が少なくなって欲しい!!!!
ということで、「こういう依頼は危ないやで」っていうのも含め、個人で仕事を受ける時の流れについて、
私の仕事の受け方をもとにお話ししてみたいと思いますー!
もくじ
仕事内容を聞く
SNSなどのフランクなところから依頼されるお仕事ってだいたい最初はお仕事内容もふんわりしているものです。
私もブログのお問い合わせフォームからお仕事依頼が来る時はたいてい「お仕事を依頼したいのです」というざっくりした感じで最初に問い合わせがきて
とりあえずそこに返信してから話が進んでいく、というパターンが多いです。
(もちろん最初からしっかり仕事内容細かく依頼してくださるケースもあります)
内容を聞かないことには何も始められないのでとりあえずお仕事内容を聞くところから始めます。
だいたい下記のような感じでお仕事用のメアドからメールを送る!
<企業名>
〇〇さま
ブログからお問い合わせいただきまして誠にありがとうございました。
幸田夢波です。
このような形でお仕事をご依頼いただけてとても嬉しいです。
まずはどのようなお仕事内容をご希望かおうかがいできますと幸いでございます。
何かご不明点等ございましたらお気軽におっしゃってください。
どうぞよろしくお願いいたします。
幸田夢波
お問い合わせ内容によって臨機応変に内容は変えるとして、
だいたいこんな感じですね!
→個人事業主はメールアドレスを独自ドメインでとっておくといいと思う。
内容を聞いた上でギャラ交渉
お仕事内容を聞いた上で、ギャラの交渉に移ります。
お金のことを話すのってきっとみんな苦手だと思うんだけど、お仕事を受ける前にお金のことはしっかり決めておかないと後で必ずというほどトラブルになるのでがんばる!笑
ギャラの交渉で雰囲気が悪くなるようなら断ろう
もし、ギャラの交渉とかでちょっと雰囲気が悪くなるようなら
むしろこの時点でお仕事を断っておいた方がいいです…
きちんとしているクライアントさんならちゃんとお金のこともお話してくれるし、
それがうまくできない場合はお仕事をお断りして、トラブルを避けることも個人事業主には大切な事だと思います。
せっかくお仕事依頼きたのに!って気持ちがあるのはものすごぉおくわかるけどね!
でもあとからトラブルになって悲しい思いしたり無駄に時間浪費するのは自分なのでね…
相手が企業さんの場合は企業さんのホームページとかもしっかり調べておくと良いと思います。
きちんとした企業さんなら一応締め日(支払いサイトとも言う)とか聞いておいて、月末までに請求書を送って翌月末までに振り込んでもらう、というのが一般的な流れです。
個人の方なら、できれば先払いにしてもらった方がいいかも。
企業さんならお金のトラブルがあったら企業さんに問い合わせればいいけど、個人の方だと連絡がつかなかったらギャラ未払いのまま終わりになってしまうので…
ただここまでのやりとりで信頼できそうな方で、これからもお付き合いしていきたいと思うのであれば請求書払いにしてもいいと思います。
私は
- 請求書を送って口座に振り込んでもらう
- BASE を使ってネットで決済してもらう
という二つの支払い方法を提案して選んでもらっています。
BASEなら簡単にネットショップが開けて、
商品も物として存在しないものも出品できるので、お互いが納得した値段で商品を出品してBASE上で買ってもらう、という感じです。
私もコンサルティングの出品をしているので、書き方がわからない方は参考までにのぞいてみてください〜
請求書の具体的な作成方法や、仕事をする前に決めておくべきお金関連のことは別の記事で紹介しています!
→個人事業主のための請求書の書き方、渡し方、損しないやり方!
