声優になりたいという人で溢れている今、声優に向いている人はどんな人なんだろう?と考える人も多いかと思います。
実際声優業界にはどんな性格の人が多いのか?
多くの声優さんが活躍していらっしゃるのでみんながみんな同じというわけではありません。
むしろみなさん自分の個性を印象として残すが仕事なので、それぞれに突飛な性格の方が多いです笑
ただ、声優のみなさんに結構共通してるんじゃないかな、と思う性格の部分があるので、今日はそんなことを紹介してみようと思います。
負けず嫌い
多くの声優さんに当てはまる性格として「負けず嫌い」である、というものがあげられます。
声優業界は常に勝負事をしなくてはいけない業界です。
一つの役を巡ってオーディションが行われることが日常茶飯事。
番組改編期が3ヶ月に一回あり、これを1クールと呼びますが、
この1クールに1回、オーディションラッシュがやってくるんです。
そのオーディションで勝ち残った人だけがその作品に関わることができます。
オーディションを受けても、そこで負けてしまったらどんなに素敵な役者さんでも作品に関わることはできません。
だからみんなその競争に勝とうといつも必死に努力をしているし、
オーディションで役を射止めることができなかった声優さんは「どうして私はこのオーディションに落ちてしまったんだろうか」ということをいつも分析しています。
とにかく勝ちにいっているんです。
正直オーディションの場ではピリピリした空気が流れることもあります。
敵対心むき出しの声優さんもいます。
でもこれは悪いことではないと思います。
勝ち負けが仕事に直結してしまう業界ですから、ある程度負けず嫌いでないと「負けた時に悔しいと思う原動力」みたいなものが生まれないですからね。
性格的に負けず嫌いだからこそ努力できるし、日々何かしら考えて成長していけるんだと思います。
効率主義
声優の仕事は時間に追われてすることが多いです。
台本や資料をもらってから収録までのスケジュールもタイトなことが多いですが、アフレコ自体もタイトに進んでいくんですね。
- アニメ一話収録するのに3時間〜5時間
- 映画の吹き替え1本で7時間〜9時間
- ゲームの収録は台詞量が少なければ1時間以内で終わることも
こんな感じの収録時間なんです。
かなり短いと思いませんか?
ゲームなんかは特に基本的に1人収録なので、自分のワードだけ録ったら終わりになります。
ワード数が少ないと、本当に一瞬で終わってしまうこともよくあって、
結構練習していったのに仕事自体は5分程度で終わってしまった、なんてこともよくあることです。
でもこれは声優さんそれぞれの力量にかかっていて、テイク数を重ねずにいいお芝居をすることができたらそれだけ収録もスムーズに進めることができるし
逆に滑舌が甘かったり、つけてもらった演出に沿うような演技ができないとそこでものすごく時間を食ってしまいます。
そしてアフレコ現場で何テイクも重ねる、というのはつまり他の声優さんをものすごく待たせることになるので本当に胃の痛いことなんです。
他の声優さんをお待たせしてしまうだけでなく、スタッフさんもお待たせしてしまうどころか仕事を増やしてしまうのでそれも辛いところです。
普段からそんな感じで仕事をしているので性格的にも効率主義になってしまってる人が結構います。
いつまでも童心
多くの声優さんに当てはまる性格なのが「いつまでも童心」というものです。
特に年上の先輩声優さんであればあるほど、なんだかいつまでも少年少女のような方だな、と感じることが多いです。
それはきっと役者としてエンターテイメントを提供し続ける身だからこそそういう性格なんだろうし
逆にそういう性格だからこそ、ずっと人の心を動かす何かをし続けることができるのかな、とも思います。
小さなことに感動し続けることができる性格の方は、やはり人の心の動きに敏感なんだろうなぁという風に感じるのです。
すごいなぁと思う心から尊敬する先輩声優さんたちは、なんだか桁違いというか
本当に「生きることを大切に」されている方が多いように感じます。
性格から変えるのもアリ?
声優さんにはこういう性格の人が多いよ、という話をしてみました。
あと、性格に関係があるかどうかはわかりませんがなぜかB型の人が多いです。笑
ちなみに私もB型w
声優を目指している人は性格から少し変えてみるのもアリかもしれません。
勝ちに拘ってみたり、小さなことでも笑ったり泣いたり自分の感情表現を豊かに、より子供のような人生を送ってみる。
そうすることでもっと声優としての道が開けることももしかしたらあるかも。
私もこの業界にいるから自分の性格がより負けず嫌いになった気もします笑
でも性格は人それぞれですから、あくまで一例として考えてみてください。
読んでくれてありがとうございました!
ではっ