声優にはコミュニケーション能力が高い人が多いです。
人気商売というのは、世間的に人気があるかどうか、ということももちろん重要なのですが
一緒に仕事をする人から好かれるかどうか、というのもまたとても重要なポイントになってくると思っています。
一度一緒に仕事をして「この人いいな」と思ってもらえたからまた次の現場や他の現場に呼んでもらえる。
そういうことが頻繁にあるのが声優業界なので
やっぱり人間的に魅力的な人は仕事も広がっていきやすいんじゃないかなと思うんですね。
ただ、コミュ力が高い人って元からそうだったわけではなくて、
むしろ声優は「人見知りだったんです」という人がとても多いんです。
あと引きこもりだった、とか実は根暗だ、とか笑
私も学校を休みがちで引きこもりの時がありましたし、性格もそんなに明るくありません。
明るく見えるだろうけど、本質的には結構暗めです笑
今回は「声優は人見知りだった、という人が多い」という話をしてみたいと思います。
アニメに出会うきっかけ
そもそもアニメを見たりゲームにはまったり、というのは一人遊びが多いからそうなったのではないかと思うんですね。
これは私の話なのですが笑
学校がどうも居心地が悪く、自分の居場所と呼べなかった中学生時代は
よく学校を休んだりもしていて、アニメ漫画、ゲームにどっぷりはまっていました。
もともとは人見知り、というわけでもなかったんですが
中学生時代は若干人間不信に陥るような出来事もあり、人見知りというよりは、人との関係性に少し恐怖を感じてしまうようになっていました。
だからこそアニメや漫画、ゲームにものすごくはまったのだと思うし
その世界に夢を抱いていたのだと思います。
私の場合は結構マイナスなきっかけですが、
そもそもアニメ、漫画のことが大好きだ、という人も多いです。
人見知りとアニメ好き漫画好き、というのは結構密接な関係があるんじゃないかと思うんです笑
人見知りのままでは声優は難しい
ただもちろん、人見知りのまま声優で頑張るのって結構難しいんですね。
冒頭でも少しお話しましたが、
コミュニケーションを円滑にとっていかないと仕事がうまくできないこともある業界です。
自分の言動が次のお仕事を呼ぶかもしれないし、逆に遠ざけてしまうこともあるでしょう。
特に声優というのは、一つの作品を多く人と一緒に作り上げる仕事です。
作品を多くの人と一緒に作る、ということはその人達との意思疎通をしっかりするのもまた良い仕事をするために必要になってくるスキルだと思うんですね。
演技の時のディレクションも信頼関係があればあるほど汲み取りやすいものですし
芝居のやりとりもそこに役という介在物はあっても結局は人間どうしのぶつかり合いです。
ただ、人見知りだからこそ、自分ではなく「役」になることによって、人とコミュニケーションが取りやすくなる、という声優さんもいるようです。
人見知りを克服する方法
人見知りを克服するにはとにかく人と関わる機会を沢山持つことだと思います。
しかも、表面的に関わるのではなく、深く人と関わりあっていく機会がたくさんあると
ちょっと人見知りもゆるんでくるかなぁと思います。
私は声優業にプラスして舞台に出演するようになってから人見知りがかなり克服できるようになりました。
声優はお仕事が一回限りで終わってしまうこともあるのに対して
舞台は一つの作品を作るのに2ヶ月3ヶ月と時間をかけます。
だからこそ収益化するのが難しいというジレンマもあるのですが笑
それでも共演者や役と向き合う時間がかなり長く、
声優の表現の仕方とはまた違った表現法を学べるという意味でも舞台に出演して経験を積むことはとても自分の糧になることなのではないかなと感じるんですね。
一口に芝居と言ってもいろんな種類があります。
声の芝居と体を使った芝居は全然違います。
芝居の勉強にもなるし、人との関わり方を見つめ直す機会にもなる。
声優になりたい人も一度は舞台の経験をしてみるといいかもしれません。
読んでくれてありがとうございました。
では。