無償依頼の場合
SNSのDM経由できたお仕事は無償依頼のものも多いですよね〜
ちなみにプロは基本的には有償でご依頼いただくものですが、
無償でもご依頼を受けることはたまにあります。
それは
- 広告宣伝効果が高いインタビューのようなもの
- 大きな実績になり、ブランディング向上につながるもの
といった、自分にとってメリットのあるお仕事の場合です。
私も無償依頼でも、自分にとって大きなメリットがあるようなもの、楽しく取り組みたいと思えるものは喜んでお引き受けしてます。
ただ、中にはやりがい搾取というか、
経験浅いんだから無償でやってくださいよ〜
みたいなひどいケースもあります。
趣味でやるならいいけど、お仕事として今後も依頼を受けていきたいと思っているのであれば、
無償でOKにしちゃうと、そこから価格を上げていくのも難しくなるので、無償で依頼を引き受けるのはあまりおすすめではありません。
例えば金額が安かったとしても、お仕事にはちゃんとお金が支払われるべき、と私は思っています〜〜
仕事前に具体的に決めておきたいことを話しておく
お金関連以外のことで仕事をする前に決めておきたいのは
- 納期
- 何回まで修正するか(仕事内容によりけりですが)
- 請求書は郵送か、PDFで良いか(郵送の場合は住所も聞いておく)
みたいな感じだと思います。
電話やZoomなどで内容を決めることも多いと思いますが、一応あとあとトラブルになるかもしれない可能性を考えて、
通話後にもう一度内容をテキストに起こして確認のメールを入れておくと良いと思います。
何かトラブルが起きた際、メールは証拠になります。
あまり考えたくはないけど、裁判などでも証拠として提出できるので、
マジでやばいトラブルになるかもしれない想定はいつもしておいて、証拠はいつも残しておく癖をつけておくといいと思う!私はいつもそうしてるよ!
誠実なクライアントさんもたくさんいるから、ここまで疑う感じで仕事していくのもなんだかな、とは思うんだけど
やっぱり何かトラブルになった時に個人事業主ってとても弱い立場なんですよね…
守ってくれたり戦ってくれる会社という盾がないですから笑
ということで慎重すぎるくらいに話を進める感じでいいと思います。
クライアントの方がしっかりした方であれば、そういうところを「嫌だな」と思わず「ちゃんとしているな」と思ってくれる…はずだ!信じてる!笑
→フリーランスでギャラの未払い、ってよくある事。回避する為には?
納品
内容がお互いにしっかり確認できて、ギャラも納得いくところで決められたら
あとは精一杯お仕事するのみ!
プロとして自信を持ってお仕事をすると良いと思います。
先日呟いたツイートがちょいバズってたので載っけておきますが、特にクリエイティブな仕事の場合は、胸張ってお仕事するのが大事かな、なんて個人的には思ってます。
人それぞれ意見は違うと思うけど
お仕事を頂いて「初仕事なんです!」
「慣れてなくて…」
とか言わない方がいい、ってマネージャーに習った相手からしたら「プロ」に頼んでる訳だからこちらの事情は関係ないし
何より不安にさせる胸張って仕事して、相手に喜ばれたらそれでいいじゃん、という。
— 幸田夢波@声優ブロガー (@dreaming_wave) 2018年12月10日
業界によって考え方は違うと思うけどね!
入金確認までがお仕事
先払いの場合は特に問題ないと思いますが、請求書送ってちゃんと入金を確認するまでがお仕事。
特に何本も平行してお仕事を抱えてる場合はわからなくなりがちなので、しっかり管理できるようにfreee などのクラウド会計サービスで管理することをおすすめします。
こういうサービスならログインした時に「未請求」とか「未入金」とか確認できるからね!
もし、月に5件も仕事ないし…っていう小規模な感じであれば無料で請求書を発行することができるMisoca(みそか)がおすすめですっ
今はfreee使ってるけど前は私もMisoca使ってた〜〜
Misoca実際に使ってみた感じを別記事で詳しく書いてるのでこっちもぜひチェックしてねっ
個人で仕事がじゃんじゃん受けられる良い世の中、
しっかり気をつければとても楽しい仕事ができると思います〜!
みなさまのお仕事が楽しいものになりますように…!!!
→声優・ナレーターの宅録の仕事、どんな流れやルールにしてる?
読んでくれてありがとうございました!
ではっ
やっほい!声優ブロガーの幸田夢波です!