質問箱でラジオのお便りを募集していますがこのような質問をいただきました。
ファンの作り方というのは私も研究途中です。
声優の場合はアニメやゲームなどといった華やかな作品に出ることによってファンというのは自然についてくるものだと思うのですが
そういった華やかな作品に出る以外にもファンの作り方ってあると思うんですね。
特にツイッターやブログなど発信ツールをたくさん使っている人にとって
どういうファンについてほしいのか、というところから逆算して発信の内容を考えていくことも大切だと思います。
自分のコンテンツを応援してくれるファンというのは、自分が表現者として活動していくのに必要不可欠な存在であり
ファンがいない発信というのは、発信にはなりません。
だからこそどんなものが求められているのかということを考えるのは非常に重要なことだと私も思っています。
自分のキャラ作りが大切
ファンの作り方で一番大切なのは、自分のキャラを作っていくことだと思います。
偽りの自分の像を作れという意味ではなく
自分がどういう人間なのかということをデフォルメして、わかりやすく簡潔に伝える努力をするべきで
どういう人なのかということがわかりやすい人の方が「この人はこういう人なんだ、じゃあ応援しよう」という風に思ってもらいやすいのではないかなと思います。
例えば私は声優ブロガーという風になっていますが、
これは自分の仕事をデフォルメした言い方であって、他にもたくさん仕事をしているし、
声優ブロガーという言葉が自分の本質全てを表しているかと言うとそうではないと思います。
それでも一番わかりやすい言葉は声優ブロガーだと思うし、
そうやってわかりやすい言葉で伝えることによってさらに話のネタにもなります。
こういう風に自分のことをデフォルメって簡単に伝えること、というのはファンを作っていく上で大切なことだと思うんです。
それを伝えていくためには、まずは自分が自分のことを理解していくことも大切です。
- 自分は何が好きで何が嫌いなのか
- 自分はどういう人間なのか
- これからどういう風な人間になっていきたいのか
ということを研究し、それを簡潔にまとめて人に伝えていくということをしなくてはいけません。
同調してくれる人がファン
ファンという定義もまた難しくて、どういう人のことをファンと言うのか、というのは
人それぞれ考え方が違うと思います。
私の場合は「自分の考え方や感じ方、好きなものに同調してくれる人がファンだ」と思っています。
私が誰かを応援したいと思った時はやっぱりその人の生き方や考え方に賛同できるからこそ応援したいと思えるのだと感じるからです。
つまり同調することからファンが生まれるのであれば、
自分の考え方や生き方を発信していく必要があります。
「私も同じ考えだ」と誰かに思ってもらえるように、
「自分はこういう考え方をしています」ということをまずは提示していかなくてはいけません。
「嫌われる」を恐れてはいけない
自分の考え方や生き方を提示していく上で一番ネックになってくるのが
「こんな考え方をしたら誰かに嫌われてしまうのではないか」ということだと思います。
自分の考え方や生き方をはっきり明示するというのは、
その意見に反する人を産むことでもあると思うので、そこが怖いと感じる人もいるでしょう。
ただ全ての人に気に入られようとして発信をしていると自分がぶれてしまいます。
「 結局この人は何を大事にしているのだろう?」と思われてしまうと
ファンもつかなければアンチもつかないのです。
逆を言えばファンを作るということはアンチを作ることであり
アンチを作るということはファンを作ることと同義なのではないでしょうか。
「誰かには嫌われるかもしれないけど誰かにはきっと好いてもらえる」
そんなふうに考えて発信をしていくのがファンを作る上で重要な考え方なのではないかなと私は思っています。
ちなみにブロガー界隈だと「アンチは情報拡散装置であり、感謝するべき存在」ぐらいに思っている人がすごく多いのでちょっと勇気付けられます笑
自分のスタイルを確立する
今回お話ししたファンの作り方はあくまで私の意見なので、人それぞれにファンの作り方があっていいと思うし
そこに正解はないと思います。
是非自分のスタイルを確立して、「どんなファンが欲しいのか」というところから逆算してファンを作るという意識を持ってみるといいかもしれません。
ラジオでも引き続きお便りを募集していますので、是非質問箱活用してください。
読んでくれてありがとうございました。
では。