声優って実は家を選ぶ時に結構悩むことが多いです。
今回は声優になりたいという人に
現役声優さんがどういった家の選び方をしているのか、ということをご参考までに話してみたいと思います。
音が出せる家
これは結構大切なことで、実は声優はアフレコ前に台本と、映像がある場合は映像をもらって、家で練習をしなくてはいけません。
近隣のことを考えて本意気で練習しない人もいますが、
本音を言えば、収録本番までに家で本番同様に練習しておきたいところ。
ただ、普通の家で本意気の練習をするとどうしても警察が来ちゃったりすることがあるんですね。
これ、声優のあるある話です。笑
役によってはそれはひどい役の時があって
- 悲鳴をあげながら逃げ回らなくてはいけない役
- 犯罪者の役
- 「助けて!助けて〜〜!」と叫ぶ役
とかいろいろあるわけです。
本気で練習してたらそりゃ警察も来ちゃいますよね。
ということで音がある程度出せる家を探す声優さんが多いです。
例えば音楽や声を出す職業の人が集まっている家なんかもあって、
そこでは日中にピアノや楽器の音が絶えず聞こえてくるわけです。
一応音が出せる時間帯は決まっているようですが、そういう家に住むと、
「自分も音出すから他の人の音も許してあげる」みたいなルールがあって、心置きなく練習できたりするんですね。
あとはもともと音楽教室をやっていた家を借りたり、なんていう人もいました。
そういう場合は教室で使っていた部屋が多少防音になっていたりするそうです。
家の一部屋を防音にするにも自分でやったってやっぱり20万くらいはかかってしまいますからね。
業者に頼もうものなら数百万単位です。
ということで声優はある程度音が出せる、という条件で家を探す人が多いです。
収録の練習じゃなくても日常的に練習もしていますからね。
アクセスのいい家
声優さんはやっぱりある程度アクセスがいい家を選びます。
スタジオは都内のアクセスのいい場所にあることが多いので、自分がよく行くことの多いスタジオの近くに家を借りたり、
声優事務所に所属している人は事務所に近いところに家を借りたり。
もちろん新人声優のうちはお金もなくていい家なんて借りられないので、
多少遠くても電車は乗り換えなしの一本で目的地に出られる場所、とか。
都内で実家暮らしをしている人は少しくらい家が遠くても実家から出ない人が多いです。
家賃や生活費がかからないなら実家の方がいいですよね。
でも遠いのは遠いで、朝の収録だと結構大変そうです。
終電も早いので飲み会も気を遣いますしね。
そこそこ防犯対策
アニメやゲームの仕事が多くて顔出しの仕事もある声優さんは
やっぱりそこそこ防犯対策ができるような家に住んでいます。
女性の場合は特に1階の家は借りないし、
明るい道だけを通って帰ることができる家だったり、駅から近い家を選んだりしています。
ここらへんは声優も顔出しの仕事が多くなったのにマネージャーがついてきてくれなかったり
自分の身は自分で守らなきゃいけない、というようなところもあって、結構今の声優業界の問題点でもあるなぁと私は感じています。
イベントなどの行き帰りも家までマネージャーが送ってくれるわけではないし、
普通に電車を使って帰ることも結構あります。
だから、家を選ぶ時も防犯対策がどれくらいできるか、という部分は慎重に選ばなくてはいけないようなところがあるんですね。
イベントにライブに、といった顔出し系の仕事が多い声優はやっぱり家はちゃんとしてないと怖いです。
イベントにたくさん出るような声優さんでも新人の場合はあんまり儲かっていないのでいい家に住むのも大変なのが現実なんですが。
シェアハウス
声優志望の人や駆け出しの声優さんはシェアハウスで共同生活をしている、という人もいます。
一人暮らしよりも安全な面もあるでしょうし、何より家賃が安くて立地のいいところが多いので
最近はさらにシェアハウス、という選択肢をとる人が多いようです。
私の友達だと、芸人さんだとかバンドマンの人とかと一緒に住んでいる人もいたし、
声優同士、演劇人同士でシェアハウスをしている人もいました。
上京したばかりで土地勘もあまりない、という人はおすすめかもしれません。
家選びも結構大変
ということで声優の家選びについてお話してみました。
結構大変なのです。
家で練習したいこともいっぱいあるけれど、さらに生活自体も不規則だから夜中に練習しなきゃいけないこともあって…
でも警察が来ちゃうし近所迷惑にもなるし、作品の守秘義務もあるから、とカラオケで練習をしている人もいます。
それもそれでお金かかるし、女の子一人で深夜のカラオケというのもまた危ないんですけどね。
声優を目指している人の参考になったら嬉しいです。
家を防音にしたい、という人は防音環境にする方法もまとめているのでぜひ。
読んでくれてありがとうございました。
では。