声優になりたい、と思って日々努力をしている人は
時に心ない言葉や、ネット上の記事を見て「自分は向いていないんじゃないか」と自信をなくしてしまうこともあると思います。
確かに声優になるのは難しいですし
さらに声優になってからの活動のしかたもものすこぐ難しいと思います。
声優になりたい人もたくさんいますから、声優になれるのもほんの一握り。
でも、そういった情報だけを鵜呑みにして
自信をなくしてしまうのはもったいないことなんじゃないかな、と思うんですね。
声優志望者は、もっと情報を上手く収集していくべきだと思うんです。
そして収集しておかなくてはいけない情報というのもあります。
声優志望者を叩く声の正体
ネット上でよく見かける
- 「声優なんてやめておけ」
- 「声優なんて目指している人は現実を見ろ」
といった声の数々。
私もよく目にしますが、
こういう意見って結局「自分も声優を目指したけれど、そこから諦めた人たちの意見」なんだと思うんですね。
たしかにこの業界で声優を目指してみて、
あるいは新人声優としてお仕事を少ししてみて見えてくるものってたくさんあると思います。
特に声優業界のリアルな話って外に出にくいですからね。
でもその人たちは今声優業界で活躍している人の声ではありません。
業界の厳しさを知ってやめた人は、そもそも声優業界のことをあまり知らない人がほとんどです。
そういった声を目にして、自信をなくしてしまうのはやはりもったいないことだと思うんです。
成功している人の声というのはなかなかネットで見ないもので、
声優志望者に苦言を呈する意見ばかり目立ちがちですが
そういう声というのはいわゆる「低評価の口コミばかりを集めたもの」でしかないんですね。
だからこそ不安になってしまうことがあると思うんですが
本当に声優になりたいなら、もっとリアルな情報を集めた方がいいと思うんです。
もしくは口コミではなく体験、
リアルを伴う自分の経験ですね。
ネットで声優事務所の噂だけを見て判断するのではなく、
実際に養成所に出向いて現地を見てみる。
事務所スタッフの人たちと話してみて、雰囲気を探ってみる。
アナログに感じるかもしれませんが、
そういった経験で、大きく声優業界の印象が変わるかもしれません。
ネットでよく目にする「声優はやめておけ!」という言葉だけに惑わされないでください。
最低限するべき情報収集
とはいえ、すでに業界で働いている人と交流したり
レッスンに行く時は、最低限、知っておくべき情報というのがあります。
例えば、講師でいつも教えてもらっている先生が出演されている作品についても知らない人が多いです。
こういうのって、「本当にその業界で働きたいの?」と思われる原因になってしまうと思うんですね。
さらに、オーディションで受ける声優事務所の、少なくてもウィキペディアくらいはざっとさらっておいた方がいいでしょう。
現役で活躍されている方と接触する機会があるなら
過去作品や、携わっていることについて調べておくのも礼儀だと思います。
時間的余裕があれば、過去作品を見てみるのも良いでしょう。
そうすることによって、それが話題のきっかけになるかもしれませんし
そもそも声優として活躍したいなら、作品をたくさん見る、ということは勉強にもなると思うんですね。
声優になりたい、と本気で考えているのなら、
業界を研究するためにも、たくさんの作品に触れることは重要なことだと思います。
情報によって選択肢が広がる
声優業界のことは、リアルなことがあまり表で語られない分、
不安に思うこともたくさんあると思います。
でもだからこそ、表の方で情報を集めるだけでなく、
実際に業界で活躍している人と情報交換をしたり、現地に出向いて自分で体験して情報を収集する、ということが大切になってきます。
知らないことは不安に感じると思いますが
自分が体験して知識や経験が増えれば、それだけ選択肢も広がっていくと思うので
まずは、きちんとした情報収集の仕方をしてみる、ということをぜひ声優志望者の方は心がけてみてください。
読んでくれてありがとうございました。
では。